【注目】エコキュートの寿命が知りたい! 交換すべき故障内容とは?

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給湯器の中でも、最近、人気を集めているのが「エコキュート」です。省エネルギーで稼働するため、電気代節約や二酸化炭素発生量の減少が期待できます。従来の給湯器よりも効率的に使用できるので、「エコ給湯器」とも呼ばれているのです。しかし、エコキュートにも寿命があり、故障によって買い替えが必要になるケースもあるでしょう。そこで、本記事では、エコキュートの基礎知識から寿命・交換・選び方などについて説明します。

  1. エコキュートの基礎知識
  2. エコキュートの寿命について
  3. エコキュートの交換について
  4. エコキュートの選び方
  5. エコキュートに関してよくある質問

エコキュートの寿命は?"

この記事を読むことで、エコキュートの寿命やよくある故障について知ることができます。気になっている方は、ぜひ参考にしてください。


1.エコキュートの基礎知識

エコキュートの基礎知識

まずは、エコキュートの特徴・メカニズムなどを説明していきましょう。

1-1.どんなものか・メカニズム

エコキュートとは、ヒートポンプと呼ばれる技術を取り入れた電気給湯器のことです。別名「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」とも呼ばれており、空気の熱を利用してお湯を沸かすことができます。自然冷媒とは、二酸化炭素(CO2)のことで、熱の受け渡し役です。大気中の熱をファンから取り込み冷媒=二酸化炭素に伝え、圧縮機で高温にし、その熱をさらに水に伝えてお湯を沸かします。

1-2.ほかの給湯器との違いについて

従来の電気給湯器は、電気だけでお湯を沸かします。一方、エコキュートはヒートポンプ技術を利用して、空気の熱でお湯を沸かす仕組みです。そのため、電気代を抑えることができます。一般的に、従来の電気給湯器は月々3,000円程度、エコキュートは月々1,000円程度と約3分の1の節約が可能です。

1-3.省エネ効果について

エコキュートの大きな魅力は、省エネ効果にあります。給湯のエネルギー消費量を約30%削減できるため、高い省エネ性が期待できるのです。2011年に発表された「日本冷媒空調工業会」と「電気事業連合会」の調査によると、エコキュート300万台による省エネ効果は、原油換算で年間約63万klもの削減となりました。ドラム缶で約315万本分の削減効果です。

1-4.種類・メーカーについて

エコキュートの種類は、フルオート・オート・給湯専用の3つに分かれています。それぞれの特徴を以下にまとめてみました。

  • フルオート:「ふろ自動」ボタン1つで、お湯はり・保温・たし湯すべてが自動
  • セミオート:スイッチ1つで、お湯はり・たし湯が自動(保温・追い焚きができない)
  • 給湯専用:蛇口から給湯するシンプルな給湯専用タイプ

また、エコキュートを製造している主なメーカーは、コロナ・ダイキン・東芝・日立・パナソニック・三菱電機などがあります。それぞれのエコキュートを比較して、適切な種類を選ぶとよいでしょう。

1-5.最近の傾向

省エネルギー・二酸化炭素の抑制など、電化製品もエコ化に注目が集まっています。そのため、エコ給湯器ともいわれるエコキュートを導入する方が増加しているのです。導入する際の初期費用は高めですが、電気代が安いのでランニングコストを考えると従来の給湯器よりもお得といえます。自治体によっては「補助金制度」を設けるなど、導入に積極的なところもあるようです。詳細は、【4-6.補助金について】で説明するのでぜひチェックしてください。

2.エコキュートの寿命について

エコキュートの寿命

エコキュートの寿命は一体どのくらいなのでしょうか。寿命に関する知識も一緒に身につけていきましょう。

2-1.平均寿命について

エコキュートの平均寿命は、約10~15年といわれています。ただし、定期的メンテナンスを行わなければ、もっと早い時期に使えなくなる可能性があるのです。また、貯湯タンク・ヒートポンプなど部分ごとに寿命が異なるでしょう。たとえば、ヒートポンプの寿命は、約5~15年といわれており、貯湯タンクよりも短めです。

2-2.ほかの給湯器との違い

エコキュート以外の給湯器も、平均寿命は約10~15年といわれています。ただし、使用頻度が高ければ高いほど寿命が早く訪れるでしょう。また、エコキュートなどの大気熱を利用した給湯器は、構造が複雑になっているため、適切なメンテナンスを行う必要があります。

