お風呂のカビ対策で押さえておきたいポイントは? カビ掃除のコツも解説

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

「お風呂を掃除してもカビが生えてくる」「どうすればカビを防ぐことができるのか」など、お風呂のカビ対策で頭を抱えている方は多いでしょう。湿気がたまりやすいお風呂場からカビを完全になくすことはできませんが、工夫によってはカビの発生を抑えることはできます。

本記事では、お風呂にカビが生える原因やカビ対策のチェックポイントなどについて解説しましょう。

  1. お風呂にカビが生える原因は?
  2. お風呂のカビを掃除する方法は?
  3. カビを予防する方法とチェックポイント
  4. こんなときはプロに依頼しよう!
  5. お風呂のカビ対策に関してよくある質問

この記事を読むことで、お風呂のカビを抑えるポイントや掃除方法などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.お風呂にカビが生える原因は?

まずは、なぜお風呂にカビが生えてしまうのか、主な原因をチェックしておきましょう。

1-1.カビが増殖する3つの条件

お風呂にカビが生える原因は、カビが増殖する3つの条件がそろっているからです。その3つの条件とは、温度・湿度・栄養となります。温度が20~30℃、湿度が70%以上、汚れや食べ物カスといった栄養分が多い環境ほど、カビが増殖しやすくなるのです。カビは湿度の高い場所を好むとよくいわれていますが、湿度に加え温度が高く、栄養が十分にあるお風呂は特に増殖しやすい環境といえるでしょう。

1-2.目に見えない原因菌がひそんでいる

カビにはさまざまな種類がありますが、お風呂に発生するカビの多くは黒カビです。黒カビを見つけたときには、すでに黒い糸状の菌糸を網目状に伸ばしている状態と思ってください。実は、カビは目に見える前からあちこちにひそんでおり、段階を経(へ)ながら成長していきます。お風呂に黒カビがなくても、目に見えない原因菌がひそんでいるのです。そのため、カビが目に見える前のうちに、対処することが1番の対策となります。

1-3.お風呂はカビの栄養分が豊富

お風呂にカビが生える原因として前述した3つの条件がありますが、中でも、カビの栄養源となるものがお風呂場にたくさんひそんでいます。カビの栄養になってしまうものは、浴室で体を洗ったときの皮脂・石けんの泡・壁や扉などに飛び散った汚れ・シャンプーやリンスなどの残りカスなどです。栄養が豊富にある環境ほど、どんどんカビが繁殖してしまいます。

2.お風呂のカビを掃除する方法は?

ここでは、お風呂のカビを掃除する方法とポイントについて解説します。

2-1.必要な道具を準備する

最初に、カビ除去に必要な道具を準備しましょう。お風呂に繁殖したカビを取り除くために必要なのが、カビ取り剤です。さまざまなカビ取り剤がありますが、浸透力が早く・密着性に優れているタイプをおすすめします。カビ取り剤のほかに、準備しておきたい道具は以下のとおりです。

  • 使い古した歯ブラシ
  • スポンジ
  • ぞうきん
  • 手袋
  • マスク
  • ラップ

カビ取り剤はアルカリ性の度合いが高い塩素系漂白剤なので、皮膚についてしまうと表面が溶けてしまう恐れがあります。使用前に、必ず手袋を装着することが大切です。万が一、皮膚についてしまったときは、水でよく洗い流し、石けんできれいに落としてください。

2-2.カビを除去する主な手順

必要な道具が準備できたら、以下の手順でカビを除去しましょう。

  1. ぞうきんを使って、お風呂場の水気をしっかり拭き取る
  2. マスクと手袋を装着する
  3. 生えているカビに向けてカビ取り剤を塗布する
  4. カビ取り剤を塗布した箇所にラップをする
  5. 1時間ほど放置した後、ラップを外し、シャワーでカビ取り剤を落とす
  6. 残っている細かい部分のカビを使い古した歯ブラシでこすり落とす
  7. 浴室全体に50℃以上のシャワーをかける
  8. 最後にしっかりと水気を拭き取って完了

カビ取り剤を塗布して放置するだけでも効果はありますが、ラップを貼りつけたほうがより成分をカビ菌が根づいている部分まで浸透させることができます。泡の上からラップを貼るときは、泡とカビを密着させるように、上から軽く抑えるのがポイントです。

