朝シャンにはメリットがいっぱい! 薄毛は湯シャンで対策

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朝にシャンプーする朝シャンは1980年代後半に知名度が高まり、今ではすっかり定着しました。毎日朝シャンをしているという人も多いことでしょう。その一方で、「朝シャンは髪に負担がかかりすぎてよくない」という説もあり、「朝シャンをしていいかどうか迷っている」という人もいると思います。

そこで今回は、朝シャンのメリットとデメリット、髪に負担がかからない洗い方を解説しましょう。

  1. 朝シャンする人は多い?
  2. 朝シャンのメリット
  3. 朝シャンのデメリット
  4. 薄毛が気になる人におすすめの「湯シャン」

この記事を読めば、髪を守りつつシャンプーをする方法がよく分かります。朝シャンをやりたいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.朝シャンする人は多い?

1-1.流行語大賞にもなった「朝シャン」

今では一般的になっている朝シャン。しかし、昔は一般的ではありませんでした。

朝シャンは、朝にシャンプーをするところを1987年にCMで放送しました。そのことをきっかけに認知度が上がったのが始まりとなります。その年には「朝シャン」が流行語大賞となり女子高生を中心に広がったのです。

朝シャンをするために朝食を抜くなど健康面でのデメリットが叫ばれました。しかし、朝にシャワーを浴びることで寝汗を流せるなど多くのメリットも注目されたのです。

1-2.3人に1人は朝シャン派

今では一般的になった「朝シャン」は、夜にお風呂に入らず朝のシャワーだけで終わらす人のことも指します。現代では、3人に1人の割合で朝のシャワーだけで終わらす人がいるのです。朝シャンは、寝汗と共に寝癖や体臭も防げるので朝シャンだけの人が増えています。

1-3.気を付けないとはげる原因に……

朝シャンにはメリットがたくさんあるもの。しかし、男性にとってははげる原因にもなるので注意が必要です。体は夜眠ることで日中のダメージを回復します。回復をするとき、体の表面に汚れがあると効率が悪くなるのです。夜シャンやお風呂は、汚れを落として体を回復しやすい状態にする行為にもなってきます。日中の汚れをそのままにしておくと薄毛につながるので注意が必要です。

朝シャンはすっかりシャンプーのやり方として定着しましたね。
はい。その一方で、髪の汚れを落とさずに寝ることでデメリットもあります。

2.朝シャンのメリット

朝シャンには数々のメリットがあるもの。そのメリットについて確認しておきましょう。

2-1.寝癖・寝汗を解消できる

朝シャンをすると寝癖・寝汗を一気に解消できます。朝シャンする人が最もメリットを感じている部分ではないでしょうか。

人は寝ているときも汗をかきます。その匂いは、思っている以上に取りづらくて困っている人も多いものです。その汗の匂いを一気に取りのぞけるのは、朝シャンのいいところとなります。また、シャンプーや石けんの香りが自然と付くので仕事やプライベートでも受けが良くなるのです。

もうひとつのポイントは、寝ているときに付いた寝癖も朝シャンならば簡単に取りのぞける点。もともとくせ毛の人にとって髪の手入れは時間が掛かるもの。その手間も朝シャンならば簡単に解消できます。

2-2.体の血行をよくする

朝起きたての体は、まだ血行の流れも本調子ではありません。朝シャンを浴びれば血行の流れを良くします。朝から血行の流れが良くなるとエネルギー消費が活発になるのです。エネルギーがどんどん消費する体にすることで脂肪も燃えやすくなります。ダイエットをしている方なども朝シャンをしてみるといいでしょう。

また、最近では男性でも冷え症で悩む人が多くなっています。血行が良くなれば体の冷えも改善するので試してみましょう。

2-3.朝から気分がすっきりする

寝起きの状態は、体もまだ活動を始める準備段階となっています。その準備時間が長い低血圧の人は、朝起きるだけでも一苦労です。朝からエンジンが掛からない人は、朝シャンを浴びることで気分をリフレッシュしましょう。