2-3.寿命の差が出る理由とは

先ほども説明しましたが、大きな理由は「定期的なメンテナンス」です。給湯器を長く使い続けるためにはメンテナンスが必要不可欠となります。給湯器を購入してから5年を経過した後に保守点検を受けてください。浴槽フィルターと風呂配管の洗浄は、できるだけ毎日キレイにすることが好ましいとされています。漏電遮断器(ろうでんしゃだんき)・逃し弁の作動点検・配管点検・タンク内の清掃などは、年2~3回が理想的です。きちんと点検を行うことで、故障も早期に見つけやすくなるでしょう。
また、使い方・使用頻度によっても大きな差が出ることがあるので注意しなければなりません。たとえば、入浴剤を入れたまま追い焚きをすると、入浴剤の入ったお湯が配管を通過することになります。配管は金属でできているため、熱交換器の中で入浴剤の成分がこびりつき、その部分だけ異常に加熱されるのです。これを「局部沸騰」といい、給湯器の寿命を短くする要因となります。

2-4.寿命を延ばす方法とは

メンテナンスを定期的に行う・貯湯タンクの水抜きをする・電源を切るなどの方法があります。
貯湯タンクの水抜きは、自分でできるメンテナンスです。水抜きをすることで、水道水に含まれている不純物が排除できます。不純物がタンクの底に沈殿すると、ゴミ・湯ドロがお風呂の中に混じってしまうのです。貯湯タンクの水抜きは3か月に1度行ってください。まず、タンク下のカバーと給水フィルターを取りはずし、給水配管の水栓を閉じます。次に、排水配管の水栓を開けて2分ほど排水しましょう。排水配管の水栓を閉じ、給水配管の水栓を開けてカバーを元通りに取りつけて終了です。
また、旅行などで家をあけるときは、電源を切ってください。エコキュートの負担が減り、寿命を延ばすことができます。

3.エコキュートの交換について

エコキュートの交換

急な不具合に慌てないために、よくある故障・修理をチェックしておきましょう。

3-1.よくある故障とは

エコキュートでよくある故障は以下のとおりです。

  • 電源がついているのにお湯が出ない
  • 給湯温度が一定でない
  • 給湯器から異音がする
  • エラーコードが頻繁に出る
  • 湯量が明らかに少なくなった
  • お湯はりをすると設定温度よりぬるい・または高い

これらの症状は寿命のサインでもあるため、買い替えを検討したほうがよいでしょう。

3-2.修理について

給湯器の修理は、故障内容で異なります。たとえば、お湯が出ない場合はほとんどの人が故障と思いがちです。しかし、実際は水栓がしまっていたなどが原因にあります。まずは、お湯が出ないときは水が出るかどうか確認しましょう。
また、修理の前に、リモコンにエラー番号が表示されていないか確認してください。エラー番号が表示されている場合は、不具合の原因が分かります。説明書やメーカーのホームページからエラー番号が確認できるでしょう。
そして、修理費用がいくらかかるのか業者へ確認してください。ヒートポンプ内部の故障の場合、10万円以上かかる可能性もあります。使用年数が7年以上経過しているのであれば、買い替えを検討したほうがよいでしょう。再び故障する可能性もあるため、新しい給湯器にしたほうが安心できます。

4.エコキュートの選び方

エコキュートの選び方

それでは、エコキュートの具体的な選び方について説明します。

4-1.選び方のポイント

機能に重視しがちですが、大切なのは家族構成・人数です。エコキュートの場合は、お湯を貯める貯湯タンクを設置するため、タンクの容量で決めることになります。たとえば、4~5人家族の場合は370L、5~7人家族の場合は460L、7~8人家族は550Lが最適です。

4-2.向いている家庭

電気代を節約したい・初期投資をしてもランニングコストを減らしたいという方におすすめです。また、エコキュートは瞬時に沸かすタイプではなく、深夜の電気を使用してお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めていきます。一度にたくさんのお湯を使用するという方は、多少不便を感じる可能性があるので注意してください。

