浴室で起こりやすいヒートショックの対策とは? 夏でも油断できません

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8月も後半になり、やっと暑さもやわらいできました。
しかし、まだまだ残暑が厳しい日もあるでしょう。
こんな日に気を付けたいのがヒートショックです。
ヒートショックというと、冬場に起こる現象というイメージがある方も多いでしょう。
しかし、実は夏場にもヒートショックは発生するのです。
特に、浴室などは要注意でしょう。
そこで、今回はヒートショックを防ぐ方法をご紹介します。
入浴の仕方ひとつで、ヒートショックの危険性が薄れたり逆に高まったりするのです。
ヒートショックの危険性について知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. ヒートショックって何?
  2. ヒートショックは冬だけに起こるとは限らない!!
  3. 今すぐできるヒートショック対策とは?
  4. ​おわりに

1.ヒートショックって何?

ヒートショックとは、急激な温度変化に体がダメージを受けることです。
暖かい部屋から急に寒い外へ出ると、体が大きく震えることがありますね。
あれは体が急激な温度変化に対応しようとして、血圧や心拍数を急激に上げるために起こるのです。
人間は外気温が何度であっても、体温は一定に保たれています。
しかし、急激な温度変化が起こると体温を調節しようと神経がフル稼働するのです。
若いうちならば、このような体の変化も問題ありません。
しかし、年齢が上がるにつれて血管がもろくなったり高血圧になったりする人も多いでしょう。
そのような持病を抱えた人が、急激な温度変化を体験すると血圧や心拍数の変化に耐えきれず、心筋梗塞や脳出血を起こしやすくなります。
トイレやお風呂で急に倒れて高齢者が亡くなる場合は、このヒートショックを起こしたことが原因なことが多いのです。

2.ヒートショックは冬だけに起こるとは限らない!!

ヒートショックは、冬に起こることが多いです。
室内は暖房が効いていても、廊下やトイレ、浴室は寒い家が少なくありません。
早く熱いお風呂に入ろうと、寒い脱衣所で手早く洋服を脱ぎ熱い風呂につかると、ヒートショックを起こしやすいでしょう。
また、寒いトイレでいきむと脳出血を起こしやすくなります。
ですから、脱衣所や浴室、トイレに暖房をつけましょうと盛んに宣伝されているのです。
寒い場所を暖めることで屋内との気温差をなくし、体への負担を軽減すればヒートショックは起こりにくいでしょう。
しかし、ヒートショックは冬にだけ発生するわけではありません。
真夏でもヒートショックは起こります。
夏に起こるヒートショックは、冬の逆です。
冷房の効いた室内から急に暑い外へ出ると、体への負担が大きくなります。
また、暑い外から冷房の効いた屋内へ入っても同じ。
これは、冬場と同じ条件ですね。
さらに、熱い外から帰ってきて汗を流そうとシャワーで冷水を浴びても、ヒートショックが起こりやすくなります。
ですから、夏だから安心というわけではありません。

3.今すぐできるヒートショック対策とは?

では、ご家庭で今すぐできるヒートショック対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.着るもので体感温度を調節する

冬は防寒対策で、上着を1枚余分に持ち歩く人も多いでしょう。
しかし、夏場は薄着で出かける人も多いです。
でも、外は暑くても建物の中は冷房が効いています。
ですから、暑い外に出て再び涼しい屋内に入る場合は、薄手の上着も1枚持っていきましょう。
また、建物に入る前に汗を拭くだけでも効果があります。
特に、男性の場合は「冷え」を実感できない人もいるので、注意が必要です。
上着でなくても、ショールなどで代用もできるでしょう。

3-2.シャワーやお湯の温度に気を付ける

外気温が低い場合は、脱衣所や浴室に暖房をつければ温度をたもてます。
しかし、夏はシャワーや湯船の温度に気を付けましょう。
どんなに暑くても、頭から冷水をかぶってはいけません。
急にプールに飛びこんではいけないのと同じです。
今は、30度くらいのぬるいお湯も出せます。
ですから、ぬるいお湯を体の先端から心臓へ向けてかけていきましょう。
また、ひんやり感じる入浴剤も増えています。
暑い時期の入浴に愛用している方もいるでしょう。
しかし、これも使いすぎると体に負担がかかります。
高齢者の場合は、使用を控えたほうがよいでしょう。
また、誰かが入った後に入浴してもよいですね。

3-3.飲酒して入浴しない

一杯飲んでほろ酔い加減になった後の入浴は、気持ちがよいものです。
しかし、飲酒すると血管が広がって血圧が下がります。
そんな状態で急に血圧が上がるようなことをすると、よりヒートショックの危険性が高まるでしょう。
夏はビールがおいしい季節。
一杯飲んでいい気分になったところでシャワーを浴びたい、という人もいるかもしれません。
しかし、高血圧や動脈硬化の持病がある方は、飲酒後の入浴は控えてください。
高齢者の方も同様です。お風呂に入ってさっぱりした後に飲酒したり、酔いをさましてから入浴したりしましょう。

3-4.定期的に医師の診察を受ける

高血圧や動脈硬化は、自覚症状がありません。
ですから、何か別の病気を発症するか健康診断を受けていないと分からないでしょう。
会社に勤めている間は定期的に健康診断を受けていた人も、退職するとなかなか機会がなくなるかもしれません。
しかし、自治体でも健康診断を行っています。
また、高齢者はかかりつけ医を持っていれば何かと安心です。
ですから、定期的に健康診断を受けるなど健康管理に気を配りましょう。
高血圧や動脈硬化も適切な治療を受けていれば、悪化しにくいのです。

3-5.家族も気を配ろう

浴室やトイレは最もプライベートな空間です。
たとえ家族といえども、立ち入ることはほとんどありません。
しかし、それがあだになって発見まで時間がかかる場合もあるでしょう。
脳出血や心筋梗塞は早期に治療するほど、後遺症も軽くなる可能性が高いのです。
ですから、高齢者と住むご家族は浴室とほかの部屋で通話できるようにしたり、トイレが遅い場合は確認をしにいったりしましょう。
また、一定時間トイレに入っているとブザーが鳴ったり、トイレに入っているときはランプが点灯したりする装置もあります。
そのような装置の導入も検討してください。
万が一浴室などで倒れてしまった場合は、頭を絶対に動かさずに救急車を呼びましょう。
頭を動かすと脳出血が広がる恐れがあります。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回はヒートショックの原因と対策についてご紹介しました。
まとめると

  • ヒートショックは冬だけに発生するとは限らない。
  • 暑い外から冷房が効いた室内に入った場合も危険。
  • 暑いからと外出後、すぐに冷たいシャワーを浴びるのも危険。
  • 飲酒後に入浴しない。
  • 家族も高齢者に気を配る

ということです。
今年の夏は特に暑いので、熱中症の危険が盛んに宣伝されています。
しかし、ヒートショックも十分に怖いので、高血圧や動脈硬化の持病がある方も気を付けましょう。
また、さっぱりしたいのならば、冷水にタオルをひたして体を拭いてもよいですね。
シャワーをいきなり浴びるよりは、温度の変化も少ないでしょう。
ヒートショックは、10度以上の気温差があると発生しやすいと言われています。
ですから、外気温が30度あったとしたら冷房で20度前後に冷えた部屋に入っても、ヒートショックが起こりやすいでしょう。
ご家庭で冷房の設定温度が20度前後というところは少ないですが、商業施設では注意が必要です。