朝が苦手な人は、あえて夜お風呂に入らず朝シャンを選ぶ人が多いもの。朝からお湯を浴びて目覚めるためです。頭を洗う行為は、目を覚ます要因となっています。

朝シャンのメリットは多いんですね。
はい。髪の手入れをする時間があれば朝シャンはおすすめです。

3.朝シャンのデメリット

朝シャンには数々のメリットがあるもの。しかし、男性にとってデメリットを含んでいることもあるのです。そのデメリットについて確認しておきましょう。

3-1.薄毛の原因になる

朝シャン最大のデメリットは、薄毛の原因となることです。髪は夜成長するもの。髪が成長しようとするとき、毛穴に汚れが詰まっていると成長の邪魔となります。

また、汚れがそのままになっていると頭皮や髪にとっても悪影響です。髪を洗わずに眠ってしまうと成長できないため、結果的に薄毛となります。朝シャン派の人も髪だけは洗って寝ることを心がけましょう。

3-2.すみずみまで洗浄できない

朝起きたときは、どうしてもバタバタしていることが多いかと思います。特に、会社などに行くときは1分1秒を争うことになるものです。その状態で朝シャンを行うと体・頭をすみずみまで洗浄できないことが多くなってきます。

その結果、汚れを落とし切れず不健康な頭皮となるのです。また、慌てて洗ったり力任せに洗浄したりすると抜け毛の原因にもなります。休日にゆっくり朝シャンをするのは問題ありません。しかし、慌てて洗うのが続くときは、朝シャンの方法を考え直しましょう。

3-3.皮脂をすべて洗い流してしまう

朝シャンは、前日の汚れをすべて洗い流してくれます。汚れが頭皮からすべて無くなるので非常にいいことだと思いがちです。しかし、すべて流れ落ちるのはいいことばかりではないのを知っておきましょう。

頭皮は、寝ているときに皮脂が出てきます。この皮脂は、適度に取り除く必要があるもの。しかし、全くないのも問題となってきます。

皮脂には紫外線やごみから頭皮を守る役割があるのです。しかし、朝シャンによって皮脂をすべて取り除いてしまうとダメージをすべて受けることになります。いわばバリアーとなるものをすべて取り除くことになるのです。紫外線やごみのダメージをまともに受けてしまうと髪が抜けやすくなって薄毛につながります。

3-4.朝シャンを取って朝食を抜きがちになる

夜シャンをせずに完全朝シャン派の人も多いはず。しかし、朝シャンを絶対にするようになってから朝食を抜きがちになっていないでしょうか。

どれだけ朝シャンで気分をリフレッシュしても朝食を抜けばエネルギーが持たないもの。車をピカピカに洗浄したのにガソリンを入れ忘れたようなものです。どれだけきれいにしてもエネルギーは必要となってきます。

朝シャンの時間を取るのも大事です。しかし、朝食をおろそかにしないようにしましょう。

朝シャンは時間がない人にはおすすめできないんですね。
はい。洗い髪のまま家を出なければならない場合はおすすめできません。

4.薄毛が気になる人におすすめの「湯シャン」

4-1.湯シャンのすすめ

どうしても朝シャンしたい人も多くいるかと思います。しかし、夜シャンをせずに朝シャンばかりだと抜け毛がどうしても気になってくるもの。そのような方におすすめなのが「湯シャン」です。

湯シャンとは、シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗うこと。この湯シャンは、頭皮にダメージを残さず、抜け毛対策にもなります。

4-2.湯シャンの方法

湯シャンをするときは、36~38度のぬるま湯で丁寧に洗髪します。この温度は、頭皮に刺激を与えすぎることなく汚れを落とす適切な温度です。36~38度の温度で洗髪すればシャンプーを使ったときと同じ効果が得られます。

最も理想的なサイクルは、夜シャンのときシャンプーで汚れを落とした後、朝シャンでお湯とコンディショナーを使うこと。夜シャンで汚れを落としておけば頭皮の汚れを落とせます。そして、朝シャンでトリートメントを行うことで寝癖と共にコンディショナーの香りを残せるのです。

シャンプーをしない湯シャンも選択肢の1つに入れておくといいんですね。
はい。汚れを落とし髪を傷めにくい洗い方です。

まとめ

この記事では朝シャンのメリット・デメリットを中心にまとめました。朝シャンは、今では3人に1人が行っています。朝にお湯を浴びることで匂いや寝癖を直せると共に気分もリフレッシュできるのが最大のメリット。

また、エネルギーを消費しやすい体にできるためダイエットにもつながります。デメリットとしては夜シャンをさぼって薄毛につながることです。薄毛対策としては、朝シャン時に「湯シャン」を行うこと。湯シャンを取り入れることで頭皮へのダメージを防げます。朝シャン派の人もぜひ湯シャンを取り入れましょう。