水風呂にはどのような効果があるの? 効果を発揮する水風呂の入り方

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

「水風呂良いよ~」と知人から言われたら気になってしまいますよね。しかし、本当に水風呂は私たちに良い効果をもたらしてくれるのでしょうか。

暑い日は気持ちが良い水風呂の効果や正しい入り方、注意点について説明します。水風呂が気になっている人はぜひチェックしてくださいね。水風呂の効果を実感するには、正しい入り方を知っておかなければなりませんよ。

  1. 水風呂の効果
  2. 水風呂の正しい入り方
  3. 水風呂に入る際の注意点

1.水風呂の効果

水風呂に入る機会は少ないです。サウナに入ったときでしか水風呂を利用しない人も多いでしょう。なじみのない水風呂ですが、さまざまな効果があります。水風呂の効果について説明しましょう。

1‐1.若々しく潤いのある美肌効果

なかなかなじみのない水風呂ですが、主な効果としては「美肌効果」があります。冷水は毛穴をきキュッと引き締める効果があるのです。冷水につかると皮膚や汗腺に刺激を与えることができます。ちょうど良い刺激によって皮膚全体がリフトアップできるのです。リフトアップと同時にお肌のしわがなくなるでしょう。しわやたるみがなくなるので若々しいお肌が手に入るのです。

また、水風呂によって末梢血管が収縮します。「血管が収縮すると悪いのでは…」と思いますが、決してそのようなことはありません。新陳代謝が向上するため、お肌の若返りが期待できるのです。お肌の老化が気になっている人は、ぜひ水風呂を利用してください。若々しいお肌を手に入れたい人は必見です。

1‐2.ホルモンバランスを整える効果

ストレスや不規則な生活習慣はホルモンバランスが乱れてしまいます。ホルモンバランスの乱れはさまざまな悪影響を及ぼすので注意しなければなりません。ホルモンバランスが乱れるとどのような悪影響が起こるのでしょうか。イライラしやすくなる、体が疲れやすくなる、体調不良が続く、何もやる気が起きないなどさまざまです。

女性は特にホルモンバランスが大切になります。赤ちゃんを産むために必要な月経にも大きな影響が出てくるのです。水風呂はホルモンバランスを整える効果も持っています。水風呂によって副腎に刺激を与え、ホルモンバランスを整える作用が働くのです。

また、腎臓を刺激することで利尿作用が活性化します。体の中にたまった老廃物や毒素が排出できるでしょう。

1‐3.アレルギー症状やアトピーの改善

水風呂は健康や美容に効果があるだけではありません。花粉症などのアレルギー症状やアトピーも改善できるのです。暑さが続く日は毎日汗をかいてしまいますよね。汗をかけばかくほどアトピーには悪い状態になるでしょう。汗にはさまざまな汚れが一緒についています。

そこで、ぜひ水風呂を活用してください。水風呂によって毛穴が引き締まると同時にアトピー改善にもつながりますよ。

また、アレルギー体質も改善できることがわかりました。アレルギー体質の人は、副腎の活動が弱くなっています。腎臓にはアレルギー症状を緩和する働きがあるのです。水風呂は腎臓の働きが活性化するのでぜひ試してみてください。

水風呂は、健康や美容に効果があるんですね。
はい。健康な人が水風呂に入るのはメリットがあります。

2.水風呂の正しい入り方

2‐1.水風呂の最適温度は16℃~24℃

基本的に人間にとって最適なお風呂の温度はおよそ40℃~43℃になります。平均体温よりも少し高めの温度が気持ち良く、体の疲れがとりやすいのです。浴槽に半分のお湯をためてゆっくりつかる半身浴はおよそ33℃~36℃の温度になるでしょう。長時間ゆっくり体を温めることが目的なので、平均体温よりも低い温度がちょうど良いのです。

