お茶風呂の効能とは?美容や健康に効く緑茶成分をご紹介

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

日頃の疲れを癒し、美容や健康維持に役立つお風呂。中でも、最近注目されているのが「お茶風呂」です。

お茶の葉は捨てるのが勿体ない!という方必見の、お茶風呂の効能や使い方についてご紹介します。入浴剤やバスソルトとしても使われる緑茶の成分が、美肌やダイエット、ストレス解消にも効果があることをご存知ですか?

お茶風呂の作り方も簡単です。ぜひ、健康と美容に役立つお茶風呂を試してみましょう。

  1. お茶風呂とは? 
  2. お茶風呂の効果効能
  3. お茶風呂の作り方

1.お茶風呂とは?

お茶風呂と聞いても、なかなかイメージが湧きにくいことでしょう。 お茶の中でも、日本を代表する緑茶を使ったお風呂です。緑茶には、ビタミンC・カテキン・フラボノイドが含まれています。

緑茶の名産地では、飲む以外にふりかけなど料理に使うこともあるのです。緑茶に含まれる成分は消臭抗菌作用があり、体臭除去にも効果を発揮します。美肌効果も高いため、女性から注目されている入浴方法です。

お茶風呂は、日本茶を湯船の中に入れて作るんですね。
はい。いろいろな健康効果・美容効果が注目されています。

2.お茶風呂の効果効能

緑茶をお風呂に使うことで、美容と健康に高い効果を発揮します。肌トラブルに悩んでいる方も、ぜひ試してみてください。飲むことができるお茶は、人体にも優しいので安心して使えます。

2-1.肌荒れに効く

緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用があり、さまざまな肌トラブルを緩和してくれます。ニキビ・あせも・乾燥肌の改善に効果があり、悩ましいアトピー性皮膚炎の症状にも効果的です。

過剰に分泌した皮脂を落とし、肌荒れを改善する働きを持っています。緑茶に含まれるサポニンが古い角質を柔らかくして取り除き、正常なターンオーバーが行われて美しい肌を実現できるのです。美肌を維持するためのポイントは、お茶風呂の後にしっかりスキンケアを行うこと。より高い美肌効果が得られます。

ビタミンCを豊富に含む緑茶は美白にも効果があり、保湿作用もあるとされているのです。

2-2.エイジングケア

アンチエイジングという言葉が流行(りゅうこう)していますが、老化防止にもお茶風呂は効果的です。カテキンには抗酸化作用があり、毛穴の汚れを落として引き締めてくれます。

おいしくお茶を飲み、お風呂にお茶を使うことで、体の内側と外側からきれいをめざしましょう。

2-3.アトピー性皮膚炎のかゆみを緩和

アトピー性皮膚炎は、強いかゆみと乾燥を伴うつらい症状ですよね。小さなお子さんから成人まで、幅広い患者層がいるとされています。

外用薬を使って症状緩和する方がほとんど。実は、お茶風呂でかゆみを鎮めることができるのです。

2-4.ニキビ

肌荒れの中でも、ニキビがなかなか治らないと悩んでいる方はとても多いものです。カテキンは殺菌効果が高く、ニキビ改善にも効果的。湯船に浸(つ)かりながら、軽くマッサージするようにしてみてください。緑茶成分が素肌に浸透し、より高い効果を発揮してくれます。

2-5.体臭防止

体臭が強い方にとって、消臭効果の高いお茶風呂はおすすめです。加齢臭やわきがは香水などではごまかしにくいものであり、香りでごまかしてしまうと独特の悪臭になってしまうこともあります。

加齢臭やわきがは菌の繁殖によるもの。殺菌効果のあるお茶風呂で気になる臭いを抑制しましょう。水虫や足の臭いにも効果的です。殺菌作用が水虫の原因となる白癬(はくせん)菌に作用し、つらい症状を緩和します。

2-6.リラクゼーション効果

緑茶の香りを楽しめるお茶風呂はリラクゼーション効果が高く、1日の疲れを癒(い)やしてくれます。深い睡眠が得られ、安眠にも効果的です。リラクゼーション効果が得られるのは、緑茶に含まれているテアニンという成分によるもの。脳へ作用し、疲労回復にも役立ちます。冷えを改善する働きもあり、体を温めてゆったりした気持ちで眠ることができるでしょう。

お茶風呂にはさまざまな効果があるんですね。
はい。健康や美容促進の一環として利用できます。

3.お茶風呂の作り方

お茶風呂はさまざまな効果があり、心身ともにリフレッシュすることができます。お茶風呂を作るときの注意点も併せて覚えておいてください。

3-1.出がらしを使う

お茶風呂は、飲んだ後の出がらしで十分な効果が得られます。出がらしの葉を、不織布のお茶パックやガーゼなどに入れてください。湯船に入れて使います。出がらしではない新しい葉を使うときは、大さじ2杯を目安に入れて使ってください。粉末緑茶を使う場合、小さじ1程度に抑えましょう。

3-2.塩素除去もできる

まれに、水道水に含まれる塩素が肌を刺激することがあります。入浴時にピリピリした感触がするという方は、お茶風呂がおすすめです。緑茶は塩素除去する作用があり、お茶パックなどに包んだお茶を湯船に入れ、軽く混ぜるだけで塩素を除去できます。

塩素は水道水の殺菌に必要な成分ですが、肌には刺激を与えることがあるのです。肌の弱い方にとっては、肌荒れの原因になる恐れもあるでしょう。

ただし、塩素は沸騰した湯でも完全に消せません。お茶風呂にしても、すべての塩素が取り除(のぞ)けないので注意してください。

3-3.使うときの注意点

お茶風呂を作る際に注意すべきポイントがあります。お茶の葉は必ずお茶パックやガーゼに包んで使うことです。お茶の葉を流すと、配管の詰まりを招く原因になります。お湯を抜く前に、浮いているお茶の葉があるなら取り除き、きれいにしてから流すようにしてください。

また、より効果を得るためにも、入浴前には軽く混ぜてから浸(つ)かるようにしましょう。

お茶風呂は出がらしでも作ることができるんですね。
はい。ただし、お茶っ葉をそのまま湯船に入れないようにしましょう。

まとめ

お茶風呂の効果効能や作り方についてご紹介しました。カテキン・ビタミンC・フラボノイドなどの成分が含まれているお茶の葉を使い、殺菌抗菌効果や消臭効果が期待できます。出がらしで十分効果が得られますので、捨ててしまわずにお風呂に入れてみてはいかがでしょうか?

また、入浴前に湯船の中を混ぜておくとより効果的です。健康と美容を考える方はぜひ、お茶風呂を取り入れてみてください。他にも、美容や健康に役立つ情報が盛りだくさんの当ブログをぜひチェックしてください。