冬場の入浴には気をつけて! 実は怖いヒートショックの対策法!

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「ヒートショック」という言葉をご存じですか? 最近、テレビなどでもたびたび取り上げられており知名度は高まってきていますが、実際どのようなものなのかは知らないという方も珍しくはありません。実は、ヒートショックは時として人の命をも奪う現象です。知らないままでいると大きな後悔を生むかも知れません。そこで、今回はヒートショックについてご紹介します。

  1. ヒートショックの基礎知識
  2. ヒートショックの対策方法について
  3. ヒートショック対策は浴室暖房機が効果的!
  4. 浴室暖房機の設置・交換について
  5. ヒートショックと浴室暖房のQ&A

この記事を読むことでヒートショックに関する知識と対策法を学ぶことができます。命に関わることでもあるので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。


1.ヒートショックの基礎知識

1-1.ヒートショックとは?

ヒートショックとは、気温の急激な変化によって発生する生理現象のことを言います。血圧や脈拍が急上昇するため、体質によっては非常に危険な現象です。持病を抱えている方や高齢者は注意しましょう。

1-2.ヒートショックの原因

ヒートショックは温度の急激な変化が原因です。たとえば、サウナから水風呂に入ったり、冷房のきいた室内から炎天下に出たりすることで発生します。

1-3.ヒートショックが起こりやすい場所とは?

最も起こりやすいのは浴室です。特に冬場は湯船の中と脱衣所・浴室の温度の差が大きいため、ヒートショックが発生しやすくなります。差が10℃以上あるとヒートショックの危険性があるので注意が必要です。トイレも起こりやすい場所として挙げられます。寒冷地以外では、トイレに暖房を入れることはあまりありません。しかし、下半身を露出するため、体を冷やしやすい場所です。冬場のトイレではヒートショックで倒れるケースがあります。

1-4.ヒートショックに気をつけるべき人

ヒートショックはどんな人でも急激な温度変化があれば発生します。たとえば、健康な若い方でも、真冬にお風呂から上がったら立ちくらみした経験のある方もいるはずです。これもヒートショック現象となります。ただし、これは健康だから立ちくらみだけで済んでいるのです。次のチェックリストに1つでも引っかかる方はヒートショックが重症化し、命に関わることもありますので注意しましょう。

  • 65歳以上
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • 肥満
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 不整脈
  • 酒を飲んでから(飲みながら)風呂に入ることがある

2.ヒートショックの対策方法について

2-1.温度差をなくす方法

一番現実的な方法は、浴室暖房を導入する方法です。浴室暖房があれば浴室と脱衣所を温かい状態にしておけるので、冬場のヒートショック対策として最適でしょう。また、セントラルヒーティングなどを導入して、部屋だけではなく廊下など家全体が同じ温度になるようにすれば完璧です。これらの対策が難しいのであれば、暖かいところから寒いところに行く際にはしっかりと厚着して出るようにしましょう。

2-2.浴室での簡単な対策方法について

2-2-1.湯温を低めに設定する

まずはお湯の温度を40℃程度の低めに設定する方法が挙げられます。たった1~2℃の違いですが、ヒートショックのリスクは大きく減らすことが可能です。

2-2-2.シャワーやかけ湯は手足などの末端部から

首や肩などの体の中心に近い場所からお湯をかけると影響が強くなります。まずは手足などの末端部を温め、慣らしてからにしましょう。

2-2-3.湯船のフタを開けたままお湯を沸かす

浴室暖房のない家庭ではとても効果的な方法となります。お湯の蒸気で浴室が暖まるからです。ただし、蒸気をためる関係で、天井部分などに水滴がついてカビが発生しやすくなります。風呂から上がったら窓を開けてしっかりと換気することが重要です。

2-2-4.夕食前に入る

食事後は血圧が低くなる傾向にあります。そのため、食事前に風呂に入ることで、血圧の乱高下を押さえることが可能です。

3.ヒートショック対策は浴室暖房機が効果的!

3-1.浴室暖房機とは?

浴室暖房機とは、いわば浴室に設置するエアコンです。電気ヒーター・ヒートポンプ・天井埋め込み型・天井取り付け型・壁かけ型など、さまざまな種類があるので、自宅に最適なものを探してみてください。

3-2.浴室暖房機のメリット

最近の浴室暖房機は換気機能や乾燥機能も併せ持っています。特に乾燥機能はとても便利です。湿度がこもらないのでカビの発生を防げますし、洗濯物を干す乾燥室として使うこともできますよ。また、乾燥機能を持つ機種の中には衣類脱臭機能も搭載していることもあるようです。ほかにも、ミストサウナ機能を持つ変わり種もあります。

3-3.ランニングコストについて

機種や使用する機能によって値段は変わってきます。単純な暖房機能だけなら、1時間あたり50円程度でしょう。乾燥機能などを利用すると、さらに値段が上がります。

3-4.どのぐらいの時間で温まるの?

