どくだみ風呂の驚くべき効能は? アトピーやダイエットにも効く?

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どくだみ風呂の効能についてご存じでしょうか。アトピーの改善やダイエットにも効果があることで有名などくだみ風呂。実はそのほかにもさまざまな効能があるのです。どくだみは安価で手に入り、手軽に使えるアイテムの1つ。あなたもどくだみ風呂で体の悩みを解消してみてはいかがでしょうか。

「生葉だと臭いが気になる」という人には、どくだみの葉を陰干しして作った乾燥葉を使用するのがおすすめです。自分に合った方法でどくだみ風呂を作ってみましょう。

ここでは、どくだみ風呂の効能や作り方についてご紹介しています。

  1. どくだみ風呂とは?
  2. どくだみ風呂の効果効能
  3. どくだみ風呂の作り方
  4. どくだみ風呂の注意点

1.どくだみ風呂とは?

薬効の高さで有名などくだみとは、一体どのようなものなのでしょうか。まずは、どくだみの特徴やどくだみ風呂についてご紹介したいと思います。

1-1.どくだみとは?

どくだみは平安時代から薬効の高さで愛用されてきた十薬の1つです。日陰であればいたるところに自生するため、簡単に手に入りやすいのが特徴でしょう。日本でも「薬草の代表」と言える存在になっています。生の葉や茎は、切り傷やニキビ、湿疹、かぶれ、水虫などに利用されているのです。

また、どくだみ茶として内服すると、高血圧や肩こり、便秘を改善し、免疫力を高める効果があると言われています。利尿作用もあるため、体内の毒素を排出して体調を整える効果が期待できるでしょう。最も一般的なのが、どくだみ茶としての利用法です。

市販のものもありますが、自分で作ることもできます。どくだみの地上部を刈り取り、風とおしのよい場所に吊(つ)り下げて乾燥してください。6~7月の開花期のものが、最も薬効成分に優れています。できるだけ弱火で煮出し、どくだみ茶を作りましょう。

どくだみ茶は味に特徴があるため、飲みにくさを感じる人もいると思います。その場合は、冷蔵庫で冷やしたりほうじ茶などとブレンドしたりする方法がおすすめです。

1-2.どくだみの活用方法

どくだみ青汁の醗酵(はっこう)酒としても活用されています。どくだみの有効成分は、乾燥や加熱によって少なくなってしまうのです。そのため、お茶として飲むよりも生葉青汁が一番。

生葉青汁を飲みやすくするために工夫したものが、どくだみ青汁の醗酵(はっこう)酒。はちみつや黒糖を加え、酵母で醗酵(はっこう)して作ります。醗酵(はっこう)により臭いはなくなりますが有効成分はそのまま摂取することが可能なのです。

また、どくだみ酒を使って化粧水を作る方法も有名でしょう。特に、ニキビや吹き出物に効果的です。

1-3.どくだみ風呂とは?

どくだみの葉を入浴剤として利用した入浴法が、どくだみ風呂です。優れた効能をたくさん持つどくだみを使って、美肌やダイエットのためにどくだみ風呂を実践している人は多いでしょう。具体的にどのような効能があるのか、どうやってどくだみ風呂を作るのか、以下でご紹介していきたいと思います。

どくだみの葉は入浴剤にもなるんですね。
はい。庭に生えているご家庭も多いので、手軽に試すことができます。

2.どくだみ風呂の効果効能

どくだみ風呂の効果効能にはどのようなものがあるのでしょうか。あなたの悩みを解決するために、ぜひ知っておいてください。

2-1.温浴効果

入浴には、血行を促進する効果があります。どくだみ風呂にすることでその効果をより高めることができるでしょう。また、保湿効果も高まります。お風呂上がりの湯冷めも軽減されるため、その後「眠りにつきやすい」という効果も期待できるでしょう。

