砂湯の入り方と注意点を解説! どこに行けば砂湯に入れるの?

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砂風呂といわれている砂湯のお風呂は、体を芯から温めてくれると評判です。けれども、なぜ砂湯は体を温めてくれるのでしょうか。砂湯とはどういうものなのか、具体的に知っている人は少ないはずです。また、砂湯の入り方や注意点もしっかりと押さえることで、より楽しめるようになるでしょう。

そこで、本記事では、砂湯の入り方や注意点などについて解説します。

  1. 砂湯とは?
  2. 砂湯に入る際の注意点
  3. 砂湯の入り方
  4. どこに行けば砂湯に入れるの?
  5. 砂湯に関してよくある質問

この記事を読むことで、砂湯をより楽しむポイントが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.砂湯とは?

まずは、砂湯がどんなものなのか、主な効果など基本情報について解説します。

1-1.砂湯(砂風呂)は蒸し風呂の一種

砂風呂や砂蒸し風呂とも呼ばれている砂湯は、蒸し風呂の一種です。基本的に、浴衣を着た状態のまま約40~50℃の温かい砂で首から下の全身を包み込みます。主に、温泉地の近くにあることが多く、温泉熱で包まれた砂が使用されるでしょう。砂湯は体の芯から温まることができるといわれており、温泉地が多い日本にとっても馴染(なじ)みのあるものです。10~30分程度でしっかりと汗を流すことができ、普通の入浴よりも約3倍の発汗作用があるといわれています。

1-2.デトックス&ダイエット効果が期待できる

砂湯の大きな効果・効能は、デトックス&ダイエット効果です。前述したように、砂湯は高い発送作用があるので、日常生活では流せないほどの大量の汗をかくことができます。汗をかけばかくほど、老廃物を体の外に出すことができるため、デトックス&ダイエット効果につながるというわけです。ダイエットをしている女性はもちろん、健康のために砂湯を活用している男性も多くいます。

2.砂湯に入る際の注意点

ここでは、砂湯に入る際の注意点をいくつか紹介します。

2-1.低温ヤケドに要注意

砂湯は熱いお湯に入るわけではないのでヤケドの心配はありませんが、低温ヤケドに注意しなければなりません。自然の熱で暖められた砂を顔から下の全身にかけることで体を温めるのが砂湯です。個人差はありますが、10分ほど寝ていると全身から汗が噴き出し始めるようになります。じわじわと体が温められている感覚が気持ちよくなるでしょう。けれども、長時間我慢することで低温ヤケドになることがあります。汗をたくさんかくことは良いのですが、無理は禁物です。砂が熱いと感じたらすぐに出るようにしましょう。

2-2.長時間の利用は体に負担がかかる

砂湯に長時間入っていると、体に大きな負荷がかかってしまうので注意が必要です。砂湯は血液の流れをよくしたり、発汗作用を促したりする効果があります。一般的に、10~30分程度が入浴時間となりますが、30分以上の入浴は体に負荷がかかってしまうので注意してください。体が温まり血流が良くなった状態で砂湯を利用すると、心臓や血管にダメージを負ってしまいます。きちんと時間を守って利用することが大切です。

2-3.浴衣に着替える・必ずシャワーで砂を落とす

砂湯に入る際は、浴衣に着替えるケースがほとんどです。温泉地では浴衣を貸し出しているところがあるので、必ず着替えてから砂湯を利用してください。浴衣に着替えず、そのまま直接全身に砂をかけてしまうとヤケドをする恐れがあります。浴衣を着用しなければ利用できないというところもあるので要注意です。浴衣の貸し出しを行っていない場合は、バスタオルを用意しましょう。また、砂湯を利用した後は、シャワーで砂を洗い流すことも大切です。特に、温泉地では砂で汚れてしまう恐れがあるため、シャワーで洗い流したり、タオルで拭き取ったりすることをお願いしています。利用する温泉地の注意点をしっかりと把握してから利用することが大切です。

3.砂湯の入り方

それでは、砂湯の入り方について説明します。

3-1.主な入り方を解説!

