風呂や洗面所の鏡が曇る! 曇りを止める方法は?

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今年も残るところあと少しになりました。大掃除に取りかかる方もそろそろ増えてくると思います。さて、家の中で最も汚れがたまりやすいところのひとつが、浴室。特に、鏡が曇ってしまっていたり、うろこ汚れがついたりしたいるおたくも少なくないと思います。

そこで今回は、鏡の曇り止めの方法や汚れの落とし方をご紹介しましょう。鏡についた汚れは意外とがんこです。ですから、ぜひこの記事を読んでピカピカの鏡で新年を迎えてください。

  1. 鏡はなぜ曇るの?
  2. 鏡の曇り止めの方法は?
  3. 鏡にうろこ汚れがついてしまったら?
  4. 浴室や洗面所を常にきれいに保つコツ

1.鏡はなぜ曇るの?

浴室や洗面所の鏡がすぐに曇って困るというお宅は多いでしょう。しかも、浴室や洗面所など、一番鏡を使うことの多いところのものほど曇りやすいのです。鏡が曇り原因は、水滴。細かい水滴が鏡の表面をおおってしまうと、光が乱反射して曇って見えるのです。ですから、水を使う洗面所や浴室の鏡は曇りやすいでしょう。

また、使う水の温度も問題です。鏡が曇りやすいのは、お湯を使っているときでしょう。お湯を使うと湯気が発生します。湯気とは、水が気体になったもの。その中には、微量の粒子になった水がたっぷりと含まれています。それが、鏡につけばあっという間に曇ってしまうでしょう。

鏡が曇るのは水滴のせいだったんですね。
はい。湯気も水蒸気ですので水滴が含まれています。

2.鏡の曇り止めの方法は?

しかし、浴室や洗面所で水を使うな、というのは無理な話です。では、鏡をできるだけ曇らないようにするにはどうしたらよいのでしょうか? この項では、その方法をご紹介します。

2-1.界面活性剤入りの製品をつける

界面活性剤とは、油と水の両方を混ぜ合わせる機能を持った物質のことです。鏡の表面はつるつるとしていますから、水滴が球になって付きやすいでしょう。そこに、界面活性剤をつけると水と界面活性剤がまじりあって水滴になりません。ですから、曇りにくくなるのです。

界面活性剤は洗剤や石けん、そしてシェービングクリームなどいろいろなものに含まれています。女性が使う洗顔料の中にも入っているのです。市販の「ガラスの曇り止め」も、界面活性剤の親水性を利用しています。ですから、鏡を使う前に改名活性剤入りの製品で鏡を磨いてみましょう。効果は短いですが、曇りにくくなります。

2-2.鏡を熱する

洗面所などは、鏡の曇り止めがついているところもあるでしょう。この仕組みは鏡の中に弱い電熱器が埋めこまれており、鏡を熱することによって水を蒸発させているのです。ですから、使う前に鏡を熱すれば曇りにくくなるでしょう。ドライヤーで数分間熱すれば、だいぶ曇りにくくなります。界面活性剤の塗布と合わせ技で行えば、かなり効果的でしょう。

2-3.鏡を常にきれいにしておく

さて、鏡は水滴だけで曇りのではありません。汚れによっても曇ります。特に、浴室の鏡は石けん汚れや水あかがついたまま放っておかれやすいので、汚れによる曇りがつきやすいでしょう。このような汚れは、時間がたつにつれて落としにくくなります。ですから、こまめに浴室の掃除をすることが大切です。

仕事などで忙しいから毎日掃除ができない、という方でも鏡くらいは洗えるでしょう。体を洗ったタオルですすぐ前に鏡をこすれば、界面活性剤の効果で汚れも落ちますし手間もかかりません。鏡の汚れは水あかがほとんどですから、使った後のタオルは水ですすげばきれいになります。

鏡の曇り止めにはいろいろな方法があるんですね。
はい。すぐに曇りを取りたい場合は、石けんなどを用いてみましょう。

3.鏡にうろこ汚れがついてしまったら?

