
後悔しない給湯器の選び方!費用相場から種類・号数、信頼できる業者の見つけ方まで徹底解説
2025/07/08
2025/09/02
「給湯器が壊れそうだけど、何を選べばいいかわからない…」
「種類が多すぎて、うちにはどれが合っているの?」
10年以上使うことになる給湯器は、絶対に失敗したくない高額な買い物です。しかし、ガスや電気といった熱源の違い、エコジョーズやエコキュートといった種類の違い、家族に合った号数(能力)など、考えるべきことが多くて困ってしまいますよね。
この記事では、住宅設備に関する専門知識を基に、後悔しない給湯器選びの全手順を5つのステップで分かりやすく解説します。種類ごとの費用相場や、2025年最新の補助金情報、信頼できる交換業者の見つけ方まで、あなたが知りたい情報を網羅しました。
この記事を読めば、あなたのご家庭に最適な給湯器がわかり、安心して交換を依頼できるようになります。
- 後悔しない給湯器選び!知っておくべき5つのステップ
- 【STEP1】熱源を決める(ガス・電気・石油)
- 【STEP2】給湯器の種類と特徴を知る
- 【STEP3】家族構成に合った「号数(給湯能力)」を選ぶ
- 【STEP4】お風呂の便利機能(オート・フルオート)を選ぶ
- 【STEP5】信頼できる交換業者の見つけ方と費用相場
- まとめ:最適な給湯器選びは専門家への相談から
1. 後悔しない給湯器選び!知っておくべき5つのステップ
複雑に見える給湯器選びですが、以下の5つのステップに沿って順番に考えていけば、ご家庭にぴったりの一台が見つかります。
- 熱源:ガス・電気・石油?
- 種類:普通のか、省エネタイプか?(エコジョーズ・エコキュート等)
- 号数:一度に使えるお湯の量は?
- 機能:お風呂は自動?追いだきは必要?
- 業者:どこに頼むのが安心で適正価格か?
次章から、各ステップを詳しく解説していきます。
2. 【STEP1】熱源を決める(ガス・電気・石油)
ご家庭のエネルギー源に合わせて熱源を選びます。多くの場合、現在使用している給湯器と同じ熱源で交換するのが一般的です。
2-1. ガス給湯器
最も普及しているタイプで、パワフルにお湯を沸かせるのが特徴。本体がコンパクトで設置場所に困りにくく、都市ガス・プロパンガスの両方に対応しています。
2-2. 電気給湯器(エコキュートなど)
火を使わないため安全性が高いのがメリット。特に「エコキュート」は、割安な深夜電力でお湯を沸かしてタンクに貯めておく仕組みのため、光熱費を抑えられます。ただし、貯めたお湯を使い切ると湯切れのリスクがあり、大きな貯湯タンクの設置スペースが必要です。
2-3. 石油給湯器(灯油ボイラー)
灯油を燃料とするため、特に寒冷地でパワフルな暖房能力を発揮します。ランニングコストが安い傾向にありますが、燃料の補充や定期的なメンテナンスが必要です。
3. 【STEP2】給湯器の種類と特徴を知る
近年は、少ないエネルギーでお湯を沸かす「省エネ給湯器」が主流です。初期費用は高くなりますが、長期的に見ると光熱費が安くなり、国の補助金対象になることもあります。
3-1. 【ガス】エコジョーズ
従来のガス給湯器が捨てていた排気熱を再利用し、熱効率を高めた省エネタイプ。一般的なガス給湯器よりガス代を約10〜15%節約できます。
3-2. 【電気】エコキュート
空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ技術を使った電気給湯器。電気の力だけで沸かす電気温水器に比べ、消費電力を約1/3に抑えられます。
3-3. 【石油】エコフィール
エコジョーズの石油版。排気熱を再利用して熱効率を高めた省エネタイプの石油給湯器です。
4. 【STEP3】家族構成に合った「号数(給湯能力)」を選ぶ
号数とは「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」を示す能力のこと。家族の人数やライフスタイルに合わせて選ばないと、「シャワーの勢いが弱い」「お湯はりと洗い物が同時にできない」といった不満につながります。
- 16号:一人暮らし向け
- 20号:2〜3人家族向け
- 24号:4人以上の家族向け、または洗い物とシャワーを同時に使うことが多い家庭
現在の給湯器で不便がなければ同じ号数を、不満があれば号数アップを検討しましょう。
5. 【STEP4】お風呂の便利機能(オート・フルオート)を選ぶ
お風呂の機能は、主に「給湯専用」「オート」「フルオート」の3種類があります。
- 給湯専用:蛇口からお湯を出すだけのシンプルなタイプ。
- オート:スイッチ一つで設定した湯量・温度まで自動でお湯はりをし、自動でストップします。
- フルオート:オートの機能に加え、お湯が減ったら自動で足し湯をしたり、追いだき配管を自動洗浄したりする便利な機能がついています。
6. 信頼できる交換業者の見つけ方と費用相場
給湯器はどこで買っても同じですが、工事の質や費用は業者によって大きく異なります。失敗しないためには、業者選びが最も重要です。
6-1. 交換費用の相場
給湯器の交換は「本体価格」+「工事費」で構成されます。一般的なガス給湯器(追いだき付き)の場合、総額で15万円〜30万円程度が相場です。エコキュートの場合は40万円〜70万円程度が目安となります。
6-2. 信頼できる業者の見つけ方
悪質な業者を避けるため、以下のポイントをチェックしましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る(相見積もり):料金や対応を比較し、適正価格を知ることができます。
- 見積もりの内容が明確か:工事内容や追加料金の有無が「一式」ではなく、詳細に記載されているか確認しましょう。
- 施工実績や口コミが豊富か:公式サイトやGoogleマップなどで実際の利用者の声を確認します。
- 長期保証が付いているか:製品保証とは別に、工事に対する保証が付いていると安心です。
6-3. 2025年の補助金情報を活用しよう
省エネ給湯器を導入する場合、国や自治体の補助金を利用できる可能性があります。2025年時点では、経済産業省の「給湯省エネ事業」などが該当します。業者に見積もりを依頼する際に、利用できる補助金がないか相談してみましょう。
7. まとめ:最適な給湯器選びは専門家への相談から
この記事では、給湯器選びの基本的なステップとポイントを解説しました。最適な給湯器は、ご家庭の状況やライフスタイルによって異なります。
最終的に後悔しないためには、複数の専門業者からご家庭の状況に合った提案と見積もりをもらい、比較検討することが最も確実な方法です。
最近では、インターネットで簡単に複数の優良業者から無料で見積もりを取れるサービスがあります。どこに頼めばいいか分からない方は、まずはこうしたサービスを利用して、プロに相談することから始めてみてはいかがでしょうか。