
シャワーの交換は自分ですべき? 業者へ依頼すべき状況を比較しよう
2018/01/15
2019/02/27
シャワーは気軽に体が洗えるので、時間がないときに大活躍します。中には、毎日シャワーで済ませてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、毎日使うシャワーだからこそ、不具合が起きやすく、水漏れ・亀裂が生じやすくなるものです。シャワーが使いづらくなったときは、一体どうすればよいのでしょうか。
そこで本記事では、シャワーの適切な交換方法について説明します。
この記事を読むことで、シャワーの交換方法とポイントが分かります。シャワーの不具合で悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。
1.シャワー交換の基礎知識
どんなときにシャワーを交換するか、自分でできるか、業者へ依頼すべきケースなど、シャワーの交換に必要な基礎知識をチェックしておきましょう。
1-1.どんな場合にシャワーを交換するか
交換が必要になるのは、シャワーが故障したときです。よくある故障としては、シャワーを止めても水がポタポタ落ちる・水量が少なくなった・シャワーホースやヘッドの経年劣化でしょう。また、水圧が弱い・塩素を除去してくれるものにしたいときに、交換を検討する方もいるはずです。水道水には塩素が含まれており、残留塩素が髪・肌に付着すると傷むことがあります。髪・肌質が弱い方は荒れやすくなるため、塩素を除外してくれるシャワーへの交換を検討するとよいでしょう。
1-2.自分でできるか
シャワーヘッドやホースの交換は、ポイントを押さえておけばDIYで可能です。ものをつかんだりひねったりする「プライヤー」などの工具を使用して、ホームセンターで交換するホース・ヘッドを購入すればできます。しかし、工具を使ってパッキンをはずさなければならないため、意外と力が必要です。パッキンをきちんと閉めなければ水漏れをするおそれがあるでしょう。仕上がりが不安な方は、無理にしないほうがベストです。
1-3.業者へ依頼すべきケースは?
自分での交換が不安な方や、原因不明の故障は、業者へ依頼したほうがよいでしょう。シャワーの交換は、状態によっては個人での修理・交換が困難なケースがあります。あまり無理はせず、きちんとプロの業者に依頼して直してもらったほうがよいでしょう。
1-4.シャワーの主な種類、サイズ、構造
さまざまな種類が登場していますが、ここではシャワーヘッドの種類を紹介します。主なシャワーヘッドの種類は、以下のとおりです。
- 節水タイプ:名前のとおり、節水ができるタイプ
- 塩素除去タイプ:お肌にやさしく、アトピーの方や子どもでも利用可能
- マイクロバブルタイプ:シャワーヘッドからミクロの泡を出すタイプ
- ビタミン添加タイプ:ビタミンの力を利用して塩素を完全に除去するタイプ
- 鉱石内臓タイプ:遠赤外線を利用してさまざまな効果を発揮するタイプ
サイズは種類によって異なるため、写真を撮ったり、品番を確認したりしたほうがよいでしょう。品番は、蛇口付近にシールが貼っていることがほとんどです。また、シャワーの構造は、「パスカルの原理」に基づいています。シャワーヘッドに開いている複数の穴から同じ圧力をかえられた流体が、同程度の量に分散されて噴出する仕組みです。
2.シャワーの交換方法
それでは、実際に自分でシャワーを交換する場合、どのような方法があるのでしょうか。
2-1.使う道具
シャワーホースまたはヘッドを交換する場合に、必要な道具を以下にピックアップしてみました。
- 新しいシャワーホースまたはシャワーヘッド
- プライヤーまたはモンキーレンチ
以上の道具だけで交換ができます。新しいシャワーホースとシャワーヘッドは、ホームセンターや工具店・水まわりの製品を販売しているメーカーの店舗などで購入可能です。工具もホームセンターなどですぐ手に入るでしょう。
2-2.主な方法と流れ
必要な道具を用意したら、いよいよ交換作業です。シャワーホースとヘッド、それぞれの交換方法を以下にピックアップしたのでぜひ参考にしてください。ちなみに、シャワーヘッドの場合は簡単に交換できるので、道具は必要ありません。
<シャワーホース>
- 既存のシャワーを取りはずすために、浴室の水栓とシャワーホースが接続されているナットをモンキーレンチを使ってゆるめる(モンキーレンチが入らない場合はプライヤーを使う)
- ある程度ゆるめたらナットをまわして取りはずす
- はずしたナット部分とホース部分を分解する
- 既存のシャワーを取りはずして、新しいものを取りつける
- 最初に取りはずしたナット部分を指である程度まわして取りつける
- アダプターを取りつけた後、モンキーレンチで軽く締める
- シャワーホースを接続した後に、シャワーヘッドを取りつけて終了
<シャワーヘッド>
- 取りつけられているシャワーヘッドを手でひねってはずす
- 新しいシャワーヘッドを手でねじ込み取りつけて完了
2-3.費用はいくら?
