【徹底解説】エコジョーズの寿命は何年? 導入前に知っておくべき4つのことを紹介

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エコジョーズの寿命がどのくらいかご存じでしょうか? 給湯器は生活に欠かすことのできないものです。突然お湯が出なくなると、お風呂にも入ることができず、洗いものも水でしなければなりません。そのようなことにならないよう、給湯器の寿命がどのくらいなのかを把握しておき、できるだけスムーズに交換したいものです。

今回は、エコジョーズの購入・交換を検討している人のために、寿命や設置方法・業者の選び方などをまとめてご紹介したいと思います。

  1. エコジョーズについて
  2. エコジョーズの寿命とは?
  3. エコジョーズの購入・交換について
  4. エコジョーズの購入・交換に関するよくある質問

エコジョーズの寿命は何年?

この記事を読むことで、エコジョーズを導入するにあたって知っておくべきことが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。


1.エコジョーズについて

エコジョーズについて

まずは、エコジョーズのしくみや従来型との違い、メリット・デメリットなどをご紹介しましょう。

1-1.排熱を利用してお湯を作る

エコジョーズと従来の給湯器との大きな違いは、排熱を利用することでお湯を作る効率を上げているという点です。給湯器でお湯を作る際には、必ず蒸気が出ます。その蒸気を捨てずに利用し、少ないガス量で効率よくお湯を作ることができるのがエコジョーズなのです。従来の給湯器には熱交換器が1つしかありませんが、エコジョーズには2つあります。この2つの熱交換器を利用し、お湯を沸かす際の効率を高めているというしくみです。

1-2.エコキュートとは熱源が違う

エコジョーズと同じエコ給湯器としてよく耳にするのが、エコキュートです。エコジョーズとエコキュートはどちらもエコに特化した給湯器ですが、違いは熱源にあります。電気を使ってお湯を作るのがエコキュート、ガスを使ってお湯を作るのがエコジョーズです。

1-3.エコジョーズのメリットとデメリット

エコジョーズのメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。

メリット

  • ガス代を節約できる
  • 二酸化炭素の排出量を減らすことができる
  • 湯切れの心配がない

デメリット

  • 設置する際に配管工事が必要
  • 従来型の給湯器に比べて本体価格が高い

1-4.お湯をたくさん使う家庭におすすめ!

必要なときに必要なだけお湯を沸かすことができるエコジョーズは、湯切れの心配がないためお湯をたくさん使う家庭におすすめです。「家族の人数が多くお湯をたくさん使うため、ガス代が気になる」という家庭では、エコジョーズの導入を検討してみましょう。

エコジョーズはガスを燃料とした次世代型給湯器なんですね。
はい。ですから、お湯を使う量が多く、ガス代が高額になりがちな家庭は導入がおすすめです。

2.エコジョーズの寿命とは?

エコジョーズの寿命とは?

エコジョーズの寿命や寿命が近いと現れる症状などをまとめました。

2-1.寿命は約10年

エコジョーズの寿命は従来型の給湯器と大きな差はなく、10年前後といわれています。もちろん、使用頻度や使用環境などによって寿命は変わることもあるため、10年以内に故障してしまうものもあれば、20年近く問題なく使用できるものもあるでしょう。基本的に、「安全に使用できる年数」といわれているのが10年であり、10年以上使用できる可能性も十分にあるということを覚えておいてください。

2-2.寿命が近いと現れる症状とは?

エコジョーズの寿命が近づくと、以下のような症状が現れるようになります。交換を検討する目安として知っておきましょう。

  • お湯の温度が不安定になる
  • 本体から異音がする
  • 頻繁にエラーコードが出る
  • 本体から黒い煙が出る

2-3.使い方が寿命に関係することも

エコジョーズの使い方によっては、寿命を縮める原因になる場合もあります。たとえば、入浴剤を使用することでエコジョーズの配管が劣化し、故障を招く可能性もあるのです。配管は金属でできているため、硫黄や酸・塩分を含む入浴剤は使用しないようにしましょう。そのほかにも、浴槽の中にある循環アダプターフィルターの手入れを怠ることでお湯と水の循環不良が起こり、本体に余分な負担をかけてしまうこともあります。寿命を縮める原因になるため、定期的な洗浄を忘れないようにしましょう。メーカーが推奨するお手入れ頻度は、週に1回です。

