一酸化炭素中毒とはどんなもの? 主な原因や症状・対策法を解説!

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一酸化炭素中毒は、とても怖いものです。給湯器の不完全燃焼などにより、一酸化炭素中毒で亡くなる人は多くいます。適切な対策をするためにも、まずは一酸化炭素中毒とはどんなものか、正しく理解する必要があるのです。しかし、どんな原因で起こり・どんな症状が出るのかなど、よく知らないこともあるでしょう。

そこで今回は、一酸化炭素中毒について詳しく解説します。

  1. 一酸化炭素中毒とは?
  2. 家庭における酸化炭素中毒の危険
  3. 給湯器の不完全燃焼を防ぐ方法
  4. 給湯器や湯沸かし器のトラブル・設置について
  5. 一酸化炭素中毒に関するよくある質問

この記事を読むことで、一酸化炭素中毒の原因や対策法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。


1.一酸化炭素中毒とは?

最初に、一酸化炭素中毒の主な症状や原因などを見ていきましょう。

1-1.一酸化炭素中毒の主な症状

一酸化炭素は無色・無臭ですが強力な毒性があり、少量でも吸引すると危険です。一酸化炭素中毒になると、主に以下のような症状が見られます。

  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • めまい
  • はき気
  • 視力障害
  • けいれん
  • 意識不明

1-2.不完全燃焼などが主な原因

一酸化炭素中毒の主な原因には、以下のようなものがあります。

  • 給湯器などガス設備の不完全燃焼
  • 換気が不十分な状態での燃焼行為
  • 火災

1-3.すぐに治療する必要がある

一酸化炭素中毒の疑いがある場合は、すぐに治療してください。一酸化炭素は、酸素より200倍以上も赤血球と結びつきやすいため、体内が酸欠状態になって危険です。体内が酸欠になると、臓器の機能不全が起こります。中でも脳細胞や心臓細胞へのダメージが大きく、場合によっては重い後遺症につながる場合もあるでしょう。特に、高濃度の一酸化炭素を吸入した場合は危険です。一酸化炭素の濃度別の症状については、以下をご覧ください。

  • ~0.04%:1~4時間程度で頭痛を自覚する
  • 0.16%~:20分程度で頭痛・めまい・はき気を自覚し、放置すると2時間で死亡する可能性が高い
  • 0.32%~:10分程度で頭痛・めまい・はき気自覚し、30分程度で死亡する可能性が高い。
  • 1.28%以上:3分以内に死亡する可能性が高い

1-4.最悪の場合は命を落とすことがある

一酸化炭素中毒を甘く見てはいけません。最悪の場合、命にかかわるのです。また、重い障害が残ることもあるので注意しましょう。一酸化炭素中毒の治療は、時間勝負です。一酸化炭素中毒の疑いがあるときは、迷わず受診してください。

1-5.ガス機器の不完全燃焼を見分けるサインは?

不完全燃焼を起こしているときは、以下のような特徴があります。すぐに換気をして、ガス機器の使用を中止してください。

  • 火の色が赤い(正常な状態では青色)
  • 異臭がしたり目にしみたりする
  • たまに火が消える・完全に火が消えている
  • 黒い煙が出ている

2.家庭における一酸化炭素中毒の危険

家庭における一酸化炭素中毒の危険について主なものをご紹介します。

2-1.給湯器やガスコンロの不完全燃焼

一酸化炭素中毒を引き起こす例で多いのが、給湯器やガスコンロの不完全燃焼です。何らかの原因で不完全燃焼が起きると、一酸化炭素が大量に発生し、中毒を引き起こします。給湯器の故障や、ガスコンロの立ち消えなどには十分に注意してください。

2-2.ストーブやファンヒーターの不完全燃焼

ガスや灯油を使用するストーブやファンヒーターで不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒になるケースがあります。特に、1月・12月はストーブやファンヒーターの不完全燃焼による一酸化炭素中毒が増えるので気をつけましょう。

2-3.車内に排ガスが入り込んだ

冬場で雪が降る季節には、車内に排ガスが入り込んで一酸化炭素中毒が発生することがあります。原因は、マフラーに雪が入り込んで社外に排気ができなくなることです。雪が積もっている場所で停車し、エンジンをかけたままにしないようにしましょう。

2-4.調理中の換気不足

調理中の換気不足も一酸化炭素中毒の原因になります。たとえば、七輪で魚を炭焼きしている最中に気分が悪くなるときは、一酸化炭素中毒の疑いが濃厚です。ガス機器以外でも火を使用するときは、換気不足にならないように注意しましょう。

3.給湯器の不完全燃焼を防ぐ方法

給湯器の不完全燃焼を防ぐ方法や注意点を詳しく解説します。

3-1.使用時の注意を守る

給湯器は、使用時の注意を守って正しく使用しましょう。間違った使い方をすることで不完全燃焼が発生することがあります。点火・消火スイッチは確実に押し、火力コントロールも目視しながら行ってください。長時間使用するときは、立ち消えが発生していないか、気になる点はないかなどチェックすることも必要です。