水風呂はさらに温度が低くなります。水風呂はおよそ16℃~24℃に設定してください。結構冷たいと感じるほどの温度ですが、16℃以下の温度は危険です。初めて水風呂に入るときは、入浴時間を「5分」と決めておいてください。徐々に慣れてきたら10分、15分と伸ばしていきましょう。自分の体調を見ながら入ることが大切ですよ。

2‐2.足首から全身と少しずつ水風呂につかる

サウナから出た後、いきなり全身から水風呂につかる人も多いでしょう。しかし、水風呂に入るときは「入り方」が大きなポイントになります。全身からいきなり入ってはいけません。冷たいお風呂なのでいきなり入ると体に大きな負担がかかってしまいます。

正しい水風呂の入り方は、足先からゆっくりつかることです。足先→足首→ふくらはぎや太もも→おなか→手→腕という順番で水風呂に入ってくださいね。1つの部分から4~5分かけてゆっくり入ることがポイントです。心臓から遠いところを中心につかっていきましょう。

心臓の近いところからつかってしまうと危険ですよ。いきなり水風呂につかるのが難しい場合は、水着になってつかると良いでしょう。体への負担が少なくなります。

水風呂は16~24℃なんですね。
はい。ぬるま湯と水の中間のようなもので、冷水ではありません。

3.水風呂に入る際の注意点

3‐1.体調を見て水風呂を利用する

水風呂にはさまざまな効果があります。効果を実感するためには体調を見て水風呂を利用することが大切です。体調が悪いときに無理やり水風呂につかってはいけませんよ。体調が悪いときに水風呂を利用するとさらに悪化してしまいます。気分が悪いのに無理やり入ろうとしてはいけません。

体調が悪いときは水風呂を控えておきましょう。体調を見てしっかり水風呂を利用してください。最低2~3か月で効果が出てきますよ。子供の場合は影響を受けやすいので1~2週間で効果が現れるでしょう。子供には正しい水風呂の利用をしてくださいね。

3‐2.最初は「冷水シャワー」から始めてみる

いきなり最初から「水風呂」を始めるのは…と思っている人は「冷水シャワー」をぜひ利用してください。冷水シャワーは水風呂よりも続けやすいですよ。冷水シャワーを利用するときもポイントがあります。いきなり全身に冷たい水を浴びてはいけません。

まずは、足先から5秒~10秒間かけながらおなかまわり、上半身に冷水をかけていきましょう。少しずつゆっくりと数秒間かけながら冷水を浴びることがポイントです。少しずつ浴びていき、大丈夫だなと思ったときは頭から冷水をかけてみましょう。

大切なのは最初から少しずつ冷水に慣れることです。慣れていけば冷水シャワーから水風呂に変えることができますよ。冷水シャワーと水風呂を上手に利用してくださいね。

水シャワーから始めるといいんですね。
はい。水シャワーの後体調が悪くなったりしたら、水風呂に入るのはやめましょう。

まとめ

水風呂の効果や正しい入り方、水風呂に入る際の注意点について説明しました。健康・美容共に効果がある水風呂ですが、正しい入り方をマスターしなければ意味がありません。間違った入り方をしてしまうと体に大きな負担をかけてしまいます。心臓に負担をかけてしまうので注意しなければなりません。正しい水風呂の入り方をマスターして効果を実感しましょう。

  • 若々しく潤いのある美肌になる
  • ホルモンバランスを整える効果
  • アレルギー症状やアトピーが改善できる
  • 水風呂の最適温度は16℃~24℃
  • 足首から全身にかけてゆっくり水風呂につかる
  • 体調を見て水風呂を利用する
  • 最初は「冷水シャワー」から慣れていく

以上のポイントは要チェックです。

正しい入り方で水風呂を利用すれば、およそ2~3か月で効果が現れます。体調が悪いときはできるだけ控えてくださいね。自分の体調が良いときに水風呂を利用しましょう。水風呂に挑戦する前は必ずポイントを把握してください。