風呂の適温は何度? 季節や目的に応じた風呂の最適温度とは!

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風呂は、1日の身体の汚れを落とすだけではなく、健康維持や美容のために毎日入りたいものです。風呂の効果を上げるには、お湯の温度がポイントになります。そこで、季節・目的・人によって異なる風呂の「適温」をご紹介しましょう。

目次

  1. 風呂の適温は何度?
  2. 季節別の風呂の適温
  3. 新生児・妊婦・高齢者・ペットの場合の適温
  4. 熱い風呂の危険性
  5. まとめ

1.風呂の適温は何度?

風呂には、さまざまな効果があります。

  • 身体の汚れを落とす。
  • 身体を温める。
  • 新陳代謝をアップする。
  • 美容やデトックス効果。
  • 気分転換やリフレッシュ効果。

上記のように、健康・美容・気分に効果がある風呂ですが、「適温」は何度なのか、考えたことはありますか?

ぬるいお湯に長時間入るのが好き、熱いお湯をがまんしながら入るのが好き…など、温度の好みは人それぞれでしょう。

しかしながら、風呂の温度によって入浴効果は異なるのです。

風呂の温度は、主に「微温浴」「中温浴」「高温浴」の3種類に分かれます。

それぞれの効果を比べてみましょう。

1-1.微温浴の効果

37度〜39度程度のお湯で入浴することを「微温浴」といいます。

体温よりも少し高いだけなので、誰でも入浴しやすい温度です。

微温浴は、香りのいい入浴剤を入れて、ゆっくりと長時間入るのが好きな人にぴったりでしょう。

また、ぬるめのお湯は、イライラやストレスなど、精神の鎮静効果があります。

37度〜39度のお湯は、自律神経の「副交感神経」を刺激して脈拍を落とし、血圧を低くする効果も得られるのです。

さらに、筋肉疲労を回復する効果もあります。

長時間、歩いたり立ったりして足腰がだるいときにはぴったりです。

本などを持ち込んで、20分以上しっかりと湯船につかってください。

1-2.中温浴の効果

39度〜42度程度のお湯で入浴することを「中温浴」といいます。

39度は、交感神経から副交感神経に切り替わる温度なのです。

最も一般的に好まれている温度で、微温浴よりも身体を温める効果があります。

適度な発汗が得られながらも、身体の脂肪は溶け出さないので入浴後の乾燥が気になる女性にはぴったりでしょう。

入浴する時間は、15分ほどが適切です。

さらに、中温浴の場合は、血液の循環がよくなり新陳代謝もアップします。

身体が温まり、首や肩のコリも解消できるでしょう。

1-3.高温浴の効果

42度〜45度程度のお湯で入浴することを「高温浴」といいます。

ちょっと熱めの温度で、日本人の年配の方が好むようです。

熱さが身体に刺激を与えるので、自律神経の「交感神経」が活発になり心拍や血圧が上がります。

さらに、精神や神経が高ぶるので、朝なかなか目が覚めないときや、仕事の前に気合いを入れたいときなどに最適です。

疲れていて、だるさを感じるときに入ると気分もスッキリとするでしょう。

ただし、高温の入浴は皮膚の脂肪を溶かし入浴後の乾燥を招きます。

保湿効果の高いボディーミルクやローションなどで、スキンケアをしてください。

また、上記3つの温度以外に「超高温浴」もあります。

45度〜48度ほどの高温で、草津温泉の「時間湯」が有名です。

ルールに従って、数分だけ高温のお湯に入ることで、デトックス効果などを得られます。

ただし、自己流で行うのは危険を伴うのでやめましょう。

2.季節別の風呂の適温

健康にも美容にも効果が得られる風呂の最適温度は、季節によっても異なります。

2-1.春夏シーズンの温度

日ごとに暖かくなってくる春から夏にかけては、37度〜39度程度の「微温浴」が適しています。

冬よりも寒くないので快適に入浴ができ、心身ともにリラックスするでしょう。

さらに、春先の花粉症にもうれしい効果があります。

微温浴は、リラックス気分を招く副交感神経の働きを高め、気分が落ち着くだけではなく、鼻のとおりがよくなり、かゆみが収まる効果も得られるのです。

また、夏場は気温の高い屋外と、冷房の効いた室内を出入りすることで自律神経のバランスが乱れます。

微温浴による、ゆったりとした入浴を1日の終わりに行うことによって、自律神経のバランスが整うのです。