砂湯の入り方は、その施設や温泉地で異なりますが、主な流れは以下のとおりです。

  1. 受付で貸し出しの浴衣などを購入する
  2. 脱衣所で専用の浴衣に着替える
  3. 砂湯に行き、10~30分ほど入る
  4. シャワーでしっかりと汗と砂を流す

施設によっては、砂をかけてくれる人がいたり、自分でかけるシステムになったりしているところがあります。また、中には、中温と高温の2種類から好きな砂を選ぶことも可能です。砂湯が初めての方は暑さに慣れるため中温からチャレンジするといいでしょう。

3-2.砂をかけてくれる担当に任せる

基本的に、砂湯には砂をかけてくれるスタッフがいます。浴衣に着替えたら砂湯へ向かい、スタッフから「ここに寝てください」と寝る場所を教えてくれるでしょう。木の枕などの上に頭を乗せて、砂の上に寝るだけでOKです。ここでは、必ず体をまっすぐにしてください。後は、スタッフの人に任せておけば、砂を体にかけてくれます。首まわりまでしっかりと砂をかけてくれるので安心です。そして、時間が経過するとスタッフの人が声をかけてくれるので、手を砂から出しましょう。それから、体の上にある砂を落として立ち上がってください。

3-3.シャワーで流した後は温泉でゆっくりすることも

温泉地の中には、シャワーで汗と砂をしっかりと流した後、温泉につかってゆっくりすることをおすすめしているところもあります。せっかく温泉地に来たのなら、砂湯も温泉も堪能したいですよね。「1日で両方に入っても大丈夫か?」と心配する方がいますが、両方入っても問題ありません。しっかり汗と砂を流せば、そのまま温泉につかってゆっくりできます。ただし、温泉につかってから砂湯に入ると血流が活性化しているので、体に負荷がかかるケースもあるでしょう。心配な方は、念のため、その場のスタッフに確認することをおすすめします。

4.どこに行けば砂湯に入れるの?

ここでは、砂湯で有名な温泉地をいくつか紹介します。

4-1.岡山県の湯原温泉「混浴露天風呂」

自噴する温泉が数多くある岡山県の湯原温泉では、西日本を代表する名物の混浴露天風呂があります。天然の混浴露天風呂である砂湯は、砂の中に入るスタイルの温泉ではありません。自噴する温泉が底にある砂を舞い上げながら湧き出るため、そこから砂湯と名づけられました。全部で3つの露天風呂があり、およそ30人入ることができます。すぐそばには川が流れているので自然豊かな森を感じながら入ることができるでしょう。また、湯原温泉の砂湯は入浴料が無料です。ただし、混浴の露天風呂なので水着や裸はNGですが、女性は専用の湯浴(ゆあ)み着を来て入ることができます。混浴が初めてという方でも気軽に楽しめる温泉といえるでしょう。

4-2.鹿児島県の「指宿温泉」

砂湯で有名な温泉地といえば、鹿児島県にある指宿温泉です。海辺の温泉地であることから、地下を流れる天然温泉が海岸の砂を温めています。そのため、指宿温泉にはたくさんの砂湯が存在しているのです。たとえば、錦江湾に面している「休暇村 指宿」の大浴場「知林の湯」では、指宿名物の砂むし温泉が体験できます。砂湯が想像以上に気持ちよかったとたくさんの人が訪れている場所といえるでしょう。また、海岸に位置している砂むし温泉の「砂楽」も評判がよく、デトックスや美肌効果が高いことから女性の人気が高めです。

4-3.大分県別府市の「ひょうたん温泉」

全国的に有名な温泉地として知られている大分県別府市にも、砂湯を楽しむことができます。市内にあるひょうたん温泉では、別府市から車で約15分のところにある砂湯の有名な温泉施設です。時間制限なしでゆっくり楽しむことができ、恋人や家族で砂をかけあうこともできます。砂湯の温度は中温または高温から選ぶことが可能です。砂を払えば大浴場に入り湯船につかることもできます。ただし、砂風呂や大浴場内においてはスマホ・カメラ・タブレットでの写真と動画撮影は禁じられているので注意してください。

