お風呂の残り湯を洗濯に使う場合の注意点とは?衛生面は大丈夫?

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お風呂の残り湯を洗濯に使う、ということはかつて当たり前に行われてきたことでした。
しかし、清潔志向が高まった現在では「雑菌が気になる」「清潔になった気がしない」という意見もあります。
そこで、今回は風呂の残り湯を洗濯に使った場合の効果や衛生さ、さらに注意点などをご紹介しましょう。
よほど大人数が入浴しない限り、お風呂のお湯が濁るほど汚れる、ということはありません。
しかし、洗い方によっては臭いが気になることもあるのです。
この記事を読んで、ぜひ残り湯を有効活用しましょう。

  1. 残り湯で洗濯をするメリットとは?
  2. 残り湯で洗濯するのは抵抗がある方も多い?
  3. 残り湯で洗濯する際に気をつけることとは?
  4. ​お風呂の残り湯は掃除にも使おう
  5. おわりに

1.残り湯で洗濯をするメリットとは?

浴槽にお湯をためると、小さいものでも200リットルは入ります。
家族の人数が多いほど使う水の量も多くなるでしょう。
また、今の日本で暮らしていれば土木作業などをしていない限り、入浴したらお湯が真っ黒になるということもありません。
日本の入浴は、浴槽の外でかけ湯をして体を洗い、それからお湯につかります。
そのため、浴槽のお湯は比較的清潔にたもたれているでしょう。
また、核家族化が進んだ現在では、家族の人数も減っています。
ですから、家族全員が入浴したとしてもお風呂のお湯はきれいに見えるでしょう。
それをそのまま流してしまえば、排水になるだけです。
一方、洗濯も今は全自動のものがほとんどでしょう。
1回の洗濯につき洗いとすすぎを含めて100リットル近くの水を使います。
つまり、毎日浴槽にお湯をためて洗濯をした場合、1日つき300リットル近くの水を使うのです。
これでは水道料金もバカになりません。
ですが、残り湯で洗濯した場合50リットル~80リットルの水を再利用できます。
つまり、水道の使用量を大幅に節約できるでしょう。
また、下水道に流す水がそれだけ少なくなれば、環境保護にもなります。
さらに、お風呂のお湯は翌日の朝くらいまでなら、ぬくもりが残っていることが多いでしょう。
洗濯物の汚れの多くが皮脂汚れ。
つまり、油です。
油は水よりもお湯で落ちやすいことは、皿洗いをしたことがある方ならばお分かりいただけるでしょう。
つまり、お風呂の残り湯で洗濯をした方がより汚れが落ちやすいのです。

2.残り湯で洗濯するのは抵抗がある方も多い?

しかし、残り湯で洗濯をすると衛生面が気になるという方も多いでしょう。
体の表面には無数の雑菌がいますし、体を洗ったからといってそのすべてが落ちるわけではありません。
さらに、お湯の中というのは雑菌が繁殖するのには非常に適しています。
一晩たてば最初は数個だった細菌が数億個になっていることも十分あり得るのです。
こんなことをいうと、「やっぱりお風呂の残り湯で洗濯をするなんて、不潔」と思う方もいるでしょう。
確かに、お風呂のお湯を使って最後のすすぎまで行ってしまうと、雑菌や垢(あか)などが洗濯物に残ることもあるのです。
このような雑菌や垢(あか)は臭いのもとになるため、かわいた洗濯物から臭いがするようになることもあります。
しかし、最後のすすぎを水道水で行えば、雑菌や垢(あか)が残っていたとしても、洗い流されるのです。
つまり、洗剤を入れた洗いの部分だけを残り湯で行いましょう。
そうすれば、残り湯を使っても臭いは気になりませんし、清潔さも問題ないのです。

3.残り湯で洗濯する際に気をつけることとは?

