ミント風呂の効果とは?リラクゼーション効果と疲労回復を促す!

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入浴は、日々の疲れを癒し、リラックスするために欠かせない時間です。しかし、ただ湯船に浸かるだけではもったいない!

入浴剤やアロマを取り入れることで、より効果的なリラックスタイムを過ごすことができます。中でも、ミントを使った入浴は疲労回復やストレス解消に効果的とされています。ミントは、爽やかな香りが特徴的なハーブであり、入浴の温熱効果と相まってリラックス効果が期待できます。

また、ミントには解熱作用や鎮痛効果もあるため、風邪の引き始めや筋肉痛などにもおすすめです。

今回は、ミント風呂の作り方や効果について解説します。忙しい日々に追われる方も、ミント風呂で心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

  1. ミント風呂の効果効能
  2. ミント風呂の作り方
  3. ミント風呂の注意点

1.ミント風呂の効果効能

ミントはシソ科の植物で、爽やかで清涼な効果を感じられるメントールを含んでいます。日本名はハッカです。アロマテラピーに用いられ、虫除けや消臭作用があるとされています。

ミントはお茶に混ぜて使うこともあり、漢方薬として健胃作用があることでも知られているハーブです。ミントを入浴に使った場合、どのような効果効能が得られるのでしょうか? 

1-1.血行促進

メントール成分が体を冷やすと捉えられがちですが、実はミントには意外な効果があります。スーッと感じるメントールには毛細血管を刺激する作用があり、血行促進に役立つのです。

脳へ冷たいと感じる刺激を与え、体を温めようと働きかけてくれます。新陳代謝がアップし、冷え解消にも効果的です。手足の冷えに悩む方にとてもいい入浴方法になるでしょう。

1-2.疲労回復

ミントには消炎作用があります。疲れた体を癒やし、体をほぐしてくれるため、疲労回復に効果的です。ミント風呂に浸かり、マッサージや軽くストレッチを行うとより効果を感じられます。夏バテで体が思うように動かない方にもおすすめです。

1-3.リラクゼーション効果

アロマテラピーに使われるミントは、心身ともにリラックスした状態へ導いてくれます。スーッとした爽やかな感覚を抱くことで気持ちが落ち着き、ストレス解消にも役立つでしょう。湯上がりのほてりで悩んでいる方にもおすすめです。

入浴後のほてりや発汗を抑え、保温や冷えから守ってくれます。安眠効果もあり、質のいい睡眠を得ることができるでしょう。

ミント風呂は血行促進や疲労回復効果が期待できるんですね。
はい。また香りによるリラックス効果も期待できるでしょう。

2.ミント風呂の作り方

ミントは自宅でも簡単に栽培できるハーブだとされています。強い繁殖力があり、初心者でも育てやすい植物。自分で育ててみてはいかがですか?

ミント風呂は、冷え性だけど暑いのは苦手という方にもおすすめ。手軽にできるミント風呂のやり方を覚えておきましょう。

2-1.生ミントの葉を使う

生のミントは、精油よりまろやかで使いやすいので、ぜひ試してみてください。自分で育てたものなら費用もかからず、おすすめです。生の葉を使う方法なら、夏から秋の開花時期を選んで使うといいでしょう。

地上部分を摘み取り、陰干ししておいてください。陰干ししたミントの葉30g程度を不織布の袋に詰め、2リットルの熱湯に15〜20分ほど浸し、蒸らしてから使います。袋ごと湯船に入れて、しっかり混ぜてから入浴してください。

2-2.煮出して使う

ミントの成分を抽出するために、煮出す方法もおすすめです。鍋で3〜4分煮ることで、濃い抽出液が作れます。

抽出液の使い方は、おちょこ1〜2杯を湯船に加えてください。煮出すときのポイントは、グツグツと沸騰するまでしっかり煮ること。まとめて作り、毎日の入浴に生かしてみてください。ミントの抽出液は、冷蔵庫の保管で1週間が目安です。

2-3.アルコールに浸してチンキを作る

ミントの葉が多い場合、チンキを作成する方法がおすすめです。長期保存も可能で、煮出す必要もありません。

ミントの葉を完全に乾かして使います。乾燥したミントの葉は、消毒用エタノールまたはアルコール度数40度以上のウォッカなどに入れ、冷暗所で1か月以上寝かしましょう。

定期的に天地を返し、ミント成分が全体に行き渡るようにしてください。チンキを作るメリットは、葉だけではなく茎も使えること。広口のボトルを使って作り、使うときに取り出しやすく便利です。あらかじめ、不織布の袋などに詰めておくと、葉の処理が楽になります。

分量は、500mlのエタノールかアルコールに、お茶パックなど小さめの袋に詰めたミントの葉が目安です。アルコール度数は高いものを選ぶことで、腐敗やカビの発生を防ぐことができます。保管するときは、冷暗所で直射日光を避けてください。

2-4.精油を使う

ミントの葉以外に、市販の精油を使う方法もあります。アロマテラピー用に販売されていますので、手軽に入手可能です。湯船に精油を3〜4滴垂らしてください。市販のハッカ油でも代用できます。入浴前に軽くかき混ぜ、全体に行き渡るようにしましょう。

ミント風呂は生の葉や精油を使ってもいいんですね。
はい。ただし、浴槽の配管を傷めないように注意しましょう。

3.ミント風呂の注意点

清涼感があり、疲労回復を促す効果のあるミント風呂。使用前には注意点も知っておいてください。直接皮膚に触れるため、安全な使用を心がけましょう。

3-1.全体に行き渡るようにする

精油やハッカ油を使用する場合、油と水がうまく混じり合わないことがあります。いきなり湯船に入れるより、洗面器などで撹拌してから投入するといいでしょう。

撹拌せずに入浴に使ってしまい、胸元や首だけ寒さを感じるケースもあります。十分に撹拌し、湯船全体に行き渡るように作ってみてください。

3-2.使ってはいけない人

ミントは刺激があるため、使用してはいけない人がいます。禁忌として挙げられるのは、5歳以下の乳幼児・妊娠授乳中の女性・神経疾患のある人・てんかんの持病がある人・高血圧症です。安全な使用を心がけ、快適な入浴に生かしてみてください。

幼児や妊婦はミント風呂に入ってはいけないんですね。
はい。持病がある人も医師に相談してから使いましょう。

まとめ

今回は、ミント風呂の効果効能や作り方、注意点について解説しました。ミント風呂は疲れを癒し、精神を安定させる効果があります。作り方はいくつかあり、生ミントの葉をそのまま使ったり、煮出したり、チンキを利用したりする方法があります。

ただし、ミントは刺激の強いハーブなので、5歳以下の乳幼児や妊娠中の方、持病のある方は使用を避けましょう。

また、入浴の前にしっかりと体を温めておくことも大切です。ぜひ、ミント風呂で心身ともにリフレッシュしてみてください。他の記事もぜひチェックして、より健康的で美しい生活を送りましょう。