3-2.窓を開けたり換気扇を回したりする

不完全燃焼は、燃焼時の酸素不足で起こります。そのため、窓を開けたり換気扇を回したりして新鮮な空気が循環できるようにしておきましょう。特に、窓を閉めたままにしがちな寒い時期に多く発生するので気をつけてください。なお、換気をしていても気分が悪くなったときは、すぐに風通しのいい場所に移動して休みましょう。

3-3.不具合や故障を放置しない

ガス給湯器などに不具合や故障が見られるときは、放置せずにすぐ対応しましょう。不具合や故障により、燃焼システムがうまく働かずに不完全燃焼を引き起こせば、一酸化炭素中毒の原因になります。不具合が寿命によるものならば、交換時期と考えましょう。

3-4.安全装置の確認・点検をする

一酸化炭素中毒を予防するためには、安全装置が正常に働いているか確認し、点検をきちんとしましょう。最近のガス給湯器などには、不完全燃焼を予防するために安全装置がついているはずです。不完全燃焼を引き起こすと、ピーという警報音が鳴るなどで知らせてくれます。

4.給湯器や湯沸かし器のトラブル・設置について

給湯器や湯沸かし器のトラブル対応や設置は、信頼できる業者に相談することが大切です。

4-1.こんなときは業者に相談するべき

給湯器や湯沸かし器を使用中に以下のような状態が見られるときは、業者に相談してください。

  • 何もしていないのに火が消えることがある
  • お湯がぬるい・出ない
  • 頻繁にエラーが起こる
  • 異臭・異音がする

4-2.信頼できる業者の選び方

給湯器や湯沸かし器のトラブルや設置は、以下の条件を満たす業者に相談すると安心です。

  • 給湯器や湯沸かし器などの設置実績が豊富
  • 豊富な種類のガス給湯器・湯沸かし器を取り扱っている
  • 技術力やトラブル対応力の高さで定評がある
  • リーズナブルな費用設定
  • 希望の工期に対応してくれる
  • スタッフの対応がいい
  • 顧客からの評判がいい
  • 保証やアフターサービスが充実している

なお、当給湯器設置・交換ガイドでも、給湯器や湯沸かし器のトラブル・設置のご相談をお受けしています。まずは、お気軽にご相談ください。

4-3.アフターフォローが大切

業者選びをする際に、特に重視したいのがアフターフォローが充実していることです。給湯器は使用頻度が高く、いつ不具合を起こすか分かりません。信頼できる業者では、購入後の保証や定期点検などのアフターサービスが手厚いものです。何かあったときにすぐ対応してくれる業者なら安心できます。

5.一酸化炭素中毒に関するよくある質問

最後に、一酸化炭素中毒に関する質問に回答します。それぞれ確認してください。

Q.時間がたつほどに気分が悪くなる場合はどうする?
A.命にかかわることもあるため、すぐに病院に行ってください。一酸化炭素中毒は、時間差で症状が現れることがあるため、油断は禁物です。

Q.せっかく暖房したのに換気するのでは効率が悪いのでは?
A.確かに、窓を開ける・換気扇を回すなどで、暖まった空気の一部は屋外に出て行ってしまいます。締め切った状態で温めるよりも、効率が悪くなるでしょう。しかし、一酸化炭素中毒を予防するためには必要不可欠なのです。

Q.ガス警報器を設置していれば一酸化炭素中毒にならない?
A.断言できません。ガス警報器の設置場所から離れた場所で不完全燃焼が起き、一酸化炭素中毒が発生するケースもあります。また、ガス警報器が故障していれば意味がありません。

Q.古い給湯器を使っていると一酸化炭素中毒になる?
A.必ずしもなるとは言えません。しかし、寿命を迎えた給湯器は、不具合が出やすく一酸化炭素中毒を引き起こしやすいのも事実です。購入後10年を経過した給湯器は、交換を検討してください。

Q.一酸化炭素中毒の後遺症には何がある?
A.いったん回復したかのように見えても、数週間程度経過してから手足のしびれ・意欲の低下・認知機能障害・歩行障害などが出ることがあります。一酸化炭素中毒と診断され、治療を受けた後でも安心せず、異変が出たらすぐに再受診してください。

まとめ

今回は、一酸化炭素中毒について詳しく解説しました。一酸化炭素中毒は、ガス給湯器の不完全燃焼などが原因で起こります。まずは、ガス給湯器や湯沸かし器、ガスレンジなどを正しく使うことを心がけましょう。また、機器を使用する際に十分な換気を行うことも忘れないでください。なお、ガス給湯器にも、寿命があります。寿命を迎えたガス給湯器は、信頼できる業者によく相談し、早めに交換するといいでしょう。