【解決!】シャワーが凍結したらどうすればいい? 注意点や予防対策と共に徹底解説!
2018/11/13
2021/12/22
寒くなると、水道管や給湯管が凍結して破損したりお湯が出なくなったりすることは珍しくありません。また、シャワーヘッドやシャワーアーム周辺は配管が露出しているので、外気温の影響を受けやすくなっています。
今回は、シャワーや水道管・給湯管が凍結した場合の対処方法や予防方法を紹介しましょう。
この記事を読めば、シャワーをはじめとする水道管・給湯管の凍結に悩むことはありません。寒冷地に住んでいる人や、水道管の凍結防止方法を知っておきたいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.シャワーが凍結してしまった場合の対処方法
はじめに、シャワーが凍結してしまう原因や凍結しやすい場所、対処方法を紹介します。
1-1.シャワーが凍結する原因
外気温が-15℃以下になった場合や、気温が0度前後でも水道管やシャワーアームの周りが濡れている場合は、凍結することがあります。シャワーは、シャワーヘッド・シャワーノズル・給水管・給湯管で構成されており、シャワーの周りは配管が露出しているデザインが一般的です。そのため、地中に埋まっていたりカバーがついている配管より凍結しやすくなります。特に、寒冷地で浴室が家の北側に位置しており、換気のために窓を開けておくことが多い家は、凍結しやすいでしょう。
1-2.周辺の給水管・給湯管の凍結でもシャワーは出なくなる
給湯器周辺の給水管・配水管が凍結しても、シャワーが出なくなります。シャワーだけでなく、家中のお湯が出なくなるでしょう。また、給湯器の中にある配管が凍結した場合、給湯器が故障することもあります。
1-3.凍結した可能性がある場合は凍結場所を確かめる
シャワーが出なくなった場合は、まず凍結箇所を確認しましょう。ほかの給湯栓から問題なくお湯が出る場合は、シャワーノズルやシャワーヘッド・シャワーに水やお湯を送る配管が凍結している可能性があります。家中で水・お湯が出ない場合は水道管や給湯管が凍結している可能性が高いでしょう。
1-4.自然解凍を待つ
配水管・給湯管が凍結してしまった場合は、自然解凍を待ちましょう。この際、給湯器の電源はオフにしておいてください。無理に運転しようとすると故障の原因となります。シャワーヘッドも、ノズルが破損していた場合解凍後に落下することがあるので、外しておくのがおすすめです。
晴れていれば、太陽が出て2時間もすれば水が出るようになるでしょう。早く解凍しようと水道管にお湯をかけたりすると、お湯が外気温で凍りついて逆効果になることもあります。また、配水管破損の原因となるので注意しましょう。
1-5.給湯器の運転は水もれを確認してから
水が出るようになったら、排水管やノズルに破損がないか確認しましょう。破損がなかったら給湯器のスイッチを入れてお湯を出してみてください。お湯が出ない、給湯管からお湯がもれる場合は、すぐに運転を止めましょう。
1-6.水もれや給湯器のエラーが出たら業者に相談する
給水・給湯配管やシャワーノズルなどから水もれが起こる場合や、給湯器にエラーが出た場合、給湯器がつかない場合は業者に連絡しましょう。エラーが出た後で使用できるようになったとしても、その後、故障する可能性があります。「自然と治ったからいいや」と思わず、チェックしてもらいましょう。
2.シャワーの凍結を防ぐ方法
この項では、シャワーの凍結を防ぐ方法を紹介します。
2-1.気温が0度を下回る場合は要注意
前述したように、気温が-15℃以下になる場合は、給湯や給水の配管が凍る可能性が一気に高まります。それほど気温が下がらなくても、風が強い場合や、配管の周りがぬれている場合は凍りやすいでしょう。また、冬季にしばらく留守にする場合も、凍結しやすくなります。
2-2.シャワーの凍結を予防する方法
シャワーの凍結を予防するには、以下のような方法があります。
- 給湯管・水道管の水抜きをする:水抜きの方法は給湯器によって異なるので、説明書を確認する
- 凍結予防ヒーターと自動ポンプ運転を行う:浴槽の循環金具の5cm以上お湯が残っている状態で行う
- 水・お湯を少量ずつ流し続ける:水道管の凍結が少ない地域に、大寒波が来たときなどにおすすめ
- 凍結防止栓をつける:寒冷地にお住まいの場合は、これが最もおすすめ
- 水道管に毛布などを巻く
3.シャワーの凍結に関するよくある質問
この項では、シャワーの凍結に関するよくある質問を紹介します。
Q.シャワーはマンションでも凍結するでしょうか?
A.はい。特に、普段は凍結しない地域に寒波が来た場合は要注意です。
Q.シャワーを使いたいので、ノズル等にぬるま湯をかけたら効果がありますか?
A.ぬるま湯をかける場合、乾いた布を用意して拭きながら少量ずつかけていきましょう。ただし、気温が0℃を下回る場合は、かけたはしから凍っていく可能性があるのでおすすめできません。
Q.シャワーの配水管・給湯管に毛布をかけておけば凍結防止の効果はありますか?
A.はい。毛布を巻く前に水気を拭き取っておきましょう。窓も閉めてください。
Q.シャワーから水を出し続ければ、凍結防止になるでしょうか?
A.はい、凍結防止になりますが、水は低いところに流れる方が勢いが強くなり、より凍りにくくなります。フックにかけておくより、シャワーヘッドを浴槽の中に入れておくなどしましょう。
Q.1日中凍結が溶けないということはあるでしょうか?
A.そのようなことはほとんどありません。安心してください。
まとめ
今回は、シャワーが凍結する原因や対処方法・予防方法などを紹介しました。寒冷地の場合は、不凍栓が標準装備の家も多いのですが、大寒波が来た場合は普段凍結しない地域でも注意が必要です。夜間の気温が0℃を下回る場合は、念のために凍結防止対策を取りましょう。