エコフィールの補助金制度とは? 導入ポイント・購入方法などご紹介

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エコフィールは、省エネ給湯器の1つで、排ガスの中にある熱を再利用する石油給湯器です。省エネ・エコ化が注目されている中、エコフィールを導入する家庭も増えてきました。しかし、エコフィールは導入費用が従来の給湯器よりも高く、断念する方も多いのが現実です。そこで、ぜひ利用してほしいのが、各自治体が設けている「補助金制度」となります。導入費用を抑えるポイントの1つともいえるでしょう。本記事では、エコフィールの基礎知識から選び方・補助金・購入方法について説明します。

  1. エコフィールの基礎知識
  2. エコフィールの種類・機能について
  3. エコフィールの選び方
  4. エコフィールの補助金について
  5. エコフィールの購入方法
  6. エコフィールに関してよくある質問

この記事を読むことで、エコフィールの補助金について知ることができます。導入・買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。


1.エコフィールの基礎知識

まずは、エコフィールがどのような給湯器なのか基礎知識を身につけていきましょう。

1-1.どういうものか

エコフィールは、排ガスの中にある熱を回収して再利用する新しい石油給湯器です。従来の石油給湯器よりも熱効率が高いため、灯油の使用量を節約することができます。給湯器の熱源は、石油・電気・ガスの3種類です。電気を燃料としたものは「エコキュート」、ガスを燃料としたものは「エコジョーズ」と呼ばれています。エコフィールを含めたこれらの給湯器は、次世代の省エネ・エコ給湯器です。

1-2.仕組み

従来の石油給湯器は、冷たい水を熱交換器で温めてお湯をつくっていました。お湯を沸かすときには、200℃の排熱が発生しますが、それをそのまま捨てていたのです。一方、エコフィールは、冷たい水を2次熱交換器で加熱した後、発生した排熱を1次交換器でさらに過熱します。つまり、従来の石油給湯器が捨てている排熱を再利用する仕組みです。

1-3.メリット・デメリット

エコフィール最大のメリットは、高い熱交換率です。200℃の排熱を再利用しているため、従来の熱効率よりも約12%アップしています。熱効率が高くなると、省エネルギーでお湯を沸かすことができ、灯油代が節約できるでしょう。また、従来の排気温度は約200℃ですが、エコフィールは約60℃と140℃も違いがあります。二酸化炭素の排出量も減少するので地球にやさしい給湯器です。
デメリットは、本体価格が高く初期費用がかかる点でしょう。従来型の石油給湯器は約12万円で購入できますが、エコフィールは約20万円かかります。

1-4.ほかの給湯器との違い

熱交換率・排気温度などさまざまな違いがありますが、ほかの給湯器の大きな違いは「熱源」です。エコフィールの熱源は石油で、灯油を使用してお湯を沸かすボイラーの1種となります。電気給湯器は深夜電気を、ガス給湯器はプロパンガス・都市ガスを使用する種類です。

1-5.熱交換率について

エコフィールの大きな特徴となる熱交換率は、第2次熱交換器と第1次熱交換器の2つが大きなポイントです。一般的な給湯器には、熱交換器が必ずついています。しかし、熱交換器が2つあるのはエコフィール最大の特徴です。2つの熱交換器を使用しているからこそ、排気ガスが蓄えている約200℃の熱を利用して、水を温めることができます。エネルギーの無駄を省いているのです。

1-6.灯油の節約量について

従来型の石油給湯器は、1年に約627リットルの灯油を使用するといわれています。一方、エコフィールの使用量は約548リットルです。年間に約79リットルの灯油を節約することができます。その分だけ、灯油にかかるお金も節約可能です。

2.エコフィールの種類・機能について

エコフィールの種類と機能をきちんとチェックしていきましょう。

2-1.種類

主な種類は、風呂釜・給湯器・暖房風呂給湯器の3種類です。それぞれの特徴について説明します。

2-1-1.風呂釜

風呂に水を張ってお湯を沸かす釜のことを「風呂釜」といいます。風呂釜の場合は、浴槽にお湯をためることはできませんが、浴槽に入っている水・お湯を温め直すことが可能です。