普段から眠りの質に問題がある人は、ぜひ試してみてください。どくだみ風呂にはリラックス作用もあるため、副交感神経を活発化させ、自律神経のバランスを整えてくれるでしょう。

2-2.美容効果

どくだみのお湯に入ると、皮脂の分泌が活発になり、新陳代謝が高まります。毛穴の黒ずみやつまりも解消してくれるでしょう。肌のくすみがなくなり、透明感のある肌を取り戻すことができるはずです。シミの予防効果もあるため、特に女性から注目を集めています。もちろん、皮膚トラブルに対する効果も期待できるでしょう。

どくだみには殺菌・抗菌・消炎作用があるため、細菌やカビが原因で起こるニキビや湿疹、あせもなどに効果があると言われています。特に最近は、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を軽減する作用があるとして注目を集めているのです。

2-3.ダイエット効果

どくだみ風呂には、デトックス効果もあります。デトックスとは、体内に蓄積した老廃物や毒素を取り除く健康法のこと。

近年では、ダイエット法の1つとして注目を集めているのです。どくだみ風呂には新陳代謝を活発にする作用があり、脂肪の分解や燃焼が促進されることからも、ダイエットに役立つことが分かります。健康的にダイエットできる方法として、ぜひ実践してみてください。

いろいろな効果があるんですね。
はい。冷え性の人がどくだみ風呂に入ると血行が良くなりますよ。

3.どくだみ風呂の作り方

次に、どくだみ風呂の作り方についてご紹介します。作り方はいくつかあるため、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

3-1.乾燥葉で作る場合

どくだみの葉を陰干しにして作った乾燥葉か、市販の乾燥茶葉を使いましょう。乾燥葉で作ったどくだみ風呂は、生葉のものより臭いが少なくなります。ティーパックに入っているタイプのものであれは、そのまま湯船に入れるだけで完成です。

作り方は非常に簡単ですが、生の葉に比べると効能は落ちるでしょう。生の葉を乾燥してストックしておく場合は、ガーゼなどに包んで湯船に入れて使ってください。

3-2.生の葉を使う場合

生の葉を使う場合は、茎と葉を分けます。葉の裏側まで丁寧に洗い、汚れを落としましょう。葉が大きい場合は小さく切り、成分を出やすくしてください。お茶を入れるときに使用するパックに葉をつめて、湯船に浮かべるだけでどくだみ風呂のできあがりです。葉の量は片手に一握り程度で十分でしょう。

3-3.抽出エキスを使う方法も

どくだみの生葉をに出して「抽出エキス」を作ります。切った葉を鍋にかけ、沸騰したら弱火にして15分ほど煮出してください。生の葉で作ったどくだみ風呂よりも、抽出エキスで作ったものの方が効能は高いと言われています。少し手間はかかりますが、より高い効果を期待するならおすすめです。

生の葉でもどくだみ風呂はできるんですね。
はい。お湯の中でバラバラにならないようにガーゼの袋などに詰めて使いましょう。

4.どくだみ風呂の注意点

最後に、どくだみ風呂に入るときの注意点をいくつかご紹介します。まず、お風呂から出るときには必ずシャワーで洗い流すようにしてください。どくだみには独特の臭いがあるため、体に臭いが残ってしまう可能性があります。

また、お風呂の残り湯を洗濯に使うのはやめておきましょう。洗濯物に色や臭いが付いてしまう恐れがあります。基本的に副作用が少ないと言われているどくだみ風呂。肌の弱い人や赤ちゃんでも安心して利用できます。もし、肌に変化が現れるような場合は、すぐに使用を中止してくださいね。

臭いが強いのがデメリットなんですね。
はい。臭いが苦手な人は無理をしてはいけません。

まとめ

どくだみ風呂は美容や健康の面でさまざまな効果を発揮します。アトピーや乾燥肌に悩んでいた人も、この方法で改善できる可能性はあるでしょう。ぜひ、どくだみ風呂の効果を試してみてください。