2-3.ゴムパッキンのカビはジェルタイプを使う

ゴムパッキンにカビが生えている場合、ジェルタイプのカビ取り剤を使うのがおすすめです。カビが落としにくい場所になるため、普通のカビ取り剤では掃除がしにくい傾向があります。けれども、ジェルタイプのカビ取り剤を使えば、しっかりと落としたい場所にフィットしてくれるでしょう。後は、前述した流れのとおり、カビが発生している場所にラップをして放置したらしっかり洗い流すだけでOKです。

3.カビを予防する方法とチェックポイント

ここでは、カビを予防する方法とチェックポイントを紹介します。

3-1.毎日できるカビ対策のチェックポイント

毎日実践できるカビ対策のチェックポイントは以下のとおりです。

  • 冷たいシャワーで浴室を冷やす
  • 濡(ぬ)れた場所を乾いたぞうきんまたはタオルで拭く
  • 使用後は必ず換気扇をまわす
  • 浴槽にフタをする

お風呂を使った後は、シャワーや湯船による暖かい空気が充満しているのでシャワーで浴室を冷やしてください。冷たいシャワーをかけるだけでも温度が下がります。ただし、冷水をかけても気温の高い夏場はすぐに温度が上がってしまうので、乾いたぞうきんやタオルなどで水分を拭き取ることが大切です。そして、湿気を外に逃がすためにも換気扇を必ずまわしてください。湯船にお湯を残す場合は、フタを閉めるように習慣づけることも大切です。毎日の習慣として定着させれば、手間をかけずにカビ対策ができるでしょう。

3-2.収納を見直すことも大事

カビは水気や栄養分などが集まりやすい場所に発生する傾向があります。特に、お風呂場の中でもシャンプー・リンスボトルや洗面器の周囲には、黒カビが発生しやすい傾向があるでしょう。そのため、収納を見直すこともカビ対策の重要なポイントです。イスはバスタブのふちに引っかけて収納したり、小物類はS字フックなどでかけたりするなど、極力お風呂場の床に置かないようにしてください。通気性がよくなる収納グッズも100均ショップ等で購入できるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

3-3.カビ対策の専用グッズを活用する

カビ対策を面倒に感じる方は、専用グッズを活用するのがおすすめです。たとえば、水を注ぐだけで煙が広がり、お風呂全体を抗菌してくれるグッズがあります。煙には、抗菌作用やカビの繁殖を防いでくれる成分が含まれているのです。ほかにも、天井や小物の隅々にまで防カビのコーティングをしてくれたり、天井に取りつけるだけで防カビ効果を持続してくれたりなど、さまざまなグッズが発売されています。

4.こんなときはプロに依頼しよう!

自分でカビが除去できなかったり、防ぐことができなかったりする場合は、専門業者に依頼する方法もあります。ここでは、プロに依頼する方法やポイントなどを解説しましょう。

4-1.手に負えない場合は業者に依頼する

カビの増殖やひどい・繁殖範囲が広い・いくら掃除してもカビが生えてくるという方は、カビ除去を行っている専門業者に依頼することも検討するといいでしょう。手に負えないカビは、市販のカビ取り剤では除去できない可能性があります。黒カビが表面に見えなくなったとしても、カビ菌が根づいていることもあるからです。また、お風呂場の天井など手が届かない場所や自分たちで除去するのが困難な場合も、専門業者に依頼することをおすすめします。

4-2.専用機器や洗剤を使ってスピーディーに除去できる

専門業者に依頼する大きなメリットは、カビの除去に必要な専用機器や洗剤を使ってスピーディーに掃除できる点です。自分たちで行うと時間や手間がかかる作業でも、業者に依頼することで素早く迅速に終わらせることができるでしょう。業者に依頼した後は、カビの対策を行うだけでOKです。また、業者によっては、お風呂場+洗面所+キッチンなど水まわりの掃除をまとめて依頼すると、料金が安くなるケースもあります。セット料金でサービスを提供しているか、事前に確認するといいでしょう。

4-3.業者選びのポイントをチェック!

