温熱蕁麻疹の症状は? 原因や対処法・予防のポイントを詳しく解説

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運動をした後や入浴した後に皮膚がにかゆみや湿疹が出る。このような症状でお悩みの場合、熱湯蕁麻疹の可能性があります。頻繁にかゆみや湿疹が出るのをそのままにしておくと、皮膚に負担がかかって肌荒れの原因になるかもしれません。肌の状態を健康に保つためにも正しく対処することが大切です。

そこで今回は、熱湯蕁麻疹の症状原因対処方法などを解説します。

  1. 蕁麻疹とは?
  2. 温熱蕁麻疹が出やすいのはどんなとき?
  3. ​温熱蕁麻疹の原因は?
  4. 発症しやすいのはどんな人?
  5. 温熱蕁麻疹の問題点は?
  6. 温熱蕁麻疹の対処法

この記事を読めば、急激な温度変化から皮膚を守る方法がよく分かります。運動や入浴の後にかゆみや湿疹が出て悩んでいる方は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.蕁麻疹とは?

蕁麻疹とは、皮膚に現れる一過性の赤みや発疹、かゆみなどの総称です。蕁麻疹が出る原因はいろいろありますが、温度変化によるものとアレルギー性のものが多いでしょう。

たとえば、ゴムにアレルギーがあった場合はゴムに触れると赤くかぶれたりすることがあります。これも、蕁麻疹の一種です。通常の炎症との違いは、原因が取りのぞかれれば蕁麻疹は速やかに消えるということ。

温熱蕁麻疹の場合は、肌の熱が引けばかゆみや発疹も治まるでしょう。ですから、それほど深刻な事態になりにくい反面、なかなか皮膚科に行かず症状が改善しないというケースもあります。

皮膚に現れる一過性の赤みや発疹・かゆみなどの総称を蕁麻疹というんですね。
通常の炎症と違い、原因が取りのぞかれれば蕁麻疹は速やかに消えます。

2.温熱蕁麻疹が出やすいのはどんなとき?

温熱蕁麻疹は、肌が熱を持つと現れる蕁麻疹です。では、どのような状態のときに現れやすいのでしょうか? この項では、その一例をご紹介します。

2-1.皮膚の一部が急激に温まったとき

寒いときは、暖房器具のすぐ近くで暖を取ることも珍しくありません。最近の暖房器具は、温風が出るものが多く、それが肌に当たるとその部分だけ急激に体温が上昇します。そうなると、蕁麻疹が発生しやすくなるのです。

温風だけでなく湯たんぽやカイロなど、体に密着させて使う暖房器具でも同じ状況が起きやすいでしょう。

2-2.いきなり温かいお風呂に入ったとき

全身が冷え切った状態で温水に浸かると、皮膚表面の温度が急激に上がります。すると温熱蕁麻疹が出やすくなるのです。風呂上がりに体が赤く、強いかゆみが出るという場合は温熱蕁麻疹が出ている可能性が高いでしょう。

また、同じように寒い屋外から急に温かい室内に入ったときにも温熱蕁麻疹が出やすいです。敏感な人ですと、温かい飲み物を飲んだ後にも出る場合があります。

2-3.運動をした後

運動をすると、体温が上がります。特に、冬は運動をする前と運動後では皮膚表面の温度が大きく変わるでしょう。すると、温熱蕁麻疹が出やすくなります。冬に運動をすると体がかゆくなるという方は、温熱蕁麻疹が出ている可能性があるのです。

肌が熱を持つと現れる蕁麻疹が温熱蕁麻疹なんですね。
皮膚の一部が急激に温まったとき、いきなり温かいお風呂に入ったとき、運動をした後、といった状況で出ることがあるでしょう。

3.温熱蕁麻疹の原因は?

温熱に限らず、蕁麻疹は皮膚の血管周辺にある肥満細胞が刺激されてヒスタミンという物質が出ることによって発症します。血管は温度によって開いたり縮んだりしまうので、その動きが肥満細胞を刺激するのです。ですから、温熱蕁麻疹だけでなく寒冷蕁麻疹というものもあります。

4.発症しやすいのはどんな人?