2-1-2.給湯器

給湯器とは、お湯を給湯器でつくり、配管をとおって供給するものです。室内設置型・室外設置などさまざまな種類に分かれていますが、給湯器は浴槽にお湯をためることができます。逆にいえば、浴槽に入っている水・お湯を温め直すことができません。

2-1-3.暖房風呂給湯器

暖房風呂給湯器は、自動のお湯張り・追い焚(だ)き・給湯すべてが可能になったタイプです。給湯器の力を利用して、浴槽内の空気を暖めることができます。

2-2.メーカーによる製品紹介

それでは、メーカーごとのエコフィールを紹介します。

2-2-1.リンナイ

日本の2大大手メーカーの1つである「リンナイ」は、寒冷地向けにハイブリッド給湯・暖房システムを提供しています。リンナイの特徴は、充実した機能です。ゆらぎシャワー・水道直圧(すいどうちょくあつ)など、ほかのメーカーにはない機能がそろっています。

2-2-2.ノーリツ

リンナイと並ぶ大手メーカーの「ノーリツ」は、石油風呂給湯器・石油給湯器の2種類があります。ノーリツの給湯器は、エコ機能と熱効率が業界トップクラスです。リンナイよりもエコ機能が優れているメーカーといえるでしょう。

2-2-3.パロマ

パロマは幅広い世代から人気のあるメーカーで、機器の扱いやすさが特徴です。難しい操作はいらない・お湯が使えるだけでよいと思っている方は、パロマをおすすめします。

2-3.多機能性について

エコ給湯器が注目される中、多機能型タイプに人気が集まってきています。多機能タイプの給湯器には、給湯・風呂の追い焚きだけでなく、浴室のミストサウナ・部屋の床暖房・浴室の乾燥と暖房などが実現可能です。給湯器をさまざまな場所で活用できるため、たくさんのメリットが生まれます。

3.エコフィールの選び方

家庭・ライフスタイルに適したエコフィールを選ぶためには、ポイントを押さえることが大切です。それでは早速、チェックしていきましょう。

3-1.選ぶポイント

まず、1番に押さえてほしいポイントが「家族構成」です。給湯器には、家族の人数で「給湯能力」が変わります。給湯能力は「号数」で表しているので、人数に適した数を選択しなければなりません。大まかな号数と家族人数は、以下のとおりとなります。

  • 16号:1人暮らし・単身者向け
  • 20号:2人家族
  • 24号:4人家族

3-2.灯油・石油タンクの設置について

熱源が灯油のエコフィールは、本体と同時に灯油タンクを設置しなければなりません。導入する際は、設置スペースが十分かどうか確認しておきましょう。また、石油給湯器の設置が初めての場合は、容量によって消防署に届け出が必要となります。灯油タンクの容量が200リットル以上の場合は、きちんと届け出をしなければ法律違反となるので注意してください。

4.エコフィールの補助金について

初期費用を安く抑えることができる補助金とは、どのような制度なのでしょうか。

4-1.補助金・補助制度とは

地球にやさしいエコ給湯器の使用率を上げるために、各自治体では補助金制度を設けています。補助金・補助制度は、導入を促すことを目的とした内容です。掲げている条件をクリアすれば、制度を利用することができます。

4-2.対象給湯器について

自治体によって、対象給湯器が異なるので注意してください。たとえば、札幌市の場合、住宅に補助対象機器を設置する方限定で補助金制度に申し込むことができます。導入費用の一部を補助する制度ですが、「札幌市民であること」などの条件が決められているので要注意です。補助対象機器は、エコフィールなどエコ給湯器のほかに、太陽光発電・太陽熱利用システムなどがあります。

4-3.現在の制度について

エコフィールを含めた自立防災型高効率給湯器の設置・導入補助を、以前までは国も行っていました。しかし、現在は国による補助金制度が終了しています。補助金制度を利用したい方は、お住まいの自治体から出されている情報を確認してください。