暖房設備をつけても温まるまでに時間がかかるようだと使いづらくて困ってしまいますよね。古い機種のものは時間がかかることもありましたが、最新のものは5分程度で完全に温まるでしょう。

4.浴室暖房機の設置・交換について

4-1.業者選びのポイント

業者を選ぶ際には以下の3点に着目するとよいでしょう。

  • 価格の比較
  • アフターサービス
  • 実績や口コミ

設置業者の比較には、見積もりを取るのが一番確実です。見積もりを取れば単純な値段だけでなく、工期やアフターサービスなどについても知ることができます。また、手軽な方法としてはインターネットを利用するのも手です。たとえば、見積もり価格の比較サイトなどをおすすめします。
アフターサービスがどのようになっているかも、非常に重要なポイントです。目先の安さにつられて業者を選んだものの、アフターサービスがなくて後悔するケースも珍しくはありません。簡単に壊れるものではありませんが、初期不良に当たってしまうこともあります。アフターサービスがしっかりしている業者を選ぶのが肝心です。たとえば、京都環境ネットでは10年補償をして降り、保証期間内に故障した場合は無償で修理してくれます。

4-2.設置・交換費用

機種のグレードなどによっても変わってきますが、一般的には本体価格込みの工事費で50,000円~100,000円程度でしょう。

4-3.設置の流れ

  1. 配電盤から浴室まで配線を延ばします。一般的には露出配線です
  2. 引っ張ってきたら、天井や壁の中で配線を接続します
  3. 浴室暖房機を壁や天井に取り付けます

簡単にすると以上のような形となります。家の状況にもよりますが、工事は1日以内で終わることが多いでしょう。早く済めば4~5時間です。また、交換だけであれば、1~2時間で終わることもあります。

4-4.注意点

設置業者の中には素人レベルの技術や知識しか持たない業者や、犯罪を犯す悪徳業者も紛れています。近年、機械の中に埋め込むタイプの超小型盗撮器などもあることから、信頼できる業者を探すことが重要です。創業間もない業者や訪問営業をしてくるような業者は注意しましょう。

5.ヒートショックと浴室暖房のQ&A

Q.風呂場やトイレ以外に気をつけるべき場所はありますか?
A.意外と重視されていないのが玄関です。特に外気との差が激しい寒冷地では玄関から外に出るとヒートショックを起こすことがあります。寒冷地以外ですと、厚着をしていればあまりヒートショックの影響は強くありません。ただし、高齢者などは注意が必要です。

Q.冬以外でもヒートショックは起きますか?
A.ヒートショックの事故が最も起こりやすいのはやはり冬場、特に入浴中です。とはいえ、ほかの季節でも発生すること。重要なのは温度差ですので、夏場などにもヒートショックは発生するでしょう。ただし、クーラーによる温度差が10~15℃程度なのに対し、冬場にお風呂で発生する温度差は40~50℃以上です。やはり、夏より冬のほうが影響は大きいでしょう。

Q.ヒートショックの死亡率はどのぐらいですか?
A.家庭で亡くなる高齢者のうち25%程度はヒートショックによるものだと言われています。東京都健康長寿医療センター研究所が2011年に発表したデータによれば、入浴中に限定しても年間に約1万7000人もの人々がヒートショックによって死亡しているそうです。また、そのうちの8割にあたる約1万4000人は高齢者でした。高齢者の方は特に注意しましょう。

Q.浴室暖房は何月ごろに設置するのがおすすめですか?
A.秋~冬がおすすめでしょう。需要が高まってくる時期のため、設置業者もキャンペーンなどを催すことが多いからです。安く導入できることがあります。

Q.浴室暖房は電気式だけですか?
A.ガス式の浴室暖房機もあります。外部に取り付けた熱源機でつくったお湯を循環させ、熱を放出することで浴室を暖かくする方式です。熱源機や配管の設置が必要となるため、一般的に電気式より初期費用は高くなりますが、運転費は抑えられると言われています。

まとめ

いかがでしたか? 今回はヒートショックの基礎知識と浴室暖房についてご紹介しました。ヒートショックは寒暖差によって体に発生する現象で、血圧や脈拍が乱高下します。そのため、心臓病の方や動脈硬化の進んでいる方などは注意しなければいけません。実際、65歳以上の25%はヒートショックによって発生する心筋梗塞や脳梗塞が原因となって亡くなっているのです。これから冬にかけてヒートショックのリスクが高まります。この記事を参考に浴室暖房を取り入れるなどして、しっかりと対策しておきましょう。