食器洗いはお湯と水どちらが汚れが落ちやすい?その理由は?

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寒い季節になると、食器洗いもつらくなります。冬は食器をお湯で洗うという方が多いでしょう。お湯の方が汚れは落ちやすい、というイメージがある方もいると思います。しかし、実は水の方が落ちやすい汚れもあるのです。

そこで今回は、食器洗いをする際の水とお湯との使い分け方をご紹介します。水で落ちやすい汚れとはいったいどのようなものでしょうか?

また、少ないお湯や水で食器を洗う方法もご紹介します。毎日食器洗いをする方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

  1. お湯と水、それぞれ落ちやすい汚れは?
  2. お湯の方が手荒れをおこしやすいって本当?
  3. 少ない水やお湯で食器をきれいにする方法は?
  4. 食器洗い機のメリット・デメリットは?

1.お湯と水、それぞれ落ちやすい汚れは?

まず始めに、お湯と水、それぞれ落ちやすい汚れをご紹介します。今は蛇口で温度調節も簡単にできるので、洗い分けの参考にしてください。

1-1.お湯の方が落ちやすい汚れは?

肉や魚の脂肪や、サラダオイルなどの油汚れはお湯の方が落ちやすいです。これは、油が常温や低温だと固まりやすくなるため。特に、冬は時間がたつほど油がお皿にこびりつきやすくなるでしょう。煮物の煮汁などにも、油が溶けこんでいるものが多いです。

1-2.水の方が落ちやすい汚れは?

逆に、水の方が落ちやすいのはタンパク質による汚れです。代表的なのは、牛乳や豆乳による白っぽい汚れでしょう。また、卵の黄身もタンパク質です。タンパク質は熱を加えると固まる性質があります。ですから、お湯で洗うとかえってお皿にこびりついてしまうのです。

1-3.お湯で洗っても殺菌効果はないの?

お湯で食器を洗う理由に、殺菌効果を挙げる人もいるでしょう。しかし、食器洗いに使うお湯の温度では、殺菌効果はありません。

ただし、熱湯を食器にかけたり食器を鍋で煮たりすれば殺菌効果は期待できます。しかし、漆器など熱に弱い食器も多いので、不用意に熱湯をかけないように注意してください。陶器の普段使いのお皿くらいなら大丈夫です。

2.お湯の方が手荒れをおこしやすいって本当?

水で食器を洗うと手荒れが心配、という方も多いでしょう。しかし、実は手荒れはお湯で食器を洗った方が起こしやすいのです。お湯は水に比べると温度が高い分蒸発しやすいのですが、蒸発するときに皮膚の中にある水分を一緒に持っていってしまいます。

さらに、洗剤の中には「界面活性剤」という物質が含まれているのです。これは、油を水に溶けやすくする効果があるために、皮膚の中に脂分も一緒に水に溶かしてしまいます。「がんこな油汚れもよく落ちる」と宣伝している洗剤ほど、脱脂効果は高いでしょう。ですから、洗剤とお湯を使って食器を洗っている人ほど手荒れが起きやすいのです。

3.少ない水やお湯で食器をきれいにする方法は?

では、できるだけ少ない水やお湯で食器をきれいにするにはどうしたらよいのでしょうか? この項では、その一例をご紹介します。実践していただければ、光熱費の節約にも効果的でしょう。

3-1.油汚れは拭き取る

食器を洗う前に、油汚れはキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。これだけでもかなり汚れが落ちやすくなります。特に、カレーは油脂のかたまりですから、入念に拭ってください。揚げ物の場合は、お皿の上に油を切るための紙を敷いておくとよいでしょう。

3-2.しばらく水につけておく

食器にこびりついた汚れは、時間がたつほど乾いて取れにくくなります。ですから、しばらく洗う時間がない場合は、食器を水やぬるま湯につけておきましょう。そうすれば、乾燥することもありません。

ただし、油で汚れた食器を重ねると、裏側まで汚れがこびりつくことも多いです。ですから、水につける前に汚れを落としましょう。

3-3.タンパク質の汚れを先に洗い後からお湯で油汚れを洗う

食器を洗う順番ですが、最初に水でタンパク質の汚れを落としましょう。その後、温度を調節してお湯で油汚れを落としてください。なお、タンパク質の汚れも油汚れも洗剤を使わなければ落ちにくいです。手荒れが気になる方は、ゴム手袋を使いましょう。

また、食器を洗った後に保湿クリームなどを塗れば手荒れしにくくなります。肌が弱い方は、食器用の石けんを使った方が手はあれにくいでしょう。

4.食器洗い機のメリットデメリットは?

今は共働きの家庭も増えたため、家事の時間節約に食器洗い機を使うご家庭も多いでしょう。しかし、食器洗い機に入れておけばすべての食器がきれいになるというわけではありません。最後に、食器洗い機のメリットとデメリットをご紹介しましょう。

4-1.食器洗い機のメリットは?

食器洗い機のメリットは、食器を機械に入れてセットすれば乾燥まで自動で行ってくれることです。これにより、家事の時間は大幅に短縮されるでしょう。

また、食器洗い機は80度の高温で食器を洗う製品もあります。このくらい温度が高ければ、殺菌効果も期待できるでしょう。さらに、食器洗い機が大きければ1日分の洗い物を一度で済ませられます。その方が、食事ごとに食器を洗うよりも光熱費の節約になるでしょう。

4-2.食器洗い機のデメリットは?

食器洗い機は、すべての食器が洗えるわけではありません。オーソドックスな陶器の食器ならば問題ないでしょう。しかし、銀食器やクリスタルガラス、熱に弱い漆器やプラスチック製の食器などは色が変わったり変形したりする恐れがあります。

さらに、形状が複雑な器の場合は、すみの方の汚れが落ちないこともあるのです。つまり、高級な食器ほど、食器洗い機は不向きになります。

また、日本は世界的に見ても器の形が複雑で、種類もたくさんあるのです。ですから、使う食器の種類が多いご家庭ほど、結局は手洗いをしなければならないものが出てくるでしょう。

食器洗い機は調理器具も洗えません。フライパンやお鍋なども手洗いが必要です。

4-3.食器洗い機を後付する場合の注意点

システムキッチンの中には、食器洗い機が最初から組み込まれている製品もあります。後付で食器洗い機を設置したいという場合は、設置場所を確保しましょう。いくらコンパクトのものでも、それなりの大きさがあります。狭いキッチンに無理やり設置すると、作業台が狭くなるでしょう。

さらに、給湯機から食器洗い機に配管がつなげないとお湯で食器を洗えません。配管ができないと水洗いだけになるため、汚れによっては落ちにくいこともあるでしょう。

おわりに

今回は食器を洗う際の水とお湯の使い分け方をご紹介しました。

まとめると

  • 油汚れはお湯の方が落ちやすい。
  • タンパク質の汚れは水の方が落ちやすい。
  • お湯の方が手荒れをしやすい。
  • 食器にこびりついた汚れはできるだけぬぐい取って汚れを乾燥させない。
  • 食器洗い機はすべての食器を洗えるわけではない。

ということです。

家族が多いほど、食器洗いは大変になるでしょう。共働きのご家庭ならなおさらです。ですから、家族が協力して汚れを落ちやすくしておきましょう。

また、食器洗い機をフル活用したい場合は、食器の種類を統一しておくとよいですね。スタンダードな陶器の食器や耐熱性のプラスチックの食器ならば、食器洗い機で一気に洗えます。平日はそのような食器を使い、オシャレな器は土日限定にすると、家事にも余裕が生まれるでしょう。