追い焚きと足し湯でガス代はどう違う? お得なのはどっち?

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9月も半ばを過ぎ、夜は肌寒さを感じる日も多くなりました。夏の間はシャワーで入浴を済ませていた人も、そろそろ湯船につかりたいと思うようになるでしょう。そこで、気になるのがガス代と水道代です。

今回は、追い焚きと足し湯のどちらがお得で速いか比べてみましょう。また、今はエコキュートやエコジョーズなど新しいタイプの給湯器もあります。それらは従来のものに比べるとどれだけお得なのでしょうか?

お風呂のガス代や水道代をできるだけ節約したいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. お風呂の節約術はあてにならない?
  2. 追い焚きと足し湯の違いは?
  3. 足し湯と追い焚きとどちらがお得なの?
  4. エコキュートや深夜電気温水器の方がメリットは大きい?
  5. ガス代や水道代を節約するにはどうしたらいいの?

1.お風呂の節約術はあてにならない?

毎年秋になると、お風呂のガス代と水道代の節約術がテレビや雑誌などで紹介されます。しかし、ガス代と水道代というのはかなりの地域差があるのです。

また、ガスはプロパンと都市ガスでも値段が変わってきます。さらに、お風呂の入り方は各家庭の人数やライフスタイルによっても異なるでしょう。ですから、一概に「こうすれば、必ずガス代も水道代も安くなる」という方法はありません。数ある節約術の中から、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

2.追い焚きと足し湯の違いは?

この項では、追い焚きと足し湯の違いをご説明します。水道代やガス代はどう違ってくるのでしょうか?

2-1.追い焚き

追い焚きとは、ガスを使ってお湯を沸かし直すことです。かかるのはガス代だけですが、水の温度が低いほど適温になるまで時間がかかるでしょう。また、ガス風呂ガマで追い焚きをすれば速いですが、現在は設置している家も少なくなってきています。

2-2.足し湯

給湯器で沸かしたお湯を湯船に足していく方法です。冷めたお湯に熱いお湯を足せば、適温になるでしょう。ガス代に加えて水道代もかかりますが、給湯器は非常に効率よくお湯を沸かすので、冷めたお湯を沸かし直すよりは電気代は少なくて済みます。

また、入浴すれば浴槽のお湯は減っていくのです。ですから、家族が多いほど足し湯をした方が経済的ということもあります。

2-3.エコキュートや深夜電気温水器の足し湯は?

深夜電気温水器やエコキュートは、深夜の電気代が安いときにお湯を沸かして内部に保管しておくタイプの給湯器です。ですから、足し湯をしても電気代も水道代もかかりません。保温ポットの中のお湯を入れているようなイメージです。

ですから、使い方によってはガス給湯器を使うよりも電気代やガス代が節約できるでしょう。しかし、沸かしておける水の量には限りがあります。給湯器の中のお湯が空っぽになってしまえば、お湯が沸くまで何時間もかかるのです。ですから、使用量にあったサイズの給湯器を使わなければとても不便になります。

3.足し湯と追い焚きとどちらがお得なの?

足し湯と追い焚きはどちらがお得、と言いきることはできません。ガス代と水道代が安い地域ならば、少量の足し湯の方がガス代の高い地域の追い焚きよりは安いでしょう。

また、逆にガス代と水道代がどちらも高い地域ならば、追い焚きの方が水道代のかからない分安いです。ですから、家族の人数とお風呂の使い方によって追い焚きと足し湯を使い分けましょう。

たとえば、家族の人数が少なくて最後の一人が入るまでほとんど浴槽のお湯の量が変わらないという場合は、追い焚きの方がよいでしょう。逆に、家族の人数が多くて浴槽のお湯がどんどん減っていく場合は足し湯をしなくては、最後の人が入れません。

少人数の家族では、2日同じお湯を使いたいということもあるでしょう。そのときは、2日目のお湯の温度に注目です。お湯の温度が高いほど、かかるガス代は少なくなるでしょう。冬でも温暖な気候の場所ならば、一晩たってもお湯は15度前後ということもあるのです。それならば、水道水を沸かすよりもガス代がかかりません。

しかし、寒冷地の場合は一晩たてばお湯が0度近くまで冷えることもあるのです。そうなれば、沸かし直しの方がガス代はかかります。そんなときは、半分くらいお湯を抜いて熱いお湯を足しましょう。50度くらいのお湯を足せば、ちょうどよくなります。

4.エコキュートや深夜電気温水器の方がメリットは大きい?

エコキュート(ガス燃料の場合はエコジョーズ)や深夜電気温水器は、前述したように燃料費が安い時間帯にお湯を沸かしてそれをためておくタイプの給湯器です。

特に、エコキュートは以前のシステムならば排熱として空中に逃してしまっていた熱を利用してお湯を沸かすために、電気代やガス代がよりお得になっています。ですから、単純にガス代などを下げたいという場合は、エコキュートに代表される最新式の給湯器に交換することが一番でしょう。しかし、エコキュートなどは設置するのに初期費用がかかります。場合によっては風呂ガマごと交換しなければなりません。

ですから、大規模なリフォームをする場合ならばよいかもしれませんが、気軽に交換というわけにはいかないでしょう。また、マンションなど集合住宅の場合は、給湯器の種類が限られていることもあります。

5.ガス代や水道代を節約するにはどうしたらいいの?

ガス代や水道代をできるだけ節約するためには、できるだけ家族全員がいる時間に入浴しましょう。みんなまとめて入るほど、ガス代も水道代も少なくなります。

また、どうしても遅い時間に帰ってくる人がいるという場合は、保温を心がけましょう。断熱シートをお湯の上に敷いておくと、それだけ冷めにくくなります。

「家族の人数が少ないから」と同じお湯を数日使う人がいますが、その場合は入浴剤代わりに重曹を入れるとよいでしょう。さらに、同じお湯を使うのは2日程度が限界です。お湯をムダにしたくない場合は、洗濯に使うなどしてください。

ペットボトルに水を入れてお湯のかさを増やす節約方法が紹介されていますが、湯船の底にペットボトルがゴロゴロしていると危険です。高齢者や小さな子供がいるご家庭では、さけた方がよいでしょう。それに、お風呂だけ頑張って節約しても、ほかの場所でガスや電気をムダ使いしていると成果はありません。節約するならば、家全体で考えてみましょう。電気料金やガス料金の安いプランに加入する方法もあります。

おわりに

今回は、追い焚きと足し湯のガス代についてそれぞれご紹介しました。

まとめると

  • 追い焚きと足し湯はどちらがお得とは一概に言えない。
  • 深夜電気温水器やエコキュートの場合は、電気代も水道代もいらずに足し湯ができる。
  • ガス代や電気代を節約したいなら家全体で考えよう。

ということです。

ガス代や水道代は確かに気になるところですが、よほど派手な使い方をしなければ、夏よりも大幅にアップするということはありません。

また、三人以上の家族ならばシャワーで済まそうと湯船にお湯をためようとそれほど違いはないそうです。ですから、「数百円の節約のために」とやっきになるよりも「できるだけムダ使いをしないようにしよう」と思っていた方がよいでしょう。

給湯器が家族に人数と合っていない場合は、交換を考えてください。最新式の給湯器の方がやはり省エネ効果は高いです。古い給湯器を無理して使っているとかえって光熱費が高くなるでしょう。