4-4.注意点

すべての自治体が補助金制度を設けているとは限りません。補助を行っていない自治体もありますし、補助金を利用するための条件が細かく決められています。申し込みをする前に、条件を細部まで確認したほうがよいでしょう。

5.エコフィールの購入方法

適したエコフィールを導入するためには、購入方法を知ることが大切です。ここでは、業者選びなど必要なポイントを説明します。

5-1.業者選びのポイント

どの業者に依頼すべきか悩むときは、以下のポイントに注目してください。

  • 丁寧かつスピーディーな対応か
  • エコフィールなどのエコ給湯器が充実しているか
  • 給湯器の種類が豊富にそろっているか
  • 知識を持ち、経験が豊富なスタッフがいるか
  • 即日対応が可能か
  • 低価格かつ高品質の給湯器が購入できるか
  • アフターフォローが充実しているか

給湯器の販売・設置工事を行っている「京都環境ネット」では、工事補償が10年ついています。期間内であれば、いかなるトラブルにも無償で対応可能ですのでご安心ください。

5-2.設置方法について

業者へ申し込みをすると、スタッフが現地調査を行います。希望の給湯器が設置できるスペースがあるか、配管の状態など細かく確認することで、より適した種類が選択できるでしょう。きちんとしている業者は、設置方法を細かく説明してくれます。逆に、説明してくれない・現地調査を行わない業者は危険なので注意してくださいね。

5-3.料金設定

エコフィールを導入する場合、本体価格に約20万円、設置費用に約3~4万円で合計23万~24万円ほどかかります。あくまで目安となるため、設置場所や種類によってはもっとかかる可能性もあるでしょう。依頼前に、見積もり内容を細部まで確認してください。

5-4.注意点

「設置後、すぐに不具合が発生した」など、業者との間でトラブルが起きています。トラブルを未然に防ぐためには、複数の業者を比較することが大切です。サービス内容・スタッフの対応などを比較することで、優良業者と悪徳業者を見極めることができるでしょう。

6.エコフィールに関してよくある質問

エコフィールに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.エコフィールの寿命が知りたい
A.一般的に、石油給湯器の平均寿命は8~10年といわれています。エコフィールも同じくらいです。ガス・電気は約10~15年といわれているので比較すると短めですが、定期的なメンテナンスを実施していけば10年以上正常に使うこともできるでしょう。

Q.エコフィールはマンションなどの集合住宅で使えるのか?
A.集合住宅のルールで異なります。エコフィールは灯油を使用するため、火災のリスクが高めです。集合住宅の中では、石油給湯器の使用が許されていないところもあります。そのため、導入前に、管理会社またはオーナーへ確認しておかなければなりません。

Q.お湯が供給するまでの流れとは?
A.最初に、2次熱交換器で水が温められ、そこで発生した排熱を再利用します。1次熱交換器にお湯が送られ、約1,500℃の熱で加熱する仕組みです。2次熱交換器で発生した酸性のドレン水は、中和器で中和されます。

Q.エコフィールでよくある故障とは?
A.給湯が少しずつしかできない・お湯はりが正常に完了しないなどのトラブルがあります。どんなトラブルでも迅速に対応するため、補償が充実している業者を選択しましょう。

Q.エコフィールが向いている家庭とは?
A.エコフィールの場合、家族の人数・ライフスタイルは関係ありません。あらゆる家庭で活用できる給湯器です。

まとめ

いかがでしたか? エコフィールは灯油でお湯を温める際に発生する排熱を、上手に再利用したエコ給湯器の1つです。従来の石油給湯器よりも熱交換率が高く、少ない灯油でお湯を沸かすことができます。また、二酸化炭素の発生量が減少するため、地球にやさしい特徴があるのです。一般的な給湯器よりも初期費用がかかりますが、自治体の補助金制度を利用すれば費用を抑えることができるでしょう。ただし、補助金制度を設けていない自治体もあるので、ホームページなどできちんと確認することが大切です。