
マンションのお湯が出ない…給湯器の故障が原因?対処法は?
2015/07/13
2019/11/20
マンションに住んでいて、いつも出ていたお湯が急に出なくなってしまった場合、どうすればいいのでしょうか? お湯が出ないと、洗い物やお風呂など、生活に支障が出ます。
そこで、マンションでお湯が出なくなったときの確認項目、故障ではないケースや故障だったときの対処法などについて説明しましょう。マンションのお湯が出なくなって困っている方、マンションに住んでいてもしものときに備えたいという方は、ぜひチェックしておいてください。
1.マンションのお湯が出なくなる原因
なぜマンションのお湯が出なくなるのでしょうか。出なくなったときに確認しておきたい項目や考えられる原因について説明します。いざというときのためにも、チェックしておきましょう。
1-1.お湯の使いすぎ・安全装置の作動
マンションのお湯が出なくなったとき、いくつか原因があります。もしかして、お湯を使いすぎてはいませんでしたか?お湯が出なくなるとき、お湯の使いすぎが原因になっている可能性があります。
マンションの場合は、1日に使うことができるお湯の量が決まっているものです。特に、電気温水器を利用しているマンションは量が決まっています。ある一定量のお湯を使ってしまった場合、出なくなってしまうので確認してみましょう。
また、もうひとつ、“ガスメーターの安全装置”が作動している可能性もあります。大きな地震が起きたとき、揺れに対して安全装置が作動するのです。1度、ガスメーターを確認してみましょう。
1-2.給湯器の給水栓が閉まっている・給水管の凍結
お湯が出ない場合、給湯器の給水栓が閉まっている可能性があります。給水栓が閉まっているとお湯が出ないのは当たり前です。給湯器をチェックしてみて、給水栓が開いているかどうか確認してください。
また、寒い地方に住んでいる人によくある原因が、“給水管の凍結”です。給水管が凍ってしまうと中も凍ってしまい、給水できなくなってしまいます。給湯器が凍結している場合は、凍っている部分を溶かさなければなりません。お湯を流して温めることもできます。しかし、それでも一向にお湯が出ない場合は、給湯器のメーカーに連絡してみてください。
2.お湯が出ないときの確認項目
マンションのお湯が出なくなった場合、確認しておきたい項目を挙げました。困っている人は、ぜひ1度以下の項目をチェックしてください。
- ガスコンロがつくか
- ガスメーターにエラーが出ているか
- 水は出るか
- 給湯器のリモコンが正常に動くか
以上の4点は必ずチェックしておきましょう。
お湯が出なくなったとき、リモコンやガスメーターにエラーが出る可能性はあります。エラーが出ている場合は、取り扱い説明書を開き確認してください。取り扱い説明書にはエラーの対処法が必ず記載しています。
また、ガスコンロの火がつくかどうかもチェックポイントです。ガスコンロの火がつかない場合は、給湯器が故障している可能性が高いでしょう。もし、火がついた場合は1度コンセントを抜き差ししてください。水を出しても出ない場合は、断水している可能性が高いでしょう。ほかの蛇口からも水が出るか確認してくださいね。
3.故障でない場合の対処方法
3-1.取り扱い説明書に記載しているポイントを確認する
マンションのお湯が出なくなってしまうと、真っ先に給湯器の故障を考えてしまいます。しかし、実際のところ、故障でないケースが多いのです。故障でない場合の対処方法は、ひとつずつポイントを確認することになります。先ほど説明した4つのチェック項目はもちろん、取り扱い説明書に記載している内容を確認していきましょう。
エラーが出ていないかどうか、自分で確認できるところはすべてチェックした方が原因がはっきりします。つい、パニックになり、急いでメーカーや管理人に連絡してしまうでしょう。連絡する前にいったん冷静になり、自分で確認することが大切ですよ。
3-2.電源を切る・ガスの復旧作業
給湯器が故障していない場合、電源をいったん切ってみてください。そして、再び電源を入れましょう。電源をいったん切ると再作動する可能性があります。給湯器は誤作動をするときもあるため、電源を切って入れるだけで作動するときもあるのです。しかし、電源を再び入れてもお湯が出ない場合は、給湯器の寿命がきている可能性があります。
また、ガスタイプの給湯器を使っている場合、ガスの復旧作業をしてみましょう。ガスメーターの安全装置が動いている場合は、ガスの復旧作業が効果抜群です。ガスメーターについている復旧ボタンを押してみてください。安全装置が作動しているなら、ボタンを押してから数分間で再びお湯が出るようになるでしょう。
4.故障の場合の対処方法
4-1.マンションのオーナー・管理会社に連絡する
給湯器の故障が原因でお湯が出ない場合、まずは、マンションのオーナー・管理会社に連絡しなければなりません。オーナーや管理会社に連絡しなければ、給湯器の交換ができないので注意してください。
無断で給湯器を交換すると、契約違反になる可能性もあります。故障している場合は、オーナーや管理会社の連絡先をチェックしてください。分譲マンションの場合は異なりますが、賃貸マンションなら交換費用を負担してもらえるでしょう。交換費用を負担する必要がなければ、安心できますよね。
4-2.交換に時間がかかる可能性もある
故障した場合、修理してすぐに直る程度ならすぐにお湯が出るようになるでしょう。しかし、給湯器を交換しなければならないとなると、交換に時間がかかる可能性があります。すぐにお湯が出るとは限らないので注意してください。交換するまでお湯が使えなくなってしまうため、きちんと対処法を考えておかなければなりません。
できるだけ早く交換したい場合、即日対応ができる業者を選びましょう。オーナーや管理会社と相談しながら、進めていくことが大切ですよ。トラブルのないように、しっかり話し合っていきましょう。
まとめ
マンションのお湯が出なくなる原因・確認項目、故障でない場合・故障の場合の対処方法について説明しました。マンションのお湯が出なくなると困ってしまいますが、まずは、自分でできる確認をすることが大切です。必ずしも、給湯器の故障が原因になっているわけではありません。エラーが出ている場合は、自分で給湯器を直すことができます。つい慌ててしまいますが、取り扱い説明書を引っ張り出してひとつずつ確認していきましょう。
- お湯の使いすぎや安全装置の作動
- 給湯器の給水栓が閉まっている・給水管の凍結
- マンションのお湯が出なくなったときに確認したい4つの項目
- 取り扱い説明書に記載しているポイントを確認する
- 電源を切る・ガスの復旧作業をする
- マンションのオーナー・管理会社に連絡する
- 交換に時間がかかる可能性もある
以上は、必ず押さえておきたいポイントになります。故障している場合でも、交換が最初ではなく、オーナーや管理会社に連絡しなければなりません。事前に連絡先を確認しておきましょう。
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