あなたもウォシュレットにしませんか?選び方の基礎知識とポイント

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

快適な暮らしのために、いまや欠かせないアイテムとなった温水洗浄便座。というより、ウォシュレットといった方がわかりやすいでしょう。普及率は8割を超え、私たちの生活にすっかり定着しました。まだという方は、住宅の新築やリフォームで、ウォシュレットにしませんか?購入するときに知っておきたい基礎知識、選び方のポイントをまとめました。

  1. 清潔好きに愛されるウォシュレット
  2. ウォシュレットの種類
  3. ウォシュレットの取り付け方
  4. ウォシュレットのトラブル・故障
  5. ウォシュレットの設置・交換
  6. ウォシュレットでよくある質問

ウォシュレットの種類や機能・性能はさまざまです。どんな機能が搭載されているかで、選び方は変わってきます。選び方のポイントは、ウォシュレットが備える機能です。
記事を読んだあとは、カタログや実物を見ながら比較検討し、ご自分やご家族に一番ふさわしい機能をもつウォシュレットを選んでください。快適なトイレライフが待っています。


1.清潔好きに愛されるウォシュレット

1-1.ウォシュレットとは

ウォシュレットとは、ノズルから噴出した温水で、おしりを洗浄する機能をもった洋式トイレの便座(温水洗浄便座)のことです。形状で分けると、便器一体型と便座型(シート型)があります。一体型は、新築や便器の交換も含んだリフォームに適した製品です。一方、便座型(シート型)は、既存の便器に設置することができ、簡易なリフォームに適しています。
ウォシュレットという名称は、日本で初めて温水洗浄便座を販売したTOTOの商品名(登録商標)です。でも、他社製品も含めてウォシュレットと呼ばれるほど、名称は定着しました。この記事では、一般名称である温水洗浄便座として、ウォシュレットという名称を使用します。

1-2.ウォシュレットの歴史

「おしりだって洗ってほしい」
TOTOがつくったウォシュレットのCMキャッチコピーです。1982年のことでした。当時は、トイレ製品、中でもおしり洗浄を前面に出したCMなんて、考えられなかった時代です。斬新というより、社会を揺るがすほどのインパクトがありました。事実、テレビCMは、大きな話題を集めます。キャッチコピーは、今日でいう流行語大賞になるほどでした。ウォシュレットが発売されたのは1980年。CMが流れたのは、発売から2年後のことになります。
CMをきっかけに、ウォシュレットは、急カーブを描いて普及していきました。「おしりだって洗ってほしい」のキャッチコピーが、清潔好きの日本人に受け入れられたのです。おしりを洗浄して清潔に保つ行為は、いまや常識となっています。
その後、ほかのメーカーも参入し、特に、2000年代に入って、公共施設や一般住宅で、一気に普及しました。
実をいうと、日本における温水洗浄便座の歴史はもっと古く、東京オリンピックが開かれた1964年のことでした。TOTOがアメリカから輸入・販売を開始したのが初めてです。ただし、病院や福祉施設向けがメインで、一般の住宅には、ほとんど普及しませんでした。その後、TOTOは国産化に踏み切り、1980年にウォシュレットの発売、2年後にCMとなったのです。
ウォシュレットは現在、メーカーのショールームだけではなく、ホームセンターや家電量販店でも見ることができるようになりました。TOTOのウォシュレットだけでも、累計出荷台数は4,000万台を突破しています(2015年7月)。内閣府 の調査によると、2016年3月現在の普及率は、81.2%です。

1-3.ウォシュレットの主な機能

各メーカーから多種多様のウォシュレットが発売されています。標準機能は、温水洗浄便座という一般名称からわかるように、温水によっておしりを洗浄する機能です。さらに、暖房便座、リモコンも標準的な機能になります。ただし、同じ機能でもメーカーによって違いがあるため、ご自分にあったものを選ぶようにしてください。機能は、以下の4つに分けることができます。

  • 洗浄機能:ウォシュレットの生命線です。おしり洗浄やビデ洗浄があります。温水の勢いの調節や、温水の噴出の方法に、多様な方式のものが登場してきました。
  • 快適機能:暖房便座は、冬場にはありがたい機能です。脱臭、温風乾燥、洗浄位置調節、着座センサーなどの機能が充実しています。
  • 清潔・清浄機能:最近、掃除や手入れのしやすさなど、清潔な状態に保つための機能に対して、ニーズが高まってきました。自動洗浄機能、抗菌機能、セルフクリーニング機能、掃除しやすいように、本体を簡単に着脱できる機能などがあります。
  • エコ機能:こまめのON・OFFで節電する運転スイッチで節電する機能、さらにタイマーで自動節電するタイプなどがあります。

ウォシュレットは、機能・性能により価格帯は、広くなっています。安い製品だと1万円台から、高い製品だと10万円以上までさまざまです。貯湯式は低価格帯が多く、瞬間式はさまざまな機能があることも含めて、高価格帯が多いということができます。
また、操作するリモコンのタイプは、壁に設置するタイプと、ウォシュレット本体の脇に取り付けるタイプの2つです。最近は、壁タイプが好まれています。