どの業者に依頼すればいいのか分からない……と悩んでいる方は、以下のポイントに注目して複数の業者を比較するといいでしょう。

  • カビ除去の知識や経験があるか
  • サービス内容が明確になっているか
  • 料金体系がハッキリしているか
  • 無料相談や無料見積もりを行っているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 口コミや評判がいいか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか

清掃作業を行っている業者の中には、高額な費用を請求しながらきちんと掃除をしない悪徳業者が存在しています。実際に、「掃除してもらったのに、すぐカビが生えてきた」などのトラブルが起きているので、慎重に業者を選ぶことが大切です。

4-4.作業内容を確認しよう

プロの業者に依頼する場合、作業内容をきちんと確認しておかなければなりません。浴室のクリーニングやカビ除去といっても作業内容は業者によって異なります。どの作業にいくらかかるのか、料金設定もしっかりと確認することが大切です。なお、お風呂クリーニングの主な作業内容は以下のとおりとなります。

  • 鏡の水垢(みずあか)・ウロコ落とし
  • 浴槽(エプロン含む)
  • 天井・壁面
  • 照明
  • 蛇口・シャワーまわり
  • 床・扉
  • 換気扇
  • 排水口

また、業者の中には、カビの発生を抑制するコーティング(防カビコーティング)を行っているところもあります。作業内容+オプションとしてつくことが多いため、事前に確認してください。

5.お風呂のカビ対策に関してよくある質問

お風呂のカビ対策に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.黒カビの成長過程は?
A.最初は目に見えないカビ菌が空気中を漂い、目に見えるようになるころには、すでにカビ菌の根が張りついている状態です。黒カビが目に見えるようになるころまでの成長過程は、以下のような段階となります。

  1. 空気中に漂っているカビ菌が壁や床などに付着する
  2. 菌が成長すると、菌糸を伸ばし始める
  3. 網目状に黒い糸状の菌糸が伸びてくる
  4. 黒い菌糸が何重にも重なり、大量のカビ胞子が作られる

Q.カビを放置するとどうなるのか?
A.お風呂は毎日使う場所なので、どんどんカビが繁殖してはさまざまな悪影響が出てくる可能性があります。たとえば、浴室内のさまざまな汚れが混ざり合うことで発生する悪臭です。さらに、浴槽内の汚れが逆流したり、せっかく沸かしたお湯が汚れてしまったりする可能性もあるでしょう。お風呂は体をきれいにするところなので、常に清潔な状態を保ち続けることが大切です。

Q.カビ対策を行う際の注意点は?
A.カビが生えた状態のままでカビ対策をしても意味がありません。カビ対策を行う前に、必ずカビ取り剤などを使って除去してください。また、カビ専用のグッズなどを使用する際は、換気をしなければならないケースがあります。使用前に注意点を読んでから使いましょう。

Q.市販のカビ取り剤以外に効果的な洗剤はあるのか?
A.塩素系の漂白剤+片栗粉でカビを落とす方法もあります。漂白剤4:片栗粉6も割合でペースト状にしてから、カビの部分に塗りつけてください。塗りつけた後は5~10分ほど放置して、成分をカビ菌に浸透させるのがポイントです。後は、濡(ぬ)れティッシュなどで拭き取ればカビが除去できます。お風呂のタイルに黒カビが発生したときは、水5:お酢1の割合で酢水を作り、カビの部分にスプレーする方法もおすすめです。

Q.業者に依頼する際の費用はいくらぐらいか?
A.汚れやカビの状態などによって異なりますが、お風呂クリーニングの費用相場は約8,000~12,000円です。カビの繁殖範囲が広いと30,000円以上になる可能性もあります。また、防カビコーティングの費用相場は約2,000~5,000円です。具体的な費用に関しては、業者に問い合わせて確認してください。

まとめ

お風呂のカビは温度が20~30℃、湿度が70%以上、汚れや食べ物カスといった栄養分が豊富にある環境ほど繁殖しやすくなります。この3つのいずれが1つを除去すればカビが発生しないわけではなく、すべての条件に当てはまらない環境にすることが大切です。まずは、しっかりとカビを除去してから、対策を実践しましょう。自分たちでどうしても除去できない場合は、専門業者に依頼するのも選択肢の1つです。