気がつけば、鏡にうろこ模様の汚れがついていた、という経験をした方は多いでしょう。鏡のうろこ汚れは実はとてもがんこです。洗剤で洗ってもなかなか落ちません。このうろこ汚れの正体は、水に含まれるカルキやカルシウム。つまり、とても硬くてしつこい汚れなのですね。

ですから、これを落としたい場合は、歯みがき粉を利用しましょう。歯磨きには研磨剤が入っています。しかも、デリケートな歯を磨くためのものですから、研磨剤も細かいのです。これならば、鏡を傷つけることはありません。柔らかい布に歯みがき粉をつけて、くるくると洗ってみてください。それでも落ちないようでしたら、ダイヤモンドクリーナーなどの専用のスポンジを使ってみましょう。

鏡のうろこ汚れはなかなか落ちないんですね。
はい。ダイヤモンドクリーナーなど専用の道具を使いましょう。

4.浴室や洗面所を常にきれいに保つコツ

大掃除で浴室や洗面所を徹底的にきれいにすると、「もう二度と汚したくない」と思うでしょう。そこで、この項では浴室や洗面所をきれいにたもち続けるコツをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

4-1.使うたびに拭く

洗面所や浴室の汚れは、歯みがき粉や石けん、そして水あかの汚れです。ですから、ついたばかりの頃ならば、さっと布でぬぐうだけで取れます。洗面所や風呂場に速乾性の布を1枚用意しておき、使った後はすぐに拭く習慣をつけましょう。そうすれば、汚れもつきにくくなります。

いくら忙しくても、鏡や台を拭くだけならば数分で済むのです。使った後に拭くまでをワンセットにしておけば、洗面所や浴室にがんこな汚れが付くことはありません。

4-2.換気をする

洗面所や浴室の汚れも気になりますが、カビが生えて困るという方もいるでしょう。カビは、湿気と栄養分があるところに生えやすいのです。洗面所や浴室に栄養?と思う方もいるかもしれませんが、石けんかすに含まれている皮脂は、カビにとっては絶好の栄養になります。ですから、石けんかすがたまりやすい炭の方にカビが生えやすいのです。
洗面所や浴室は十分に換気をしましょう。

湿気がなくなっただけでもカビは生えにくくなります。さらに、お風呂から上がる前にバスタオルで水滴をぬぐう習慣をつければ、なおよいでしょう。

4-3.週に一度はしっかりと掃除をする

浴室や洗面所をいくらこまめに拭っていても、それだけでは取れない汚れもあります。ですから、週に一度はしっかりと掃除をしましょう。忙しくてもそのくらいの時間は作れます。

また、そのときにやっておきたいのが排水口の掃除。浴室や洗面所は、髪の毛が落ちやすい場所です。そのまま流してしまう人も多いでしょう。しかし、特に女性の場合は長い髪が流れきらずに詰まってしまうことも多いのです。ですから、週に1度くらいは髪の毛を取りのぞいてください。

排水溝の中の方で詰まって悪臭が上がってくる場合は、パイプの詰まりを取る洗浄剤などを使いましょう。におい消しにも効果的です。

こまめな掃除が大切なんですね。
はい。そうすれば汚れがこびりつくことはないでしょう。

おわりに

今回は、洗面所やお風呂の鏡の曇り止めをする方法についてご紹介しました。浴室の鏡がきれいだと、なんとなくですが入浴も楽しくなりますね。

洗面所の鏡も同様です。さらに、洗面所の鏡が汚いと、家に来客があったときに恥ずかしい思いをするかもしれません。ですから、ほかの場所が汚れていても鏡だけはきれいにしようと思っていると、風水的にも運気がアップするでしょう。

メイクアップに使う鏡も、お化粧品などで汚れがちです。メイクボックスに付いている鏡や鏡台の鏡などは、油分を落とすキッチン用の洗剤で掃除をしましょう。化粧品も、油脂がたくさん含まれています。それを落とすには、キッチン用の洗剤が一番なのです。
時間がない場合はシート状のメイク落としで鏡をさっとこすってもよいでしょう。