エコジョーズの寿命は約10年なんですね。
はい。しかし、あくまで目安でありもっと長く使える場合もあれば、短期間で寿命がくることもあります。

3.エコジョーズの購入・交換について

エコジョーズの購入・交換について

エコジョーズの選び方や業者選びのポイント・注意点などをまとめました。

3-1.寿命を見極め、交換のタイミングを逃さないように

エコジョーズの寿命を見極めた上で、交換すべきかどうかしっかり考えることが大切です。購入から10年前後経過したエコジョーズに不具合が起こるようになり、使いにくさを感じたときが、交換のタイミングでしょう。前述したように、突然給湯器が使えなくなると生活に支障が出ます。完全に壊れて使えなくなる前に、交換を検討するのがおすすめです。

3-2.機能や号数を考えて選ぶ

エコジョーズはリンナイやノーリツなどのメーカーから発売されており、機能や号数にもさまざまなものがあります。たとえば、お湯張りや追い炊き・保温が自動でできる「オートタイプ」と、オートタイプに自動足し湯機能がついた「フルオートタイプ」があるため、どちらのタイプが必要か考えて選びましょう。

号数については、「1リットルの水を1分間に25℃上昇させる能力」によって決められています。2~3人家族の場合は20号、4~5人家族の場合は24号が適切なサイズといえるでしょう。「子どもが生まれる」「子どもが独立して夫婦だけになる」など、将来的なライフスタイルも考えた上で選ぶようにしてください。

3-3.給湯器業者を選ぶポイントは?

エコジョーズの購入や設置を依頼する業者は、慎重に選ぶようにしましょう。業者選びのポイントは以下のとおりです。

  • 対応スピードは速いか
  • 24時間年中無休で対応しているか
  • 豊富な実績があるか
  • アフターフォローや保証内容は充実しているか
  • スタッフの対応はよいか
  • 見積書の内容が明確か

3-4.まずは無料見積もりを

給湯器設置を依頼する流れとしては、まずは業者に無料見積もりを依頼しましょう。現地調査後、正式な見積金額を確認し、工事日時を決定してください。工事後に支払いをして完了というのが一般的な流れです。

3-5.料金は業者によって大きく異なる場合も

給湯器の交換や設置にかかる料金は、業者によって異なります。もちろん選ぶタイプや号数によっても変わってきますが、大幅に割引してくれる業者もあるため、しっかり比較して選ぶのがおすすめです。事前に複数の業者に無料見積もりを依頼するなど、大まかな相場を把握しておきましょう。

3-6.悪徳業者に注意

給湯器業者の中には悪質な業者も存在するため、注意が必要です。たとえば、資格を持たない人が法令を守らずに工事をする例や、型落ち品を定価以上の金額で販売するような例もあります。特に、突然給湯器が壊れた場合などは慌てて業者を探してしまいがちです。悪徳業者を選んでしまわないように十分注意してください。

調子が悪くなったら業者に調査してもらい、必要に応じて交換をする必要があるんですね。
はい。完全に壊れてから買い替えとなると選択肢が少なくなります。

4.エコジョーズの購入・交換に関するよくある質問

エコジョーズの購入・交換に関するよくある質問

「エコジョーズの購入や交換を検討している」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.エコジョーズを導入するにあたって国の補助金は出ないのですか?
A.エコジョーズに対する国の補助金は、平成22年度で終了しました。しかし、現在も補助金を交付している自治体もあるため、ホームページなどで確認してみるとよいでしょう。

Q.エコジョーズとエコキュート以外にも、エコ給湯器はあるのですか?
A.石油を熱源とした「エコフィール」、ガスと電気を組み合わせた「ハイブリッド給湯器」、燃料電池のしくみを利用した「エネファーム」などがあります。

Q.給湯器業者によって値段が異なる理由は何ですか?
A.仕入価格の違いによるものが大きな理由となっています。実績があり取り扱いの多い業者ほどメーカーから安く仕入れることができるため、安い価格で販売できるのです。

Q.エコジョーズの取り付けを自分で行うのは無理なのでしょうか?
A.ガス管を接続するために資格が必要なため、自分で取り付けることはできません。

Q.悪質な給湯器業者によくある特徴を教えてください。
A.飛び込みで営業に来る業者や、不安をあおって契約を急がせるような業者は、悪徳業者である可能性が高いでしょう。利用しないことをおすすめします。

まとめ

エコジョーズの購入・交換にについてまとめ

エコジョーズの寿命や交換・購入について詳しくご紹介しました。「エコジョーズの導入を検討している」という人は、エコジョーズのメリットやしくみ、寿命についてもしっかりと把握しておきましょう。ぜひこの記事を参考にして、エコジョーズへの交換をスムーズに行ってください。