自分で交換する場合は、業者へ依頼する際にかかる費用が節約できます。必要な道具と新しいシャワーホース・ヘッドを準備するだけでOKです。新しいシャワーホースとヘッドは種類で値段が異なりますが、約2,500~8,000円で購入できるでしょう。工具も数千円で購入できるので、複数の種類を比較することをおすすめします。
2-4.注意点
長年使用していたシャワーヘッドは、くっついてしまい、はずしにくい傾向があります。無理に力を入れて取りはずしてしまうと、シャワー本体自体が壊れるおそれがあるので注意してください。また、新しく取りつけるシャワーヘッドとメーカーが違ったり、モデルチェンジによりネジ山のサイズが合わなかったりすることがあります。長年シャワーヘッドやホースを使っている場合は、むやみに自分で交換せずに、プロの業者へ依頼したほうがよいでしょう。
3.シャワーの交換を業者へ依頼する方法
プロの業者へ依頼するといっても、どのような業者へお願いすればよいのでしょうか。主な依頼先・交換の流れ・料金など知っておいてほしい内容について解説します。業者への依頼を検討している方は、ぜひチェックしてください。
3-1.どこへ依頼するか
主に、シャワー関連の水まわりトラブルに対応している業者へ依頼することになります。お湯を供給する給湯器関連の業者でも、工事・修理に対応しているところがあるのです。ただし、業者へ依頼する場合は、丁寧に対応してくれるところを選ばなければなりません。中には、悪徳業者も存在しているので注意が必要です。
3-2.主な流れ
プロの業者によるシャワー交換の主な流れを以下にピックアップしてみました。
- 業者のホームページのフォームまたは電話から無料見積もり・無料相談を申しこむ
- 実際に、シャワーの状態を確認して、具体的な工事プランと見積もりが提示される
- プランと見積もり内容に納得した後、契約を交わし、工事日を決める
- 工事当日に業者スタッフがやってきて作業開始
- 交換後に費用を支払って完了
上記が大まかな流れとなりますが、業者やシャワーの状態によって異なる可能性があります。後でトラブルにならないためにも、契約前にきちんと確認しておきましょう。疑問点がある場合は、その場ですぐに問い合わせて確認することが大切です。
3-3.業者選びのポイント
快適なバスタイムを過ごせるか否かは、業者の腕にかかっているといえます。工事内容が不適切だと、後々シャワーが使えなくなることもあるので業者選びに注意が必要です。しかし、複数の業者の中から、どこに依頼すべきか悩むでしょう。そんなときは、以下のポイントに注目してください。
- スタッフの対応が丁寧でスピーディー
- 水まわりの工事・修理の実績がある
- 有資格者が工事に対応してくれる
- 無料見積もり・無料相談を受けつけている
- 即日対応が可能
- 低価格かつ高品質なサービスが利用できる
- 要望を聞きつつも的確なアドバイスをしてくれる
- 口コミ・評判がよい
- アフターサービス・工事保証が充実している
給湯器・住宅設備の激安販売&設置工事を行っている「給湯器設置・交換ガイド」では、どんな内容の相談にも丁寧に対応しています。少しでも不安を感じている方は、ぜひお問い合わせください。
3-4.料金について
気になる料金ですが、シャワーの状態・故障内容・業者によって異なります。大まかな費用としては、工事費込みで3万~5万円です。あくまで目安となるため、ケースによってはもっと安く高くなる可能性があります。「とりあえず費用が知りたい!」という方は、無料見積もりを複数の業者に依頼してください。複数の業者から出た見積もりを比較することで、平均費用が分かるでしょう。
3-5.注意点
「見積書には記載されていなかった追加料金を請求された」「交換後にシャワーがすぐに壊れた」など、悪徳業者とのトラブルが多発しています。シャワーなど水まわりのリフォームは手抜きしやすい傾向があるため、業者選びのポイントを押さえた上で慎重に選択してください。複数の業者を比較すれば、悪徳業者と優良業者を見極めることができるでしょう。
4.シャワーの交換に関してよくある質問
シャワーの交換に関してよくある質問を6つピックアップしてみました。
Q.人気のシャワータイプはどんなもの?
