お湯でやけどをしてしまった!!正しい応急処置の方法とは?

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朝晩だいぶ涼しくなり、温かいものが恋しい季節になりました。
入浴や食事などでお湯を使う機会も増えるでしょう。
それと比例するように、お湯によるやけども増えていきます。
お湯によるやけどはそれほどひどい状態にはなりにくい反面、たいしたことがないと思っていると、痛みなどが長引くこともあるのです。
そこで、今回はお湯でやけどをした場合の応急処置方法をご紹介しましょう。
やけどは、処置が遅くなると跡が残る可能性があるのです。
これからお湯を使う機会が多くなる方はぜひこの記事を読んで応急処置法の参考にしてみてください。

目次

  1. やけどの間違った応急処置とは?
  2. やけどの正しい処置とは?
  3. お湯でやけどをしやすいケースとは?
  4. 給湯器の故障に気をつける
  5. おわりに

1.やけどの間違った応急処置とは?

やけどの正しい応急処置をご紹介する前に、やけどの間違った応急処置法をご紹介します。
「民間療法」といえば聞こえはよいですが、かえってやけどを悪化させてしまうかもしれません。
注意しましょう。

1-1.食べ物を患部に塗る

やけどをしたときに、植物油やジャガイモをすりおろしたものなどを患部につける人がいます。
しかし、これは効果がないばかりか雑菌が入りこむ可能性が高いです。
特に、塩分を含んでいるものは、傷口を刺激して痛みが強まります。
「民間療法」は役に立つものも多いですが、患部に食べ物を塗ってはいけません。

1-2.アロエを塗る

アロエは薬効がある植物です。
ちょっとした傷薬の代わりになるので、観葉植物として育てながらけがをしたら手当てに使っている方もいるでしょう。
アロエは、肉厚の葉をちぎると水分がしみ出してきます。
しかし、これにも雑菌が含まれているためやけどの応急処置には使えません。
アロエの葉っぱを当てて「これで大丈夫」と思わないようにしましょう。

1-3.軟膏(なんこう)をいきなり塗る

やけどをした直後に、市販されているやけどに効果のある軟膏(なんこう)を塗っても効果がありません。
まずは、正しい処置をしてから痛み止めや感染防止のために軟膏(なんこう)を塗りましょう。

2.やけどの正しい応急処置とは?

やけどの正しい応急処置はただひとつ。
水で冷やすことです。
患部がキッチンや洗面所で冷やせる場所ならば、とにかく水道の水を出しっぱなしにして冷やしてください。
また、通常の水道では冷やせない場合は、浴室のシャワーを当てて冷やします。
服の上からお湯をかぶった場合は、無理に脱がせず服の上から冷水を浴びせてください。
さらに、顔や指先など、狭い範囲をやけどした場合は保冷剤や氷で患部を冷やしましょう。
やけどには程度があり、ひどいやけどほどすぐに病院での治療が必要になります。
「このくらい大丈夫だろう」と自己判断をせず、20分以上冷やしても痛みが続く場合や水ほうができた場合は、時間にかかわらず病院に行きましょう。
必要ならば救急車を使っても構いません。

3.お湯でやけどをしやすいケースとは?

現在は、家庭でも火を使う機会が減ってきています。
しかし、お湯が原因のやけどをする人は相変わらず多いです。
それはいったいなぜでしょうか?
この項では、家庭内でお湯が原因のやけどをしやすいケースをご紹介します。

3-1.電気ポットのお湯でやけどをした

電気ポットは、水を入れてコンセントをさしておけばお湯が沸く便利な家電です。
冬にかけて、活躍する機会が増えるでしょう。
しかし、この電気ポットのコードに手や足をひっかけてしまうと、中のお湯がかかってしまうことも多いです。
特に、小さい子どもや高齢者がコードに手足をひっかけると、とっさに避けられずに大やけどをすることもあるでしょう。
ですから、電気ポットを使う場合はコードをひっかけないようにちゅう分注意してください。
また、あやまってお湯を出すボタンを押してしまわないようにロックをかけておきましょう。

3-2.鍋ものでやけどをする

冬に食べたい料理といえば鍋ものです。
食卓にカセットコンロを置いてあつあつを楽しむ人も多いでしょう。
しかし、カセットコンロに鍋を置いた場合は卓上に置いたときよりも不安定になりがちです。
ですから、ちょっとした衝撃でひっくり返ってしまうこともあります。
また、うどんやそば、ラーメンの汁をひっくり返してもやけどすることがあるでしょう。
特に、とろみがついた汁はなかなか冷めず肌につくと取れにくいです。

3-3.お風呂のシャワーでやけどする

やけどをする熱さのお湯というと、100度近いものをイメージする方が多いと思います。
しかし、給湯器で出せる60度くらいの温度でも十分にやけどをしてしまうのです。
また、赤ちゃんや小さい子どもは大人よりも肌が薄いので、45度くらいでもやけどしてしまうかもしれません。
給湯器の種類によっては、お湯の蛇口からは60度くらいのお湯しか出ず、水を混ぜて適温にするものもあります。
ですから、シャワーの操作は大人が行ってください。
また、赤ちゃんをお風呂に入れる場合は、大人がさわったら「少し低いかな」と思う程度のものでちょうどよいのです。

3-4.湯たんぽのお湯でやけどをする

湯たんぽは数年前から、エコな暖房器具として再び注目されるようになりました。
湯たんぽは容器の中にお湯を入れて使うものですが、容器の材料はプラスチック製のものから金属製のものまであります。
特に、金属製のものは丈夫なうえに直接火にかけられる手軽さが人気です。
しかし、長時間ぬくもりを持続させようと熱湯に近い温度のお湯を入れると、容器が熱くなり過ぎてやけどをすることがあります。
これも、お湯によるやけどの一種でしょう。
また、低温でも長時間肌に当て続けると「低温やけど」を起こす可能性があります。
ですから、湯たんぽは必ずカバーをかけて使用しましょう。

4.給湯器の故障に気をつける

冬は、給湯器が故障しやすい季節です。
給湯器が故障すると温度調節ができなくなり、急に熱いお湯が出る場合もあります。
シャワーを浴びているときに急に熱湯が出てきた場合は、やけどするかもしれません。
給湯器は屋外に設置してあるご家庭も多いですから、異常が起きても気が付きにくい場合もあるでしょう。
しかし、給湯器の調子が悪くなると温度調節がうまくいかなかったり、お湯がなかなか出にくくなったりします。
このような症状がある場合は、できるだけ早く業者に点検してもらいましょう。
やけどをしてからでは遅いのです。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回はお湯でやけどをした場合の応急処置の仕方をご紹介しました。
まとめると

  • お湯でやけどをした場合は、とにかく冷水で冷やす。
  • いきなり軟膏(なんこう)などをつけてはいけない。
  • 20分以上冷やしても痛みが治まらなかったり水ほうができたりした場合は、病院へ行こう。
  • お湯をあつかうときは十分に注意しよう。

ということです。
やけどをした場合、まずは皮膚科を受診してください。
また、やけどが治った後で傷跡を目立たなくしたいと思った場合は、形成外科を受診しましょう。
やけどは、早く冷やすほど重症化しにくく跡も目立ちません。
特に、子どもは50度未満のお湯でもやけどする可能性があります。
子どもと一緒に入浴する場合は、シャワーの温度調節機能を勝手にいじらせないように気をつけましょう。
適温になっていると思って勢いよく浴びたら熱湯でやけどをした、という事例は毎年のように報告されています。
特に、子どもに先にシャワーを浴びせる場合は確認をしっかりしてください。