りんご風呂の効能と入り方!健康と美容に効果的な方法とは?

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りんご風呂は、家庭でも手軽にできる美容・健康法として注目されています。りんごに含まれるポリフェノールやビタミンCなどの成分が、美肌やアンチエイジング、ストレス解消などの効果をもたらしてくれるとされています。

また、りんごの甘い香りに包まれながらの入浴は、リラックス効果も期待できます。

この記事では、りんご風呂の効能や作り方、注意点について詳しく解説しています。りんごを使った入浴法に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. りんご風呂とは?
  2. りんご風呂の効果効能
  3. りんご風呂の作り方
  4. りんご風呂の注意点

りんご風呂の美容効果などに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。


1.りんご風呂とは?

1-1.りんご風呂について

りんごは最も身近な果物の1つ。その実力については、意外と知られていないのです。実は美容やダイエットにも効果があるりんご。お湯の中に入れて入浴するのが「りんご風呂」なのです。

「ゆず湯」という言葉はよく耳にすることがあると思いますが、りんごを使うとさまざまな効果や効能が期待できるでしょう。

もちろん、果物なので副作用などの心配はありません。りんごは本来食べるものであるため、体の中に入っても何の心配もないのです。

1-2.りんごの有効成分

りんごはさまざまな有効成分を含んでいます。美容や健康によいと言われる成分には、どのようなものがあるのでしょうか。りんごに含まれるりんごポリフェノールには、筋力を増やして内臓脂肪を減らす働きがあることが分かっています。

赤ワインや黒豆などに含まれるポリフェノールには、老化やがんの要因となる活性酸素を除去する働きがありますが、筋力増強や脂肪減少などの効果が明らかになったのは初めてなのです。

りんごポリフェノールは、りんごの皮の内側に多く含まれています。さらに、りんごには血圧降下作用や動脈硬化予防作用などがあることも明らかになっているのです。「1日1個のりんごを食べると、血液がサラサラになる」と言われています。

また、ぜん息や気管支炎、肺気腫などの肺疾患の発症を抑制する働きについても期待できるでしょう。

1-3.りんご風呂のメリット

医学的に有効な成分だけでなく栄養も豊富にあるりんごを使ったお風呂には、さまざまなメリットがあります。

まず、りんごの甘い香りで癒(い)やしを得ることができるでしょう。入浴そのものが癒(い)やしとなるため、その日の精神的な疲れを取ることができます。お風呂嫌いのお子様も、りんご風呂にすると喜んでお風呂に入るようになるでしょう。

甘い香りと子供を惹(ひ)きつける赤い色に、その効果があると言われているのです。りんごはスーパーでも安く購入することができるため、入浴剤を買うよりもずっとお得にお風呂を楽しむことができるでしょう。

2.りんご風呂の効果効能

では、りんご風呂には具体的にどのような効果や効能があるのでしょうか。

2-1.新陳代謝がよくなる

りんご風呂は便秘にも効果的です。カリウムとりんご酸には腸の働きを活発化する働きがあり、お通じがよくなるでしょう。当然、血液の流れもよくなるため、新陳代謝が活発になり、ダイエットにも効果的です。お風呂に入りながらダイエットができるのは、女性にとってうれしいことでしょう。

また、冷えを改善・予防する効果もあります。

2-2.疲労回復効果

りんごには、ビタミンCをはじめとするビタミン類、ミネラル、ポリフェノール、セラミドなど体によい成分がたくさん含まれています。特に、セラミドは飲んだり食べたりするよりも、お風呂の中で皮膚から直接吸収した方が効果的。

肌荒れ防止や保湿にも効果があるため、特に美容効果を期待する人には、りんご風呂がおすすめなのです。

2-3.免疫力アップ

りんごが含むポリフェノールは、免疫活性化作用もあります。普通の風邪だけでなく、インフルエンザ予防にも効果的でしょう。りんご風呂に入ることで、美容と風邪予防が同時にできるのはうれしいですよね。

2-4.リラックス効果

りんご風呂にはリラックス効果もあります。安眠の効果もあり、精神的なストレスも解消してくれるのです。興奮してしまった神経も沈静してくれるため、赤ちゃんの夜泣き対策にもおすすめでしょう。

一番リラックスできる場所と言えば、お風呂です。そのお風呂がさらにリラックスできるものになるのはうれしいこと。特に強いストレスを感じた日には、りんご風呂を試してみてはいかがでしょうか。

3.りんご風呂の作り方

最後に、りんご風呂の作り方をご紹介します。りんご風呂にはさまざまな楽しみ方があるため、ぜひ試してみてください。

3-1.切って入れる

最もポピュラーな方法です。りんご2~3個をくし型に切って湯船に入れてください。温泉地でもよくこのようなお風呂を見ることがあるでしょう。

3-2.皮と芯を入れる

「毎日りんご風呂を楽しみたい」という人は、そのまま入れてしまうのはもったいないですよね。できればりんごを食べたいという人も多いでしょう。そんなときは、りんごの皮と芯の部分をネットに入れて湯船に浮かべてください。

りんごのすべての部分を無駄にしないで、りんご風呂を楽しむことができるでしょう。

3-3.すりおろして入れる

最も効果的な方法でりんご風呂を楽しみたいなら、りんごをすりおろしたり、ジューサーにかけたりして布袋に入れて浮かべる方法がよいでしょう。

布製の袋に入れれば、りんごの成分がお湯に混ざりやすくなるため、高い効果を期待できます。

4.りんご風呂の注意点

最後に、りんご風呂に入るときの注意点をいくつかご紹介します。

4-1.湯船につかる温度と時間

お風呂は皮脂や汚れを落とすだけでなく、1日の疲れを取る場所でもあります。より効果的な入り方をするようにしましょう。まず、リラックスしたいときは38~40度のお湯にするのがおすすめです。

ぬるめのお湯につかると副交感神経が働き、心身ともに「休息モード」になります。10~15分ほどかけて、ゆっくり入りましょう。

42度を超えると交感神経が優位に働き、体が興奮状態になるだけでなく、血圧の上昇や血液の粘度が上がるため、よいことはあまりないでしょう。せっかくりんご風呂に入るのですから、効果を実感したいですよね。

また、食後すぐにお風呂に入るのはよくありません。食後しばらくの時間は消化を促進するために、血液が胃や腸に集まるのです。そのタイミングでお風呂に入ると、血液が体の表面に集まってしまいます。

本来胃腸に集まるべき血液が体の表面に分散されるため、胃腸の働きが悪くなって消化不良を起こす可能性が高くなるでしょう。食後は30分~1時間あけてから、お風呂に入るようにしてください。

4-2.りんごの選び方と注意点

りんご風呂に使うりんごは、値段の安いものでも効能には問題ありません。ただし、皮を使用する場合は無農薬のりんごを使用するようにしましょう。農薬がついている皮を使用すると、肌の弱い人は肌荒れを起こしてしまう可能性があります。念のため、お風呂から上がるときはシャワーでよく体を流すようにしましょう。

まとめ

りんご風呂は手軽にできる美容・健康法として注目を集めています。りんごの成分には、美肌や疲労回復、冷え性改善などの効果があります。正しい作り方を知って、より効果を高めましょう。

他にも、入浴法やスキンケア方法など、美容と健康に役立つ情報が満載です。ぜひチェックしてみてください。