2-2.秋冬シーズンの温度

真夏は日中に大量の汗をかくので、爽やかな気分を味わえるシャワーだけで済ませるという人も少なくありません。

しかしながら、気温が下がり涼しくなる秋は温かい風呂が恋しくなるものです。

秋冬は、40度〜43度くらいの「中温浴」か、もう少し高めの温度が向いています。

発汗効果も高く、夏の紫外線ダメージで荒れたお肌に必要な、新陳代謝も促してくれるのです。

さらに、気温が低くなる冬には、じっくりとつかることによって血行を上げて身体を芯から温めます。

ただし、長時間の入浴は、身体にも心臓にも負担をかけるので要注意でしょう。

湯船につかる時間は20分以内にしてください。

2-3.冬場に風邪をひいたときには

昔は、「風邪をひいているときは、お風呂は入ってはいけない」といわれていました。

しかしながら、その理由は「すきま風が入る昔ながらの木造住宅では湯冷めをするから」なのです。

現在では、暖房の効いている部屋や暖かい寝具などがそろっています。

入浴後の温まった身体と、室内や布団のなかの温度差はさほどありません。

風呂に入ったほうがいいケースもあるのです。

風邪のときに入浴するメリットとしては…

  • 血行をアップする。
  • 浴室の湯気は、鼻や喉の保湿対策になる。
  • 発汗で汚れた肌を清浄にする。
  • お湯で体温が上がるため、身体は熱を逃がそうとする。
  • 身体が温まり、ウイルスに対する抵抗力がアップする。

ただし、38度以上の高熱や吐き気、下痢があるときは入浴は控えましょう。

また、入浴するときには、脱衣所や浴室を事前に暖めて、湯冷めをしないように気をつけてください。

風呂の温度は、40〜41度ほどがよいでしょう。

3.新生児・妊婦・高齢者・ペットの場合の適温

・新生児(生後1か月健診まで)…ベビーバスでのもく浴で、お湯の温度は38度〜40度前後が最適です。

ただし、気温の低い真冬はお湯が冷めやすいので気をつけてください。

室温は暖かくして、入浴後はすぐに身体を拭いて着替えができるよう準備しましょう。

・妊婦…特に、適温の決まりはありません。

自分が「気持ちがいいな」と感じる温度で入浴してください。

ただし、人によっては、高温だと血圧が上がる、のぼせるなどの症状がおこります。

40度前後の風呂で、リラックスしながら入浴してください。

・高齢者…熱い風呂が好きな人が多いのですが、血圧の変動に影響するので40度〜41度くらいで入浴しましょう。

冬場は脱衣所も暖めておき、身体に急激な温度差を感じないように気を配ることが大切です。

・ペット…ペットをシャンプーするときには、お湯は36度〜38度の低めに設定してください。

いきなりシャワーをかけないで、少しずつ様子を見ながらお湯に慣らすようにしましょう。

4.熱い風呂の危険性

気分が爽快になる、ぬるい湯だと風呂に入った気にならない…と、高温の風呂を好む人は少なくありません。

一般的に、日本人が好む風呂の温度は40度〜42度といわれ、欧米人の好む38度と比較すると高温です。

43度以上の高温を好む人も少なくないようですが、中高年はちょっと注意が必要でしょう。

高温の風呂に入ると急激に血流がアップし、血管に負担がかかります。

ということは、心臓や脳にも負担がかかるのです。

脳梗塞(のうこうそく)や、心筋梗塞(しんきんこうそく)の危険性も高まります。

血管・心臓・脳への負担をやわらげるためには、お湯の温度は40度〜41度程度が理想でしょう。

冬場は脱衣所にも暖房を入れ、風呂場も熱いシャワーを先に洗い場に流して、風呂全体を暖めるなどの工夫をしましょう。

また、冷えきった身体のまま、いきなり湯船に入るのも危険です。

温かいシャワーを先に浴び身体を温めてから湯船に入るなど、十分に注意してください。

5.まとめ

いかがでしたか?

健康や美容だけではなく、気分のリフレッシュにも有効なお風呂は温度の調節が大切です。

ここでは、風呂の適温は何度くらいなんだろう?と考えている方に向けて、いろいろなケースでの適温をご紹介しました。

  1. 風呂の適温は何度?
  2. 季節別の風呂の適温
  3. 新生児・妊婦・高齢者・ペットの場合の適温
  4. 熱い風呂の危険性

自分に合った適温の風呂で、快適なバスタイムを過ごしてください。