
お風呂のお湯が出ない!? 給湯器の故障かな?と思ったらやるべきこと
2017/01/26
2019/06/05
突然お風呂や台所のお湯が出ない! となると、とても焦ってしまうと思います。特に冬場にお湯が出ないのは死活問題です。まずは焦らず、業者を呼ぶ前に、自分でできる確認などをおこないましょう。
そこで今回は、お湯が出ない場合のチェック項目や、対処法などをご紹介します。
故障の原因などもご紹介します。思いがけない原因や、うっかりミスによってお湯が出ないという場合もあるので、ぜひ最後までこの記事を読んで正しい対処法を取ってください。また、業者選びのコツもご紹介します。困った時ほど急がば回れですので、落ち着いて対応することで、なるべく早く・効率的にお湯を出せるようになるはずです。
1.お風呂のお湯が出ない!
1-1.今どんな状態かを確認する
「お湯が出ない」と一口に言っても状況はさまざまです。どういう状況であるかを客観的に説明できるように落ち着いて確認しましょう。状況によって依頼する業者や内容が変わってきます。
- 水は出るがお湯が出ない
- そもそも水が出ない(当然お湯も出ない)
- リモコンが作動しない
- リモコンは作動するが給湯器が反応しない
- 水・お湯が出ない場所の確認(台所は出るがお風呂のお湯が出ないなど)
以上のように、なるべく細かく状況をメモしておきましょう。このメモは、業者を呼ぶ時に役立ちます。
1-2.お湯が出ない主な原因
お湯が出ない原因には、以下のようなものがあります。前項の状況と併せて確認しておきましょう。
- 断水している
- 水道管が凍結している
- 止水栓が閉まっている・ガスの元栓が閉まっている
- 各栓の部品の不具合
- リモコンの温度設定ミス(お湯の温度に設定されていない)
- 給湯器の電源が入っていない・コンセントが抜けている
- (マンションなどの場合)お湯の使用可能上限に達した
- 地震などにより給湯器の安全装置が作動している
- 給湯器が故障している
2.お風呂のお湯が出ない場合にまずすること
お風呂のお湯が出ない場合は、状況を確認する必要があります。具体的な確認方法をご紹介しますので参考にしてみてください。
2-1.ガスは来ているか
お湯が出ない場合は、ガスの使用可否も確認してください。コンロの火が付くか、ガスストーブは使えるかなどを確認します。
2-2.やってはいけないこと
2-2-1.ガス臭い場合
ガス臭い場合、火気や静電気に十分注意しながら窓を開けて換気をおこなってください。換気扇や電気のオンオフも静電気の原因になるので触ってはいけません。ただちに契約しているガス会社に電話をしてください。
2-2-2.ガス臭くない場合
ガスが来ていない場合は、何度も点火してはいけません。ご自宅のガスメーターの説明書を見ながらリセット処理や復帰手順をおこなってください。ガスメーターの近くに説明書やシールがはってあることが多いです。作業中にガス臭くなった場合はすぐに作業をやめてガス会社へ連絡してください。
2-3.業者に連絡すべき場合
リセット処理をおこなってもガスが来ない場合は、ガス会社に連絡してください。ガスが来たのにお湯が出ないという場合には給湯器の不具合の可能性があります。修理・交換が必要なことがありますので、次項を参考にしてください。
3.給湯器について
3-1.給湯器の故障について
給湯器に不具合が出た場合、リモコンにエラーコードが表示されます。エラーコードは各メーカーによって異なりますが、どのメーカーも状況や対処法などをコードごとに定義してあるのです。各メーカーのエラーコードはWEB検索や説明書で確認することができます。
検索ワード例:「リンナイ 給湯器エラーコード 002」
3-2.給湯器の耐用年数
給湯器の寿命は10~15年とされています。給湯器は長年使うものなので、何年前に買ったか忘れてしまうこともあるでしょう。購入日はガス給湯器やガスメーターなどに記載されていますから、確認してみてください。寿命の過ぎた給湯器は交換する必要があります。
4.給湯器の修理・交換について
4-1.給湯器の修理について
給湯器がまだまだ寿命に達していない場合、修理だけで済む可能性があります。業者への修理依頼時には、症状やエラーコードなどをまとめておくとスムーズです。
4-2.給湯器を交換すべき場合
給湯器の寿命が過ぎている場合や、異音・異臭・水漏れなどがある場合は交換時期です。だましだまし使っていると、不完全燃焼や二酸化炭素中毒など思わぬ事故の原因になってしまいます。
4-3.給湯器の修理・交換の依頼について
お湯が出ないと大変困るため、給湯器の修理や交換の依頼は焦ってしまうものです。慌てて修理・交換業者を選んでしまうと、満足のいく対応をしてもらえなかったり、余分な出費をしてしまったりする可能性があります。焦った時ほど落ち着いて、きちんとした業者を探しましょう。
4-4.費用について
給湯器の修理・交換費用は給湯器メーカーや給湯器のタイプ、設置場所・設置状況などによって異なります。まずは見積もりから依頼してください。複数の業者に依頼することで、費用をより安くおさえることができます。その際は、料金だけを見ずに、サービスやアフターフォローの内容も吟味してください。
4-5.業者選びのポイント
給湯器の修理・交換業者を選ぶ場合は以下のポイントをおさえてください。
- (サービス内容に対する)料金の安さ
- 対応地域
- 給湯器に関するノウハウ・実績
- 対応の早さ
5.お風呂のお湯が出ない・給湯器の不具合などでよくある質問
Q.給湯器の修理・交換にかかる時間・日数はどのくらい?
交換部品や給湯器の在庫があれば最短1日程度で可能でしょう。取り寄せとなると数日待たなければならないこともあります。
Q.交換のついでに給湯器の号数をあげたいのですが?
配管の長さの設定やガスメーターを交換することで対応可能な場合もあります。マンションの給湯器は、規約により号数が変えられないこともあるので、あらかじめ管理人さんや大家さんに確認しておくと良いでしょう。
Q.給湯器が壊れてお湯が出ないが、すぐにお湯を確保したい。
すぐにお湯が必要な場合は、電気式の瞬間湯沸かし器(ティファールなど)や、ポータブルのガスコンロを使用してお湯を沸かしてください。
Q.給湯器のアフターサービスや保証について知りたい。
給湯器の保証は、メーカー保証や工事会社保証があります。メーカー保証は、リンナイ・ノーリツ・パロマなどのメーカーが付けている保証のことで、2~3年の商品保証です。
まとめ
お風呂のお湯が出ない時は、まずは落ち着いて原因と状況を確認してください。業者を呼ぶ場合にも、現状がどうなっているかをしっかり伝えることで、よりスムーズに対応してもらえるでしょう。給湯器の故障が疑われる場合は、無理やり使いつづけたり、自分で修理しようとしたりすると思わぬ事故につながることがあります。必ず専門の業者に依頼して、対応してもらってください。