A.節水タイプや、工具不要で取りつけが簡単なタイプに人気が集まっています。また、デザインもさまざまな種類があるので、ホームページや家電量販店でもカタログをチェックすると良いでしょう。カタログで気になったものがあれば、直接どんなものか自分の目で確認することをおすすめします。
Q.シャワーの耐用年数、交換の目安はいつ?
A.シャワーの耐用年数は、それぞれの部位で異なります。たとえば、シャワー本体は使用から約10年、パッキン類・カートリッジ・シャワーヘッド本体は使用から約5年が交換目安です。急な故障であわてることがないように、こまめな点検を心がけておきましょう。使用時に金具から水が漏れていないか、水栓本体およびハンドシャワー部のナットがゆるんでいないかなどをチェックしてください。
Q.シャワーヘッドを長持ちさせるコツは?
A.できるだけ、キレイな状態を維持し続けることです。シャワーヘッドに水道に含まれているカルシムが付着し、白いカスがついているのなら掃除してください。アルカリ性の汚れとなるので、酸性のお酢を薄めて1~2時間ほどつけおきしておきましょう。後は、洗い流して水で湿らせたスポンジで磨くだけでOKです。
Q.シャワーホースを交換するメリットが知りたい
A.現在感じている不満や使いづらさを解消することが大きなメリットでしょう。また、使用期間が長いシャワーホースは劣化が激しく、水道代が高くかかっている可能性があります。実は、シャワーを新しいものに交換するだけで、水量を約30%節約できるケースがあるのです。毎月の水道代が高くて悩んでいる方は、ぜひ交換してみてはいかがでしょうか。
Q.シャワーヘッドとホースが合わない場合の対処法は?
A.アダプターを使用すれば問題が解決できます。ただし、どのアダプターでもよいというわけではありません。シャワーホースのメーカーによってアダプターの種類が異なります。付属のアダプターを使用すればよいですが、ついていない場合は別売りのアダプターを購入してください。どのアダプターを使用すべきか分からない場合は、メーカーに問い合わせて確認するとよいでしょう。
Q.どんなシャワーヘッドでも交換できるのか?
A.基本的に、国内の大手メーカー(TOTOなど)のものなら、取りつけることができるでしょう。ただし、一部商品によっては、アダプターが必要なものもあります。もし、交換後に水が漏れる場合は、シャワーのサイズに適したゴムパッキンをつけると水漏れがなくなるでしょう。
まとめ
シャワーから水漏れがしている・使いづらい・水道代を節約したいなど、何かしらの不具合や不満を感じている場合は、シャワーの交換をおすすめします。シャワーホース・シャワーヘッドの交換は、個人でもできますが、故障内容・状態によっては業者への依頼がベストです。費用節約のために自分で無理に交換すると、逆に費用が高くかかるケースもあるので注意してくださいね。分からないことがあれば、専門の業者に相談するとよいでしょう。