では、残り湯で洗濯するときにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
この項で、詳しくご紹介します。

3-1.電動ポンプでくみ上げを行おう

残り湯で洗濯をするために、ぜひそろえておきたいアイテムが電動ポンプです。
今は、洗濯機についていることも多いでしょう。
バケツでお湯をくみ上げるのは重労働です。
また、全自動の場合は洗濯機が洗濯物の量を考えて水の量を決めるので、最初から残り湯を入れておくと、洗濯の開始がおそくなることもあります。
一般的なお宅ならば、洗濯機置き場とお風呂場はすぐ近くというところが多いでしょう。
お風呂場と洗濯機置き場が離れているという場合は、ホースが届くかどうかを確認してください。
たまに、古いアパートなどでは洗濯機置き場がベランダで浴室とは離れているというケースがあります。
この場合は、残念ながら残り湯を使った洗濯には不向きです。

3-2.入浴剤に気をつける

よい香りのする入浴剤をお風呂に入れるのが楽しみ、という方も多いでしょう。
しかし、入浴剤入りのお湯は色水のようなものです。
ですから、色鮮やかな入浴剤を入れたお湯で洗濯をすると、白いものは染まってしまう可能性があるでしょう。
また、バスソルトなどは塩ですから、洗濯機がいたむ可能性もあります。
ですから、入浴剤を入れたお湯で洗濯をするのはできるだけ避けましょう。
また、入浴剤の多くが香りつきです。洗濯の仕上げに柔軟剤を入れるという方もいますが、入浴剤の香りと柔軟剤の香りが混じり合うと、悪臭に近いものになる可能性もあります。

3-3.重曹を入れると汚れ防止にもなる

どうしても雑菌の繁殖が気になるという場合は、家族が入浴した後に重曹を入れておきましょう。
水がアルカリ性になりますので、雑菌の繁殖を防いでくれます。
また、お風呂のお湯の洗浄剤なども売っていますので、それを使うのもよいでしょう。

4.お風呂の残り湯は掃除にも使おう

お風呂の残り湯は、掃除に使ってもよいでしょう。特に、お湯で床掃除をすると汚れがよく落ちます。
また、泥汚れの下洗いをするのにも適しているのです。
子どもがスポーツクラブに入っているという場合は、ユニフォームが泥で真っ黒ということも珍しくありません。
そんな場合は、お風呂の残り湯で下洗いをした後で洗濯しましょう。
また、汚れがつきやすい靴下や襟元などを下洗いするのにも適しています。
植物の水やりに風呂の残り湯を使いたいという場合は、完全に水になってから行いましょう。
ぬるま湯を植物に与えると、根腐れを起こしてしまうこともあります。
また、お風呂のお湯をなにも使わないという場合も、念のため一晩くらいはためておきましょう。
もし、夜中に地震などの災害が起きた場合、お風呂にお湯がためてあるとトイレにも困りません。
赤ちゃんやペットの落下が心配という場合は、お風呂場の戸に簡易ロックをかけておいたりふたをしっかりと閉めておいたりすれば大丈夫です。

5.おわりに

いかがでしたか?今回はお風呂の残り湯で洗濯をするメリットや注意点についてご紹介しました。
お風呂の残り湯をただ捨てるのはもったいないですから、ぜひ活用したいものです。
ただし、集合住宅の場合は電動ポンプの管理をしっかりと行いましょう。
万が一電動ポンプが洗濯機から外れた場合、床が水びたしになる可能性があります。
集合住宅の床は防水ではありませんから、放っておくと階下へ水もれしてしまうでしょう。
また、入浴剤を入れたお湯は、掃除以外は使わない方がよいですね。
特に、バスソルトが入っている水を植物にあげてはいけません。
塩水ですから植物が枯れてしまいます。
お風呂のお湯を洗濯に使いたいけれど、香りや色のついたお風呂を楽しみたいという場合は、リンゴやミカンの皮を干したものを入れたり、日本酒をコップ一杯入れたりした天然の入浴剤を試してみてください。
これならば残り湯も活用できます。