4-3.サイズについて

給湯器のサイズは、タンクの形状の違いとなります。タンクの形状は、角型・スリム・薄型の3種類が主流です。ベーシックタイプは角型となりますが、スペースが狭いときは縦長のスリムタイプを選ぶケースが増えています。ただし、実際の大きさはタンクの容量によって変わるため、各商品の詳細をチェックしてください。

4-4.設置場所について

一般的な設置場所は、浴室の近くになるでしょう。室外機と隣り合わせで設置することが多く、ある程度のスペースを確保しておかなければなりません。

4-5.価格について

エコキュートの本体価格は、3~5人向けのもので約60万~90万円と高めです。さらに、設置費用が3~5万円ほどかかるため、約70万~100万円は考えておいた方がよいでしょう。

4-6.補助金について

エコ関連のシステムを積極的に導入しようと、自治体の中には補助金制度を設けているところがあります。初期費用を抑えたい方は、補助金制度を利用してください。ただし、自治体によってないところもある・利用条件が決まっているなどのデメリットもあるので、事前にホームページなどで確認しておいたほうがよいでしょう。

4-7.業者を選ぶポイント

どの販売・設置業者に依頼すべきか悩むときは、以下のポイントに注目してください。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 給湯器の種類が豊富
  • 程費用で購入できる
  • 無料相談・無料見積もりを行なっている
  • アフターフォローが充実している
  • 給湯器に関する知識が豊富

給湯器・住宅設備の格安販売&設置工事を行っている「環境ネットショップ」では、多数の給湯器がそろっています。知識・経験豊富なスタッフが対応し、10年間の工事保証もついているのでご安心ください。

4-8.注意点

「見積もり内容とは異なる料金を請求された」「設置後、すぐに不具合が出た」など、業者との間でトラブルが発生しています。業者選びのポイントを押さえ、複数の業者を比較してください。そうすれば、優良業者と悪徳業者を見分けることができます。

5.エコキュートに関してよくある質問

エコキュートに関してよくある質問

エコキュートに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.使用しないほうがよい入浴剤とは?
A.お湯がにごるタイプ、硫黄・酸・アルカリ・塩分を含むタイプ、薬草やゆずなどの固形物タイプ、ミルク成分を含んだとろみタイプなどは使用しないほうがよいでしょう。ただし、エコキュートの種類によって使用できる入浴剤が異なります。使用前に、必ず説明書を読んで確認しましょう。

Q.貯湯タンクよりもヒートポンプの寿命が短いのはなぜか?
A.ヒートポンプは熱交換器・圧縮器などの回路が複雑に構成されています。そのため、使用年数から10年以上経過すると、回路の部品に故障が発生しやすくなるのです。寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが必要になります。

Q.修理か買い替えか悩むときのポイントとは?
A.使用年数を目安に考えるとよいでしょう。使用してから10年以上経過している給湯器は、不具合・故障が起きやすくなっています。そのため、修理よりも買い替えをしたほうが安心です。故障内容によっては、買い替えよりも時間とお金がかかることもあるでしょう。

Q.エコキュートを設置する際の注意点とは?
A.設置場所に注意が必要です。エコキュートは深夜電力を利用するため、静かな夜に稼働します。そのため、近隣との騒音トラブルも起きているのです。隣の家の窓・通気口の近くを避けて設置したほうがよいでしょう。

Q.設置工事の流れが知りたい
A.業者によって異なりますが、主な流れは以下のとおりです。

  1. 電話またはホームページから申し込みをする
  2. 業者スタッフが自宅に訪れ、現場調査を行う
  3. 最終的な見積もりに納得した後、工事日を決める
  4. メーカーに商品の発注を行い、予定日に作業開始
  5. 工事完了後、支払いをして終了

給湯器の設置工事は1日で終わることがほとんどですが、設置場所・環境によっては1日以上かかる可能性もあります。依頼前に、工事内容・見積もりをきちんと確認してくださいね。

まとめ

エコキュートのまとめ

いかがでしたか? 省エネ&エコ給湯器と呼ばれている「エコキュート」は、空気の熱を利用してお湯を沸かします。そのため、従来の電気給湯器よりも電気代が安く抑えられ、コストパフォーマンスに優れているのです。ただし、定期的なメンテナンスを行わなければ、不具合が発生する可能性もあります。寿命を延ばし、長く使い続けるためにも、定期的にメンテナンスを行っていきましょう。