給湯器を点検しよう ~普段の点検と法定点検の必要性~

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ある夜、疲れた体をいやそうとお風呂に入ろうとしたとき。お風呂に張ったはずのお湯が水だったことはないでしょうか。もしくは、シャワーを浴びようとしたら水しか出なかったこともあるかと思います。
お湯が出ない原因は給湯器の異常です。いやしのお風呂タイムを台無しにはしたくないもの。そこで、普段からの点検を行いましょう。
この記事では給湯器の点検をする重要性をまとめました。

目次

  1. 点検の重要性
  2. 普段の点検をしないことで起こる不備
  3. 自分でやってみる点検
  4. 法定点検制度とは
  5. 点検を依頼する際の注意点
  6. まとめ

1.点検の重要性

1-1.点検をしていないと

給湯器の点検はこまめにしておきましょう。お湯が急に出ないのは意外と困るものです。
また、点検しておくことで給湯器の錆(さ)び付きや液漏れに気付くことができます。放っておくと大きな事故につながるので要注意。

1-2.点検だけでなく掃除もしておく

給湯器は掃除しておかないと故障することがあるので注意しましょう。
浴槽などのフィルターが詰まっていると追い炊きがうまくできないことがあります。
お湯が出ないときは給湯器を確認しましょう。溜(た)まっていたごみを取り除くだけで改善することがあります。

2.点検をしないことで起こる不具合

2-1.給湯器を点検しないと

ある日を境にお風呂が沸くのに時間が掛かることはないでしょうか。点検を怠っていると徐々に劣化していく給湯器に気付くことができません。
お風呂が沸きづらいだけでなく点火時に大きな音がしたりシャワーの勢いが悪くなったりします。また、使用中に温度が変わることもあるので注意しましょう。

2-2.給湯器自体に起こる変化

お風呂の調子だけでなく、点検を怠ると給湯器自体に起こる変化に気付けません。
給湯器が錆(さ)びついていると腐食が進んで部品の故障やガス漏れが発生します。また、給湯器の下部から液体が漏れていると故障の原因となるのです。
さらに、排気口の周りが黒くなっていると不完全燃焼を起こしている可能性があります。そのまま放っておくと一酸化炭素中毒となる危険性があるのですぐに業者へ相談しましょう。

3.自分でやってみる点検

さまざまな不具合や事故を防ぐのはこまめな自主点検です。この項目では自分でできる点検方法をご紹介します。

3-1.点火の有無

給湯器がきちんと点火するか確認しましょう。雨の日だけ点火しづらいのであれば湿気などによる一時的なものが考えられます。また、乾電池タイプの給湯器であれば電池交換を忘れないようにしましょう。
給湯器によってはリモコンを入れ直すことで点火することがあります。あまりに点火しないようであれば業者に相談してみましょう。

3-2.給湯温度が低い

リモコンの設定温度がおかしくなっていることがあります。また、機器本体に能力切り替えスイッチがある場合はスイッチ位置の確認をしましょう。

3-3.風呂の沸き上がり温度が低い

風呂の沸き上がり温度が低かったり設定温度が出なかったりする場合は、給湯器ではなくて浴槽内のフィルターが原因のことが多いです。
浴槽内のフィルターが汚れていると効率的に温度を上げることができません。フィルターが汚れている場合は歯ブラシなどで掃除をしてから取り付けましょう。また、沸き上がり温度は目安のため体感する温度とは違う場合があります。

3-4.異音がする

モーターが回転しているような音であれば凍結防止の機能が作動していることがあるようです。また、給湯器を使った後に機器内を冷却するためファンが回るタイプがあります。
気になったら自分の使っている給湯器の機能を調べておきましょう。

3-5.お湯が変色している

お湯が白くにごって見えるのは水中に溶け込んだ空気が熱によって細かい泡となっている現象です。お湯が白くなっているだけなら異常ではないので安心してください。
また、お湯が青く見えるときは水中のわずかな銅イオンが溶けだしている状態です。浴槽が青くなるのもイオンが付着した影響。こまめに掃除すれば変色を防ぐことができます。

4.法定点検制度とは

4-1.法定点検制度の定義

給 湯器は長期間の使用によって次第に劣化します。そのため、安全に使い続けるには支障が生じることになるのです。給湯器を安全に使い続けることと、重大な危 害が起きないようにするため点検する義務が決められました。その点検のことを法定点検制度と言います。正式名称は長期使用製品安全点検制度です。

4-2.給湯器の所有者登録をする

給湯器を購入した人は、業者から法定点検制度に関する説明を受けることになります。その後、所有者票をもらいますので必ず郵送するかインターネットで登録しておきましょう。

4-3.点検までの流れ

自身が持つ給湯器の点検時期が来ると点検通知書がやってきます。点検期間のおよそ6か月前に来るので確認しましょう。点検通知書には受ける場合も受けない場合も、その旨を返信するようにします。
点検通知書を返信すると担当者が必要事項を確認することになっているのです。点検料金や点検の結果次第では必要となる整備部品など大まかな見積もりを取ってもらいましょう。

4-4.業者による訪問

約束した日時になると業者が家に来て点検を行います。業者は約束した日時以外に急な訪問をすることはないで安心してください。また、依頼者の了解を得ずに勝手な点検はしないのを知っておきましょう。
点検した後、交換や修理が必要な部分があれば依頼者に報告するようになっています。また、点検時は依頼者の立ち会いが必要なので時間が取れる日を指定しましょう。

5.点検を依頼する際の注意点

5-1.点検の基本

点検は基本的に依頼しない限り行われません。また、点検を依頼した場合は、点検員が認定証を必ず提示するようになっています。依頼した場合は必ず確認しましょう。

5-2.点検業者が急に来た場合

点検業者が急に訪問してきて「あなたの給湯器を無料で点検しますよ」という業者がいます。しかし、こうした業者には依頼しないでおきましょう。点検を無料で申し出る業者は点検と同時に何かものを売りつけたり勝手に修理をしたりします。
また、ひどい場合は自分で配管を傷つけて修理費用をだまし取るような業者もいるようです。点検するように見せかけてカッターなどで配管を傷つけてからお金を請求します。
突然訪問してきて勝手に点検を行う業者には注意しましょう。

6.まとめ

いかがでしたか?

この記事では給湯器の点検について紹介しました。さいごに、給湯器の点検に関する大事なポイントをまとめておきましょう。

  • 給湯器は自分で点検する必要がある。
  • 点検を怠ると、いざというとき対処できない。
  • 点検すると未然に問題を防ぐことができる。
  • 一酸化炭素中毒など危険な事故が起こる可能性がある。
  • 業者による法定点検制度を活用する。
  • 勝手に業者が点検することはない。
  • 訪問して無料点検を申し出る業者には依頼しない。

給湯器は生活を支える機器のひとつ。急にお湯が出ないと不便なことだらけ。点検を怠るとお湯が出ないだけでなく、自分の身に危険さえ降りかかります。普段からしっかりと点検することを心がけましょう。