4-1.アレルギー体質の方や冷え性の方

蕁麻疹は誰でも発症する可能性がありますが、アレルギー体質の方や冷え性の方が特に発症しやすいでしょう。

アレルギー体質の方は、温熱蕁麻疹の原因となるヒスタミンが出やすいためです。また、冷え性の方は常に皮膚が冷えているので、ほかの人よりも低温で蕁麻疹が出やすいでしょう。

4-2.乾燥肌・敏感肌の方

このほかにも、乾燥肌・敏感肌の方も温熱蕁麻疹が出やすいといわれています。

4-3.赤ちゃんや高齢者

温熱蕁麻疹はどの年代でも発症する可能性がありますが、赤ちゃんや高齢者に多い傾向があります

たとえば、赤ちゃんは冷やしてはいけない、とつい厚着をさせがちです。体温調節がまだうまくできないので、温度差が激しい場所に行くと体温も変わりやすいでしょう。その結果、かゆみが出て激しくぐずることもあります。

また、高齢者の場合は、加齢から肌の温度調節がうまくいかず乾燥肌になりやすいため、蕁麻疹になりやすい状態です。

アレルギー体質の方や冷え性の方が特に発症しやすいんですね。
アレルギー体質の方はヒスタミンが出やすく、冷え性の方は常に皮膚が冷えているので、ほかの人よりも低温で蕁麻疹が出やすいでしょう。

5.温熱蕁麻疹の問題点は?

温熱蕁麻疹は、長期間出るものではありません。ですから、しばらく放っておけば皮膚の熱が取れ、蕁麻疹も治まるでしょう。しかし、その間のかゆみに悩まされている方は少なくありません。乾燥肌や敏感肌は、子どもや高齢者にも多いもの。蕁麻疹が出るとかゆみでかきむしってしまうこともあるでしょう。

その結果、皮膚が傷ついてひどい炎症になってしまうこともあります。ですから、かゆみがひどい場合は皮膚科で相談をして薬を処方してもらうことも大切です。

温熱蕁麻疹は、長期間出るものではないんですね。
しかし、蕁麻疹が出るとかゆみでかきむしってしまうこともあるでしょう。かゆみがひどい場合は皮膚科で相談をして薬を処方してもらうことも大切です。

6.温熱蕁麻疹の対処法

では、最後に皮膚科を受診する以外の温熱蕁麻疹の対処法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

6-1.皮膚の温度を急激に上げないようにする

温熱蕁麻疹は、皮膚の急激な温度上昇によって発生します。ですから、皮膚の温度を急激に上げないようにしましょう。たとえば、暖房の温風や湯たんぽ、かいろなどを直接肌に当てないようにするだけでも効果はあります。

また、冬に屋外に出る場合はできるだけ露出を少なくして、肌の温度低下を防ぎましょう。さらに、寒い屋外から帰ってきたら、暖房に近づきすぎないように注意してください。

6-2.浴室を温めておく

冬のお風呂は、浴槽内と洗い場の温度差が激しい場所でもあります。特に、築年数がたった広い家の場合は、浴室が家の北側にあることが多いでしょう。隙間があって洗い場が寒いということも珍しくありません。ですから、温熱蕁麻疹が出やすい方は一番風呂を避けたり浴室を温めてから入浴したりしましょう。脱衣所に小さなヒーターを置くだけでも、体の冷えは防げます。

また、寒い屋外から帰ってきてからすぎに熱いお風呂に入らないようにしましょう。これは、高血圧の人にも同じことがいえます。温度差が激しいほど、血管の収縮や拡張も激しくなり血圧が急激に上がりやすくなるのです。すると、浴室で脳出血や脳こうそく、さらに心筋こうそくなどが起こりやすくなります。これを「ヒートショック」といい、特に高齢者は気をつけなければなりません。飲酒してすぐの入浴も危険です。

6-3.運動は体をほぐしてから行う

寒い屋外で急に激しい運動をすると、体温が一気に上昇します。ですから、まずはストレッチをして筋肉をほぐすとともに、体温を緩やかに上げていきましょう。

また、短時間で汗をたくさんかくような運動よりも、長時間やってうっすらと汗をかくくらいの運動がお勧めです。

特に、スキーなどのウィンタースポーツには要注意。滑っているときは温かくても、リフトに乗ると急激に体が冷えてしまうことが多くより蕁麻疹が出やすくなります。ですから、ウィンタースポーツを楽しむ場合は、保温効果の高い下着をつけるなどしてできるだけ体温の低下を防ぎましょう。えりや足首のしまった下着をつけるだけでもだいぶ違うのです。

皮膚の温度を急激に上げないようにするといいんですね。
浴室を温めておく、運動は体をほぐしてから行うなど、急激な体温の変化が起こらないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、温熱蕁麻疹の原因や症状、さらに対処法についてご紹介しました。温熱蕁麻疹は肌の熱が取れればすぐに消えてしまうので、本人もなかなか気づかない場合があります。ですから、体が温まってくるとひどいかゆみが出るという場合は、注意しましょう。かゆみが強い場合は、皮膚科を受診して抗ヒスタミン剤を処方してもらってください。

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