4-4.埼玉県久喜市の「森のせせらぎなごみ」

埼玉県久喜市にある森のせせらぎなごみでも、砂湯を楽しむことができます。無料の送迎バスが久喜駅から出ているのでアクセスの心配もありません。施設にはお風呂エリア・露天風呂エリア・砂蒸し風呂・お食事処(どころ)・エステ・アカスリなどがあるため、友人同士やカップル・家族などさまざまなシチュエーションで楽しむことができるでしょう。砂湯は体感温度が50℃あり、血流の流れが全体まで行き渡ると同時に全体から汗が出てきます。さまざまなお風呂が楽しめる施設といえるでしょう。

4-5.東京都渋谷区の「砂塩風呂」

渋谷区にある砂塩風呂「パシル・プティ」は、都内で唯一、砂湯が楽しめるナチュラルスパです。オーストラリア海岸の砂とメキシコの減塩をブレンドした砂塩を使用しており、店内はインドネシアのジャワ島をイメージしています。パシル・プティの砂湯は温かい熱の砂塩が体の血行と体液の流れを促進させるのが特徴です。また、遠赤外線の働きによって体全体を心から温めることができます。体温の温度が上昇するだけでなく、温熱療法の効果によって肩こりや腰痛なども緩和できるといわれているのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。

5.砂湯に関してよくある質問

砂湯に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.高血圧の人でも入れるのか?
A.砂風呂の施設では、高血圧で薬を飲まれている方がいないか確認するところがあります。前述したように、砂湯は徐々に温かくなり血流がよくなるため、高血圧の方は入浴の時間を調節したり、制限したりする必要があるからです。中には、高血圧の方はお断りしているところもあります。また、海辺に近い砂湯では、高血圧の方でも利用できるところがあるでしょう。詳細については、その場のスタッフに尋ねるのが1番安全です。

Q.温泉地に車で行く際の注意点は?
A.施設によっては駐車場がないところがあるので注意してください。駐車場がない場合は、公共施設を利用するか、近くのコインパーキングを利用することいなるでしょう。いずれにせよ、事前の確認が必要です。また、人気の温泉地は土日祝日が特に人手が多く、1時間待ちという制限が書けられる可能性があります。時間ごとに入れる人数が決まっているので、時間待ちをしたくない方は朝一番の入浴がおすすめです。

Q.必要な持ち物は?
A.施設や温泉地によって異なりますが、財布とタオルがあれば大丈夫でしょう。有名な温泉地の多くは、専用の浴衣を用意しています。バスタオルやフェイスタオルを貸し出しているところもあるため、忘れても心配いりません。家族で行く場合は、タオル代金を節約するために人数分のタオルを持参するといいでしょう。

Q.デトックス・ダイエット効果以外の効能は?
A.全身の血の流れがよくなるため、美容効果が期待できます。砂湯に入って全身で汗を流した後は、お肌がツルツルになっていたと女性からの人気が高めです。ほかにも、便秘が改善した・冷えることがなくなったなどの効果も耳にしています。腰痛・関節痛・神経痛・アトピー・貧血・不妊症・月経障害などの改善にも効果があるといわれているほどです。

Q.冬場でも入ることはできるのか?
A.屋内の砂湯なら冬場でも入ることができます。吹きさらし状態になっている屋外の砂湯は、冬に営業しているところもありますが、その日の寒さや気候によって変更になる可能性があるでしょう。また、屋外の砂湯は気温差が激しいため、ヒートショックなど体に大きな負担がかかるケースもあります。冬に砂湯を利用したいなら屋外よりも屋内の施設を利用したほうがいいでしょう。

まとめ

蒸し風呂の一種である砂湯は、顔から下の全身を砂でおおうことで体を温めます。基本的に約10〜30分が入浴時間となっており、それ以上の時間を利用してしまうと体に大きな負荷がかかってしまうでしょう。場合によっては、低温ヤケドをする恐れもあるので注意が必要です。人によって感じ方が異なるため、熱いと思ったときはすぐに砂から出てください。正しく利用することが、体の代謝アップやダイエット効果につながります。また、砂湯の施設や温泉地によって入り方などのルールが決まっているので、砂湯を利用する際は、必ずルールを確認し守って利用することを心がけましょう。